海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「これほどの規模のテロは、予想されなかった」と題する『ツァイト・オンライン』の記事

2008年11月29日 | テロリズム
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ツァイト紙:最近のインドでのテロに関して、テロの新しい質が、問題になっています。このテロはどこが他のテロと違うのでしょうか?
クルスチャン・ワーグナー:新しい質は、われわれが初めて外国人と観光客とに対する攻撃を見たという点にあります。もう一つは、多分のテロを実行したのが土着のインド人モスレムという点です。「デカン・ムジャヒディン」というグループは、これまで存在しませんでした。私の推測では、彼らは、最近、数週間、数ヶ月間にデリーなどで一連の小さなテロ攻撃を行ったインド人聖戦士の周囲に所属しています。テロリストがインド人モスレムだとすると、彼らが国際的なテロ組織とつながりを持っていると推測されます。準備・実行・武器の入手法・組織は、われわれの相手が経験を積んだテロ・グループだということを示しています。恐らく、アルカイダやパキスタンのイスラム主義グループと関連があるでしょう。
ツァイト紙:アルカイダが背後にいるという証拠はありますか?
ワーグナー:第一に、外国人と観光客がねらわれたということが証拠になります。アルカイダは、数年前に、インドに対して宣戦布告しました。カシミール地方をインドから解放し、インド連盟をイスラム化しようとしてます。ここでは、しかし、西欧の観光客をねらった点がアルカイダの特徴を示しているでしょう。
ツァイト紙:インド出身のテロリストというのは、どういう人たちですか。
ワーグナー:それは大きな問題です。インド政府は、インド国外にある痕跡を示唆しています。実行の仕方に関して言えば、それは当たっているかもしれません。しかし、インド在住のモスレムが際だって過激化しており、特に、モスレムの若い世代には大きな不満があるいるというインド国内の議論があります。この予備軍から戦士を募集することに戦闘的な集団が成功したとすると、テロの新しい質が問題になります。(以下省略)
[訳者の感想]私はあのテロリストはパキスタンから来たのだと思っていましたが、どうもインド生まれのインド育ちのモスレムが中心のようです。インドの経済発展から取り残された人たちでしょうか。ヒンヅー・ナショナリズムに刺激されて、それに抵抗するのであれば、外国人をねらう必要はないように思いますが。まさか、「ムガール帝国」を再興しようというのではないでしょうね。

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