東京ナイト

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「チベット フェスティバル トウキョウ 2013」@護国寺

2013-05-04 00:19:41 | ライブ、芝居、演芸など
という訳で、今日は護国寺で開催中のイベントに。

「チベット フェスティバル トウキョウ 2013」
中国に弾圧され亡命中のチベット人僧侶たちが24人も来日。
護国寺の全面協力で、砂曼荼羅を描いたり、チャムと呼ばれる仮面舞踏劇を演じたり、チベット料理を食べられたりするプログラム。

僕は、日本ではほとんど観ることができないと思われる仮面舞踏劇を目当てに行ってきました。
ステージは、重文に指定されている護国寺の本堂の前。
建物の周りには色鮮やかな幕が飾られ、雰囲気はとてもよい。
で、夕闇迫る中、ホルンのようなチベットの楽器の調べが開幕を告げます。

「ブオー」。
なかなか迫力があってワクワクしてきます。

踊るのは8人の僧侶。
喇叭や太鼓などの伴奏に合わせ、骸骨姿になったり、華やかな衣装を身にまとったり、チベットのお面を被ったりとさまざまな踊りを披露してくれました。
踊りといっても、本来は、調伏などの意味を持つ密教舞踏。
それぞれのステップには意味があり、そのための修行を積んだ僧侶が厳粛な表情で舞っています。

ステップの基本は、片足立ちになってくるくる回るもの。
リズムを変えながら、よくよろめかないでできるなと感心するほど回ります。
運よく最前で観ることができたので、幻想的な舞台を堪能できました。

あと、16人の僧侶たちによる「カンソ」という詠唱もすばらしかった。
これは少ししか披露されなかったのですが、1時間くらい聞きたかったです。







という訳で、なかなか観る機会のない貴重な舞台でした。
最後、ダライラマ法王日本事務所の方が出てきて挨拶されたのですが、今回のイベントは護国寺の協力があったからこそ、とのこと。
いろいろ政治的な問題もあるのでしょうが、こういう機会を作った護国寺の方にも拍手をしたいと思いました。

このイベントは5月6日まで。
興味のある方はぜひ!

「チベット フェスティバル トウキョウ 2013」HP

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