メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Kamelot の One Cold Winter's Night(DVD)

2007-03-11 16:12:14 | メロディック・ハード
2006年2月11日に、ノルウェーはオスロのRockfeller Muusichallで行われたライブDVD。
7作目の「Tne Black Halo」からの曲がメインだ。

ステージは完璧だ。
Khanの声がよく出ている。
メロディック・メタルで、1、2を争う美声の持ち主だけに、声さえ出ていれば何もコワいものはない。
スタジオで上から被せたにしても、この出来ならオッケー!
隅々に気を配り、繊細な描写が素晴らしい。
Thomas Youngbloodのギターソロもカッコいい。
Casey Grilloのドラムスは、この日も右手はスティックを回しながら、左手は頭の後ろから振り下ろす仕草を、リズムを崩すことなく平然と行っているからびっくりだ。

「The Black Halo」ツアーは、私も2005年4月に来日公演を見に行ったが、その時とはセットリストが違っている。
その差は、ゲストによるのだろう。

まず、アルバムでもそうだったが、EpicaのSimone Simonsが“The Hunting”で登場だ。
ゴシック・メタルを代表する美女なだけに、すごく舞台映えする。
ドレスを身にまとい、美声を武器にカーンとのデュエットは他の追随を許さない。
最後、Simoneが長い髪を揺らしてヘドバンする。ドレスを着て優雅なのに荒々しい。
メンバー的に地味なKamelotに派手さを持ち込んで、とてもいい。

“Moonlight”では、「The Black Halo」のプロデューサーでもあるSascha Paethが登場し、リズムギターとリードギターを弾いた。
Haveans Gateではギタリストだけあって、的確で上手だった。
私が好きな作品は、Sascha Paeth作品が多い(Rhapsody、Angra、Edguy等)ので、その風貌と演奏が確認できたのはうれしい。

他にも日本にも来てくれたMari(LastnameがYoungbloodなのを初めて知ったわ。Thomasの妹?姉?妻??)、Elisabeth Kjarnes、Snowy Shawと、盛りだくさんだ。
バックコーラスの女性も3人いた。
とてもゴージャスだ。

暗くて重めなサウンドの中に、静と動がある。
哀愁を感じさせるKhanの歌声は、いつでも感動させる。
日本公演の時に一番感動した“Don't You Cry”があれば、もっと良かったなぁ~と思うのは贅沢だろう。
演奏が実に締まった、プロフェッショナルな素晴らしいDVDだ。