杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

パイロット版試写&トーク IN 藤枝

2010-06-15 10:17:10 | 吟醸王国しずおか

 6月12日(土)は藤枝市生涯学習センターで、『吟醸王国しずおか』パイロット版試写&トークの会を開催しました。15時・17時・19時の3回上映で、試写の後は藤枝市の蔵元(杉錦、喜久醉)とトークをし、終了後は吟醸王国しずおか映像製作委員会の蔵元7社(富士錦、正雪、初亀、磯自慢、杉錦、喜久醉、若竹)の自慢酒の試飲をお楽しみいただきました。

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 会場が駅から少し離れていて、車で来た人も多かったため、運転手の方には杉錦と喜久醉の汲みたて仕込み水を飲んでいただきました。「藤枝市内なのに、比べて飲むと違うね~」と蔵元同士も互いの水を試飲しながら、参加者と地酒談義・水談義を楽しみました。

 

 告知期間が短かったため、15時の回は30人ほど来てくれましたが、17時は5人、19時は3人と、ちょっと寂しい結果でした。

 杉錦、喜久醉ファンにはサービス満点のプログラムじゃないかと思ったんですが、自分の力の至らなさを恥じるばかりです。

 

Imgp2603 ・・・それでも最後まできちんとトークをし、試飲コーナーでも丁寧に解説をしてくれた杉井均乃介さん、青島孝さんの誠実な態度には、本当に感動しました。お2人と至近距離でざっくばらんな話が出来て、17時・19時の参加者の方はとても喜んでくれたみたいです。

 

 

 15時の初回に車で来て、「こんなにいい酒が一度に試飲できるなんて」と、いったん帰宅して車を置いて、17・19時の会に来てくれた人もいました。「飲み会の予定があったけど、ここにいるほうが楽しい」と、終了後の食事会までImgp2598 つきあってくれた人もいました。

 

 

 19時の回の直前10分前に、HPで知って大慌てで会場へ駆けつけたという藤枝在住のライター青陰悦子さんは、ご自身が復興に尽力中の島田みのる座で完成上映会を…という素敵なプランを提案してくれました。青陰さんのブログはこちら

 また静岡から駆け付けてくれた一級建築士・家具デザイナーの野木村敦史さんからも「職人仲間の勉強会で試写を」と嬉しいプランをいただきました。野木村さんのブログはこちら

 

 この作品が、酒の業界の枠にとどまらず、地域を良くしたい・地域で頑張りたいという人々とつながって、みなさんで育ててもらえたら…と強く願います。

 日本酒のプロモーション映像なら、酒造組合や酒販組合が造ればいいし、個々の銘柄のPRなら各社がCMを作るなり個別にテレビ取材なり受ければいいこと。私のような立場の人間が、心ある同志や蔵元の協力で制作する以上、「心でつながる」「心でつなげる」やり方を貫こう…と噛みしめました。

 12日の様子はこちらをぜひご覧ください。

 

 

 まだまだ完成への道は険しく、「力不足」でイジケてる余裕はありません。次回は掛川。飲食店内の壁掛けテレビでの試写なので、大きなスクリーンとは違ってちょっと観づらいかもしれませんが、ぜひ多くの方に来ていただきたいと思います!

 

 

 

◆掛川会場
◇日時 6月27日(日) 15時~ *随時上映

◇会場 <試写>掛川ターミナルホテル1階「駅前天国PACCHI」、<はしご酒交流会>「さんぱち屋」「蔵」 *いずれも掛川駅徒歩3分圏内

◇費用 1000円 試飲・おつまみ付き

◇申込 吟醸王国しずおかHP *当日参加もOK

コメント (2)
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