海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「金正日は、ブッシュの承認を勝ち取る」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2008年06月27日 | 北朝鮮問題
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金正日は重要な成功をねらっている。ワシントンは、他の国から切り離されたこの飢えた国に対する貿易制裁を止め、「テロ支援国」のリストからはずす予定だとブッシュ大統領は、議会で宣言した。
反対給付として、北朝鮮は実験室、研究所、試験場など核施設の記録を手渡した。それ以外に文書は、平壌が寧辺の反応炉から得たプルトニウムの量も暴露する予定だ。アメリカ人は、その量を37キログラムだと見積もっている。
これらすべてはいわゆる六者協議での何年もかかった綱引きの後に北京で合意に達した。
これで、朝鮮半島は原爆を持たなくなると外交官たちは見ている。
その第一歩として、朝鮮人は、寧辺にある出力5メガワットの反応炉を解体し、彼らの核計画についての情報を提供するはずである。その報酬として、彼らは100万トンの重油を受け取る。最後の段階では、米国が北朝鮮を外交的に承認し、平和条約を締結するはずだ。というのは、1950年から53年まで続いた朝鮮戦争は、形式的にはまだ終わっていないのである。
北朝鮮は、二つの重要な条件を満たした。つまり、国際的な専門家の目の前で、古くなった寧辺の反応炉を停止し、再濃縮装置も停止した。今週金曜日、冷却塔が爆破される。政権はそのためにわざわざアメリカのテレビ局の入国を許可した。(以下省略)
[訳者の感想]精製したプルトニウムはどこにおいているか、核弾頭はいくつ作ったかは、白状していないようです。これで「朝鮮半島から核兵器がなくなる」とは思えません。
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