メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

バルサの華麗な舞

2006-12-14 22:08:44 | 中村 俊輔
トヨタ・クラブW杯の準決勝は、バルセロナ 対 クラブ・アメリカだった。
欧州代表 対 中北米カリブ代表。

バルサは余裕の展開だった。
前半と後半で2点ずつ、合計4得点をGETし、完封した。

バルサは時差ぼけで体調があまり良くないってことだったが、フタを開けてみると、まるで高校生を相手にしてるかのようにクラブ・アメリカを手玉に取っていた。
パスが通る通る、ドリブルで仕掛ける、クロスを入れる、シュートを打ちまくるなど、やりたい放題だった。

見てると、バルサの選手は、ボールをもらってからの判断が早い。
大概は、ボールをもらったら、ダイレクトで味方に回す。
前に出した時はバックスに下げることが多かったが、反転してドリブルで突破も多かった。
スルーパスもあるが、フェイントを交えて自分が前に出る回数の多さに目を丸くした。
解説によると、相手をよく見ていて、相手が体重をかけた瞬間に反対側の足の方向へ抜けるから、簡単にドリブル突破できるのだという。
文字で書くと簡単だが、むずかしいだろう。
相手だって、ゆっくりチェックするのではない。
素早く寄せてくるのに、タイミングを見計らって、心憎いほどの落ち着きでさらっとかわす。
コンマ何秒の世界だろう。
そのように、駆け引きがうまいのが、一流の証である。

ロナウジーニョやデコだけでなく、他の選手も簡単にやっていた。
パス回しにリズムがあるから、見てて楽しい。
もちろん、得点シーンも楽しかったが、私は後半の勝負がついてからの遊び心いっぱいのパス回しが楽しかった。
あんなに高速パス回しなのに、味方選手がきちんと対応できるのは、質の高い選手たちならではの呼吸と、豊富な練習の賜物だろう。

クラブ・アメリカだって、アジア王者の全北をやっつけて勝ち上がったのよね。
Jリーグのチームは、アジア王者になることはできなかったし、バルサの域に到達するには、果てしない距離があるのを実感した。

日本のチームにも、トヨタ・クラブW杯に出場してほしい。
過酷な試合日程を切り抜けるよう、選手層を厚くたりしてしてね。
だけど、パスを止めてから味方に出すようじゃ、無理かな。
ロナウジーニョなんて、3人に囲まれてても突破してたからなぁ~。