杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

「かみかわ陽子流視点を変えると見えてくる」発行

2013-12-02 15:59:54 | 国際・政治

 今年もはや12月。先日、40歳になったばかりの知りあいが「30歳から40歳は、あっという間だった」としみじみ言うので、おいおい、40歳から50歳は倍速だぞって嗤い返してしまいましたが、本当に1年があっという間です。

 

 

 今年はレギュラーの取材ものや編集業務がいくつか減って、収入面でも大変きつい1年でしたが、ボリューム感のある重い仕事を個人でいくつか受注しました。

 

 

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 そのひとつが、衆議院議員上川陽子さんの本『かみかわ陽子流 視点を変えると見えてくる』。11月7日に静岡新聞社より発行され、現在、県内主要書店にて絶賛発売中です。

 

 この本は、2011年4月からスタートしたFM-Hi (76.9) のレギュラー番組「かみかわ陽子ラジオシェイク」のトークをまとめたもの。私はこの番組の構成作家兼聞き手役として出演しているため、実際にオンエアで話した内容を書き起こし、陽子さん本人が手を加えて本にしました。

 

 

 書籍化にあたっては、フリー編集者の平野斗紀子さんが“参戦”してくれました。陽子さんと私でまとめたものを、平野さんが第三者の眼で冷静に編集・校正し、ラジオシェイクのオンエア内容に加え、ちょうど衆議院議員として10年になる陽子さんの活動記録として、読み応えのある内容に仕上がりました。こちらで目次項目が見られますので、ザッとお目通しいただければ。

 

 

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 11月12日には、日比谷の東京會舘で出版記念パーティーが開かれ、私も平野さんと一緒にお手伝いに行ってきました。自民党の石破幹事長や安倍内閣の主要閣僚が続々お祝いにかけつけ、写真記録係を仰せつかった私は、テレビでお馴染みの政治家をこんなにたくさん間近に見るのは初めてだったので、誰に焦点を当てたらよいのか(もちろん被写体の中心は陽子さんなんですが)右往左往してしまいました(苦笑)。

 

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 平野さんは、かねてからファンだったという福田康夫元首相を直視でき、「死んだうちの父に雰囲気が似ていた・・・」と感慨深げでした。平野さんにとって、この本は、静岡新聞社を早期退職後、独立して初めて編集を手掛けた一般書籍だったそうで、現職の衆議院議員で総務副大臣という要人の政治活動という難しいジャンルで、念校に念校を重ねる厳しいスケジュールながら、納期をしっかり死守してくれました。さすがプロです!。

 

 

 

 

 パーティー終了後、平野さんは明治生命館1階にあるグランドセントラル・オイスターバーでお洒落にビールを飲んで帰られました。この店は陽子さんがラジオシェイクで、NYグランドセントラル駅構内のお気に入りの店として紹介しており、日本に出店したと聞いて、ずっと行きたいなあ~と思っていた店。貧乏ライターの私は高速バスで帰るため、ご一緒できませんでしたが、本を作る喜びを長年共有させてもらった平野さんに、難しい仕事を請けてもらい、無事、完成し、著者本人が晴れの舞台を迎えられたことに、裏方としてのやりがいを大いに感じました。平野さんも同じ思いで、オイスターバーを楽しまれたと思います。

 私の身の回りには、すぐにでも書籍化できる価値ある仕事や活動をされている人がたくさんいますが、自分に力があれば本にして紹介したい・・・!と思うばかりで、なかなかカタチにできないのが現実です。それを思うと、自分の政治生命にかかわる大切な活動記録の書籍化を、私と平野さんを信じて託してくれた陽子さんには感謝の気持ちで一杯です。

 

 

 

 

 『かみかわ陽子流 視点を変えると見えてくる』は、編集=ラジオシェイク編集室になっており、私や平野さんの名前は出てきませんが、福田内閣の時に開催した北海道洞爺湖サミット晩餐会で『磯自慢』が使われたこと、東日本大震災の復興支援で福島いわきの皆さんを静岡へ招いたとき静岡酒でもてなしたことなど、陽子さんの活動にかこつけ、さして重要でもない地酒ネタがちょこちょこ登場し、地酒ライター鈴木真弓が関わっていることを、“わかる人だけわかる”状態になってます(笑)ので、地酒ファンのみなさまも、ぜひぜひご一読くださいませ!

 

 

 

 

 

 

 

 


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