海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「ドイツ連邦軍は、金がかかって、効率が悪い」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2011年07月03日 | 国際政治
ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集
グールド(グレン)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

ある新聞報道によると、連邦軍は、他の西ヨーロッパ軍と比べて、非常に非効率的である。ドイツ兵士の動員能力数は、7,000名であるが、イギリスは、2万2千名、フランスは、3万名である、と『週間経済』紙は報道している。
ドイツでは、それぞれの連邦軍兵士の後ろに、35名の兵士と15名の民間人が支援のために控えていると、同紙は述べている。フランス人の場合は、支援のために必要な人数は、兵士8名と民間人2名である。イギリス兵の場合は、兵士9名と民間人4名が必要である。
兵士1名が動員された場合、経費として、5.16百万ユーロ(5億7,500万円)が必要であり、EU平均より3倍高額である。
防衛省の報道官は、数字には言及しようとしなかった。「連邦軍は、現在、もっと効率的にしようと、戦力の新整備計画を立案中だ」と報道官は述べた。トーマス・ドメジール防衛相は、計画された改革において、重点を国家の防衛よりも国際的参加へと切り換えるつもりである。兵士の数を削減すると述べたのに、実際には、7千名ではなくて、1万名の兵士が外国に派遣されることになる。
FPDの防衛政策担当者であるクリストフ・シュヌルは、『週間経済』紙に対して、インプットとアウトプットとは、連邦軍の場合、ひどい割合になっている。「連邦軍は、中心的能力を、停止している戦車軍団から高度に動的な派遣軍にまだ置き換えていないのだ」と述べた。
防衛改革においては、軍事力は、22万名の兵士から18万5千名に下がる予定だが、必要な民間人の数も1万名削減されなければならない。
金曜日には、徴兵義務は、50年ぶりに、公式に廃止された。将来、職業軍人とパートタイマーの兵士の数は、17万名になる予定だ。それを超える志願兵の数は、ドメジール防衛相はさしあたり5千名になると計算している。努力目標は、志願兵1万5千名である。7月1には、しかし、志願兵は、3,400名しかいなかった。(後省略)
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