海外のニュースより

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「ペトレイアス、軍事的焦点を向け直すようにパキスタンに要求」と題する記事。

2009年04月26日 | テロリズム
ペトレイアスは、パキスタンの反テロ能力基金に対する米国議会の支持を要請した。より急速な訓練とパキスタン軍へのもっと多くの装備を与えることを可能にするもっと柔軟な資金の使用を要求した。
「パキスタン軍は、部族地域での作戦を増大した。しかしながら、もっと広範な仕事が必要であること、最近の出来事(タリバン軍がパキスタンの首都イスラマバードの100キロに迫ったことを指す。)はそのことを強調していることは誰でも認めている」とペトレイアス大将は、「支出適正委員会」の前で証言した。
特に、パキスタンは、その軍事力を伝統的なライバルであるインドに向けられた焦点を反政府勢力に対する作戦に向け変えねばならない。
ペトレイアスが求めている、2009年度に4億ドル(360億円)の予算をもった基金は、彼が監督している米国の中央員会経由で直接支給される。この取り決めは、中央軍司令官にどれだけの資金が使用されるかをコントロールする権限を与えており、パキスタンが計画の概要にしたがって、必要な訓練を完成するまで、パキスタン軍の装備を留保することができる。
基金は、イラクとアフガンの兵士と警察官を訓練し装備するのに使われたものと似ていおり、反政府軍に対して投入されているパキスタン軍のために調節されるとペトレイアス大将は述べた。
このような米国の軍事訓練は、部族支配地域とパキスタン北西部で作戦遂行中の少数のパキスタン軍のために行われていると、彼は述べた。300人から350人の前線部隊がスワート渓谷からタリバンが移動したブネル地域に投入された。
「タリバンは、前線部隊の到着以前に退却したと思われる。したがって、この能力はわれわれを非常に助けている」とペトレイアス大将は述べた。
議会は、現在の補助的な支出法案で、パキスタン軍のための新しい基金を支持する模様である。しかし、2010年度の計画に関しては、議論があるかもしれない。その理由は、何人かの議員は、この反政府勢力対策基金を米軍経由でなく、国務省経由で支出することが望ましいと考えているからである。
[訳者の感想]これは4月25日の『ロサンジェルス・タイムズ』紙の記事です。
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