海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「連銀、1兆ドルを金融市場に投入」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2009年03月19日 | アメリカの政治・経済・社会
 連銀議長のベン・バーナンキは、数名のアナリストが「劇的」だと表現した決議に対するコメントで、「1月の発券銀行総裁会議以来、経済情勢はさらに悪化した。FRBは、この情勢においては、より悪い事態を防ぐために、利用できる手段をすべて利用するだろう」と述べた。
 昨年の攻撃的な公定歩合の引き下げ後に重要でなくなった公定歩合を、金融市場に対する連銀が利用できる公開市場操作によって、0%と0.25%の間の目標帯に維持することになった。この公定歩合はかなり長期に渡って維持される予定である。
 連銀は、米国金融市場での不良債権買い取りを拡大する用意があると宣言した。それに対して、7千500億ドルが用意されている。それでもって、連銀は、抵当証書つきの不動産債権を獲得するために、以前の購入に加えて、約1兆2500億ドルを調達する予定である。
 債権市場では、連銀の告知によって、利率が上昇し、ドルはユーロに対して安くなった。ダウ・ジョーンズ指数は、プラスに転じ、1.2%上昇して、7,486ドルになった。バーナンキ議長は、既に12月に、連銀が国債を買い取るかもしれないという可能性を示唆した。それによって、彼は銀行と国家に数十億ドルを供給しようとしている。(後略)
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