東京ナイト

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喜多方日本酒造り@上槽作業

2012-04-10 06:24:18 | Weblog
週末は福島県の喜多方へ。
仲間たちと行っている日本酒造りのためです。

4月とは言え喜多方はまだまだ寒く、朝方は一面雪景色でした。
桜の咲く東京の感覚で行ってしまったので防寒対策もあまりせず寒かった・・・。



で、今回は「絞り」という作業。
いい具合に醸されたお酒を、清らかにする作業で、もろみを袋に入れ紐で吊し、その自重でぽたぽたと垂れてくるお酒を集めます。
これをその形から「首吊り」と言います。



「首吊り」は、とても手間と時間のかかる作業なので、ふつう鑑評会出品酒クラスのお酒でないとこうした作業は行いません。
一般的なお酒は、機械で圧力をかけて一気に絞りだすのです。
まあ僕たちは人手だけはたくさんいるので、毎年こうした作りをさせてもらっています。

最初の方は、おりの入った、にごったお酒が出てくるので、これが「にごり酒」。
そのうち、だんだん澄んだお酒になってくるのですが、これがふつう飲まれるお酒です。
透明で澄んだお酒なので、「清酒」という言葉はここから来たんだと思います。

最後、袋に残ったのが「酒粕」。
首吊りでは機械と比べてあまり絞ることができないので、ぎゅっと押すとお酒が出てくるくらいの贅沢な酒粕となります。

という訳で、今年も美味しいお酒が出来ました。
来週はいよいよ瓶詰め作業を残すのみ。
さびしいなー。

あ、喜多方にかわいらしいカフェと雑貨のお店がオープンしていました。
「食堂つきとおひさま」。



ちょうどオープンの日と言うことで、美味しいコーヒーもご馳走になりました。
で、例によってかわいい雑貨をたくさん買い込んでしまい、お店の人とおしゃべりをしていたら、列車に乗り遅れた!!
つまりそのくらい居心地の良いお店でした。
「食堂つきとおひさま」ブログ

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