みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

35歳

2012-03-06 | television
「最後から二番目の恋」というドラマを観ていて、ふと気が付いた。
中井貴一演じる50歳の兄が、坂口憲二演じる35歳の弟に諭す。
「おまえも50歳になって、50歳を味わえ」。
病持ちで、いつ命を落とすかわからない弟に、生きろと言っているのである。

私がアテンションしたポイントはそこではない。
中井貴一は、その昔、「Age35」というドラマで35歳を演じていたのだ。
彼は大手企業の課長だかなんだかで、2人(双子の幼稚園児)の子持ちだった。
田中美佐子が妻役で、瀬戸朝香と社内不倫していた。
田中美佐子にはかつての恋人が出現し、なんとなくいいムードになっていき、
瀬戸朝香は中井貴一の子供を妊娠して会社を辞めた。
と、まあ、35歳の主人公はずいぶんといろんなものをしょっていたのである。

ところが、「最後から二番目の恋」での坂口くんといえば、
いろんな女性に愛を与える天使と呼ばれた、鎌倉のカフェのオーナー。
現在はキョンキョンと恋人関係にあるのだが、
かっこよくて優しくて、なにしろ「若い男の子」というキャラが強調されている。

思えば、中井貴一はもうずーーっと何年も「おっさん」を演じているのだ。
(いえ、あんなステキな50歳もなかなかいないですけどね)
かたや、坂口くんはいつまでも「青年」を演じている。

ふたりの俳優がどうのこうのということではない。
つまりね、今の30代って、昔に比べて若者である期間が長いんだよ。
だから、「もう35だし」とか、ぜんぜん思わなくていいの。
今の35歳って、ひと昔前の25歳くらいなの。

という話です。
オチなし。
「Age35」の主題歌「いいわけ」はシャランQの名曲で、
当時カラオケでよく歌ったなあ。



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