Savage Circus の Deamland Manor

元Blind GuardianのドラマーのThomen Stauchが結成したバンドのデビュー作。
2005年作品。
やってることは、まるっきりBlind Guardianだ。
メロディック・スピード・ジャーマン・メタルでっすん♪

なんせ私は、ブラガと言えば、2枚のCDと2回のライブで見たことからしか語れない。
それと比較すると、ブラガよりも聴きやすい。
Jens Carlssonのボーカルは、ハンジーにそっくり！
声質といい、高音のかすれ具合といい、歌い方といい、よく似せたもんだ。
デス声を使わない点で、こちらに軍配が上がる。
コーラスによって、変化をつけている点もマル。非常に聴きやすい。

ギターは、IRON SAVIORのPiet SielckとEmil Norberg。
ブラガのように、リズム・ギターとリードギターの完全分業ではなく、時折ツインギターソロを聴かせる。
これが美しくていいんだなぁ。
ブラガよりも、ずっとメロディアスだと思う。
バラードも感動的だ。アコギとピアノが美しい。

トーメンのドラムスは、ツーバスでスピードがあり、叩きまくる。
何だか楽しそうだ。迫力が違う。

昨年8月に出たブラガの「A Twist In The Myth」が、POPに走り、硬派なイメージが減少しただけに、Savage Circusの疾走感が心地いい。
ブラガのハンジーのアクが抜け、耳障りが良くなっている。
私が気になったブラガの“欠点”が改善されているように感じた。
（欠点：デス声とか～、一本調子とか～、ツインリードがないとか～。。）
断然このSavage Curcusの方がいい！
ところどころで、ギターにQueen的要素があるのは、意図的なのか？

ただ、ブラガのような、大合唱の曲はない。
大合唱がブラガ最大の魅力だと思うので、物足りない人もいよう。
。。ところで、アルバムジャケはどうにかならないか？？