お母さんがお迎えに来る生徒Mちゃん、今日に限ってお迎えが遅いのでどうしたのかと思ったら
「お母さん、図書館に携帯電話の後ろの部分を忘れてきちゃったので探しに行ったから遅いかも」。
後ろの部分って裏のことだと思うけど、まずなんでそこ取れる?そして忘れる?それも図書館に!
わからないことだらけだったが、息せき切ってやって来たお母さんは満面の笑顔で「ありましたーーっ!」。
勢いがあり過ぎて理由を聞けなかったことが心残りだ。
二年生のKちゃんが時間になっても来ない。ついもきちんと早く来るのに。
気になって携帯を見たらお母さんから着信していた。
電話してみると「一度そちらに向かったのですが、途中まで行ったらなんだか怖くなったらしく
‘こわいーー’と大泣きして帰ってきたんです。すみません、今日はダメみたいです」。
怖いのは私のことではなく、一人で街を歩くことについてです、念のため。
まあ特別怖がりの彼女でもあるけど、低学年の時ってこうやってわからない気持ちを
抑えられなくなる時ってあった。私もよく小学校から帰ろうとしたもんだ。
そんな不安定な子供の精神の拠り所になるお母さん達ってすごいなーと思う。
自分より年下なのに頼られてもビクともしないんですぜ。
大人になるとそういう拠り所がなくなるから、怖いもへったくれもなくなるわけで
まあ嫌でも行かないと、こなさないとならない事がたくさん出てくる。
子供時代っていいよなあ…。