みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

涙なんかじゃない

2006-08-22 | kid
3歳を目前にして、こうたろうの性格が定着してきたのがわかる。
「おっとりマイペース」というのが1歳になったあたりからの
彼のキャッチフレーズ(?)だったのだが、加えて几帳面であり、
ひょうきんであり、そして意外と負けず嫌いなことがはっきりしてきた。
こういうのって、どれだけ先天的でどれだけ後天的なのかなあ。

几帳面という点は、去年保育園の先生によく言われていたのだが、
最近のトイレトレーニングの中でもよく感じる。
うちは、トイレの壁に補助便器をひっかけるようにしてあるのだが、
こうたろうは用を足し終わると、水を流し、自分でその補助便器を壁に戻して、
便座のフタを必ず閉めて出てくるのだ。
便座のフタなんて、うちでは誰も閉めないんですけど!?
保育園の子供用トイレにもフタなんかないんですけど!? 
っていうか保育園のは和式だし。

負けず嫌いなのは、最近顕著に表れてきた傾向。
ただ、誰かと競走して負けるのがイヤというのとはちょっと違うみたいで、
自分にできそうなことができないというのがくやしくて仕方ないらしいのだ。
おもちゃのパーツがうまくはまらないとか、洋服が上手に着られないとか。
「できない~~っ!」と自分に腹を立てながら、あきらめずにできるまでやる。
あと、このあいだヒットだったのは、私に叱られて泣いているとき、
「ほら、涙ふいて」と私が言ったら、
「これは涙じゃない! 汗!」
と主張していたこと。
我が子ながらあっぱれだなあ、と感心してしまった。(←親ばか)
名言じゃありませんか。「これは涙じゃない、汗だ!」なんて。

なんというか、もう精神的には親の手を離れたというか、
自己確立のベースができたというか、
私にまんがいちのことがあっても大丈夫だな、なんて思ってしまった。
もちろん、まだまだあまったれで、抱っこ抱っこ星人だし、
どんな場合もひとりにはできないけど、
もうコイツはなんとか自分を持って生きていけるな、と思う。
頭を使って、体を使って、言葉を使って、そのキャラを使って。

私がこうたろうに望むのは、健康であることと、自分で選ぶ力を持つこと。
人様に迷惑をかけることさえしなければ、あとは好きに歩いていって欲しいと思う。