杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

東京酒紀行

2010-08-15 11:18:17 | 地酒

 8日(日)夜は、松崎晴雄さんの日本酒市民講座が終わった後、平野斗紀子さん、里見美香さん、富板敦さんの雑誌編集者トリオにくっついて有楽町ガードレール下の酒場へ。ふだん飲んだことのないチューハイを頼んでみましたが、こんなジュースみたいなのじゃあ飲んだ気分にならないなぁと思いつつ、酔わないおかげで出版文化について熱く語る3人の話がたっぷり愉しめました。

 もっともこの日は、昼間、新宿ライオンで生ビールをガバ飲みし、夕方は松崎さんの会で88種の日本酒をほとんど網羅し、すでに結構なアルコール蓄積量だったんですけど(笑)。

 

 

 

 

 この夜は神田のビジネスホテルに泊まり、翌9日は午前中、谷中~根津界隈をブラ歩きしました。古い街並みや商店街を散策しようと思ったんですが、月曜のせいか定休日のお店が多くて、お目当ての古本屋や骨董屋も入れず、うろうろしてたら、汗のかきすぎでクラ~ッと立ちくらみ・・・。こりゃ軽い熱中症かと焦って、かろうじて見つけた『谷中ボッサ』という喫茶店へ。古い民家をリユースした、ボサノバが流れる雰囲気のあるお店で、ブラジルを一人旅したことがある平野さんは大喜び。「アサイーのデザートボウル」を頼み、ビタミンCをしっかり補給しました!

 

 

 

 お昼は広尾の日赤医療センター近くにある『一汁三菜』へ。谷根千界隈とうってかわった広尾の高級マンション群を縫って歩くと、改めて「東京って複雑だな~」と実感します。

 

 一汁一菜のオーナー朝川佳子さんには、7月の安東米店カミアカリドリーム勉強会でお会いし、安東米店の長坂店長とは大学の同級生で、店では定食にカミアカリを出していると聞いて、楽しみにうかがいました。カウンター7席しかない小さなお店で、30分近く待ってやっと入れました。

 

 でも待ったかいがあって、ご飯もおかずもホントに身体の芯からほっこりする美味しさ!定食は魚料理がメインで、私は銀だらの粕漬け、平野さんは鯖の味噌漬けを焼いてもらい、ごはんは玄米が売り切れで白米でしたが、お釜で炊くのでほどよい硬さで旨みがギュッと凝縮したような食感。性懲りもせずまた昼間からエビスビールを頼んでしまい、ごはんもしっかりお代わりしてしまいました。日本酒では唯一、喜久醉松下米50を置いてあって、食指が動きそうになりましたが、ここで飲んだら寝ちゃいそう…と、グッとガマン。

 

 

 

 

 時計を見たら15時。飲み疲れのせいか、平野さんも私も、ブラ歩きよりもマッサージがいいなぁと意思統一し、六本木ヒルズに移動し、『コリとれーる』という店名通り?のマッサージ屋さんを見つけ、飛び込みで入ったら、これがなかなかよかった! 長風邪でいろいろ薬を飲んでいたせいか2カ月以上生理が止まっていたのに、翌日いきなり来たので、効果てき面だったようです。

 

 

 

 

 帰りは新宿から高速バス。新宿高島屋地下のイタリアンの惣菜店奥のイートインコーナーで、またまた性懲りもせず、私はスパークリングワインを、平野さんはイタリアの地ビールを頼み、さらにつまみと缶ビールを買ってバスで帰りました。

 

 ビール党の平野さんと、洋酒ではウイスキー派の私としては、いつの日か、『地酒をもう一杯欧州編』を作ろうと意気投合した2日間でした(笑)。

 

 

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