東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

消費者は消費という形で生産に関わっているんだ

2008-11-27 01:22:34 | Weblog
今日は家に帰ってから来月ある妹の結婚式の準備でバタバタ。

今回こだわっているのはお酒。呑み助の妹の結婚式らしく、日本酒とワインは僕が日本で一番おいしいと思っている生産者から直接送ってもらうことにした。
それで思い出したのが、先月、そのワインの生産者から聞いた「消費者は消費という形で生産に関わっているんだ」というコトバ。

今は流通がとても複雑で、食べている食材が世界のどこでどんな人によって作られているのかが分からなくなっている。「いのちのたべかた」というドキュメンタリー映画を前に見たけれど、食べ物の生産の現場は消費者の想像をはるかに超えるすごいことになっていた。偽装牛肉とかの食品の不正問題も同じ根っこ。

でも、せっかく物流や決済が便利になっているんだから、もっと生産者と消費者が直接やり取りしても良いと思う。顔の見える生産者のものを食べたり飲んだりして、その感想を伝え、それがまた生産者にフィードバックされていくという関係。
そうやって信頼できる生産者の生産物を頼むことで、生産者も安心して適正な価格で生産と販売ができるし、消費者も安心しておいしい食べ物を手に入れることができる。こういう関係が広がれば良い循環が生まれるはず。
今回のようにお祝いの席で、自分が本当においしいと思えるお酒を直接頼めるのはとても幸せで豊かなこと。

とりあえず、もっといろんな生産者と知り合いたい。
お酒とお米はすでに信頼できる人がいるので、今度は野菜かお魚。
そのためにももっと旅に出かけなきゃ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿