杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

新春財テククイズ

2012-01-05 10:44:00 | ニュービジネス協議会

 今日は、昨年、取材したネタで、よくよく考えるとすごーく大事なのにブログで紹介するタイミングを逸したネタを。私が一番苦手で縁のない財テクのお話なんですが、年末年始のクイズ番組を観ていて、ハタと思い出しました。

 

 

 

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 (社)静岡県ニュービジネス協議会の西部部会長を務める原田道子さんは、浜松で税理士事務所と経営コンサルタント会社等を経営されていますが、私が知っている女性経営者の中でもグンを抜くクレバーな方。とにかく頭がよくて数字に強い、男性的な左脳派だと思っていたら、趣味の油絵はプロはだし。右脳の感性回路も常人以上なんです。

 そんな原田さんがニュービジネス協議会の定例会で、素人の私にも解るように、クイズ形式で財テク指南をしてくれました。

 

 

 まずはこんな身近な質問から。

 

 

 

 

 Q・今、いくら貯金があったら安心ですか? (病気やけがをした場合も想定して)

 

 あるアンケートでは「2000万円」という答えが最も多かったそうです。国の社会保障がアテにならない時代、自分の身は自分で守っていくしかないということでしょうか。しかし原田さんは冷静に問いかけます。

 

 

 

■サラリーマンが20~60歳まで40年間真面目に働いたとします。

■毎年50万円貯金したら、60歳で2000万円貯まります。

■30歳で結婚した時から貯めたとすれば、2000万円貯まるのは70歳になってしまいます。

・・・つまり、給料をけずっただけでは財産は築けないということ。個人も何かに投資して利益を得る手段を講じよ、というわけで、今回は不動産を例に解説していただきました。原田さんはこのコンサルによって、不動産会社や建設会社から“ノドから手が出るほど欲しい超優良営業ウーマン”と絶賛されているそうです。

 

 

 

 

 まずはとにかく「数字に強くなる」こと。原田さんはたたみかけるように質問します。

 

 Q・元金均等払いと元利均等払い、どっちがたくさん払う?

 

 

 Q・1億円を年2%で借りるとすると、10年後・20年後・30年後はそれぞれ元利合計でいくら払う?元金均等払いと元利均等払いではいくらの差がある?

 

 

 Q・利益が出るのはどちら? 資金繰りが楽なのはどちら?

 ■Aさんは1億円を借りて土地を5000万円で買い、建物を5000万円で建てた。家賃収入は1000万円。

 ■Bさんは自分の土地の上に1億借り入れて建物を建てた。家賃収入は1000万円。

 

 

 

 

 

 ・実例です。3500万円の物件を全額借金で購入。月額30万円の家賃収入あり。返済は15年。

 ■15年の表面利回りは?

 ■元金均等で合計いくら?

 ■手残りは?

 ■15年後もそのまま30万円で15年貸したら利益は?

 

 

 数字に自信のある方はぜひ計算してみてください。ちなみに最後の質問の最後の答えは「6930万円」で、これを3000万円で売却できれば「約1億円」の財産ゲットということになります。

 

 

 

 原田さんは、財産を築くのに大切なのは、

①数字に強くなれ!

 

②学ぶ時間の長さ

 

③情報

 

④時期・チャンス

 

⑤カン

 

⑥決断

 

⑦粘り強さ

 

 と説きます。財テクとは違うけど、自分の場合、仕事をする上で③から⑦ぐらいまでは多少の心得があるかなと思いましたが、肝心の、①と②がダメだな~と痛く実感しました。みなさんはいかがですか?

 

 

 

 

 

 最後に自己診断クイズを。

 

 Q・あなたはどちらの会社に応募するタイプ?

 

 ■A社の採用条件=①基本給20万円ただし無条件で10万円プラス。②基本給20万円ただしジャンケンに勝ったら20万円プラス、まけたらナシ。①と②どちらか選べます。

 ■B社の採用条件=①基本給40万円ただし無条件で10万円引く。②基本給40万円ただしジャンケンに買ったらそのまま。負けたら20万円引く。①と②どちらか選べます。

 

 

 

 

 各質問の回答は後日紹介します。ちなみに私の最後の質問の答えは「B社の②」。ギャンブラータイプなのかなあ

 

 


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