海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「新たな内戦を防ぐ」と題する『フランクフルター・アルゲマイネ・ネット』の記事。

2010年07月31日 | イスラム問題
2010年7月30日:五年間、このようなことは考えられなかった。レバノンはアサド・シリア大統領を歓迎している。ハリリ元首相の殺害後、レバノンを29年間コントロールしていたシリアは、非難のあらしの中、レバノンから出て行った。しかし、金曜日、アサド大統領は、空港から大統領官邸までの途中で、シリアとサウディ・アラビアの国旗に縁どられたアサド大統領とサウディ・アラビア国王アブドラの肖像画によって歓迎を受けた。
よりによって、「ハリリ特別法廷」の告訴状は、流血の対決に対する恐怖をレバノン国内に引き起こしたからだ。アサドとアブドラとは、緊張を緩和し、レバノン国内の平和を維持するために、一緒にベイルートに赴いた。
目の前に迫っているヒスボラのメンバーに対する告訴状は、この地域のカードを切りなおした。というわけは、シリアは、それによってライバルと距離を置くことができ、イランは、自分の核施設に対する攻撃の場合に、もはや、イスラエルに対する報復攻撃のためにヒズボラを頼りにしないかもしれないからだ。
彼らがダマスカスから飛び出す前に、アサドとアブドラとは、レバノンにおいて平和を維持するために何でもやるということで了解した。
それ以外に、彼らは対立する党派の間に相互信頼のあらたな基礎を作ることを望んでいる。ヒスボラが数日間ベイルートをコントロールした2008年5月のような対立は、繰り返されてはならない。彼らは、このメッセージをベイルートに伝えようとしてる。(以下省略)
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