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東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

「千代田3331」+「メイド喫茶」!

2010-03-14 23:47:25 | イベント
今日は「千代田3331」というアートスペースのオープニングに行ってきました。

ここは廃校になった小学校の跡地を利用して、現代アートの作家がコミュニティーと関わりながら何かを発信していこうというスペース。
有名作家も参加したかなり面白いスペースになりそうです。

印象に残ったのは、八谷和彦さんというメディアアーティストの主催する「秋葉作ってみたラボ」。科学とアートの融合といった感じで驚きがあり楽しめました。
あと、秋田県大館市の若者たちがメインの「ゼロダテ アートプロジェクト」も可能性を感じさせる企画。
大館で売られている日用品をアートな感覚で販売するスペースもあったのですが、思わず竹で編まれた「ウナギ取り用の魚籠」を衝動買いしてしまいました。なんに使えばいいのか・・・。

オープニングでもいろいろな人と出会えて、何か新しいワクワクする事がはじまる予感があります。

http://www.3331.jp/

で、そんな予感を感じつつ、お昼は近所の秋葉原でランチ。
なんとメイド喫茶です。
まあ正確には「鉄道居酒屋 LittleTGV」というお店で、メイドじゃなくて女性駅員さんが迎えてくれるのですが、かなり面白い経験でした。

テレビとかでは見た事があったのですが、オムライスを頼むと、駅員さんが文字をケチャップで書いてくれます。
で僕がお願いしたのがこの文字。



かわいい駅員さんも「?」という表情でしたが、ちゃんと書いてくれました。
それにしても、駅員さんがとても楽しそうに接客するのが興味深かったです。
かなりディープなお客さんも来店していましたが、とても上手く応対していて、僕たちのような素人客にも積極的に話しかけてくれて盛り上げる演出力はなかなかのもの。かなり感心しました。



というわけで、さすがアキハバラ、アートもあるしメイドもいるカオスな土地です。

手を動かして何かを作る喜び

2010-03-13 23:25:22 | イベント
今日は友人の家具作家さんが建築中の工房のお手伝いに友人といってきました。

ものすごく太い国産材の柱を多用して、組み手など伝統的な工法で作っているいまどき珍しい貴重な現場です。

で、ぼくたちは暖かな日差しの中、「埋め木」という比較的簡単な作業を手伝わせてもらったのですが、本当に気持ちが良かった!
小学生の頃の工作の時間を思い出しながら無心にカンナやノミを使って作業します。
最初はすぐにできると思った作業も、実際やってみると失敗の連続。
ノミを使うのもほとんど初めてなので、均等に削れなかったり、木材が欠けてしまったり・・・。
でも試行錯誤を繰り返しながらやっているうちにだんだん作業もスムーズに。
その上達も面白かったし、手を動かして何かを作る喜びを感じられたのも嬉しかったです。



で、もうひとつ印象的だったのは工房のロケーション。
梅林の広がる田園風景は桃源郷のようでした。
5月には落成イベントも予定しているとの事。
今から楽しみです。

工房の建設ブログはこちら。
http://blog.labo-style.shop-pro.jp/

映画「こつなぎ 山を巡る百年物語」

2010-03-05 08:29:30 | イベント
今回は映画の上映会のお知らせです。

数年前、伊豆の古民家で忘年会をした事がありました。
とてもとても素敵な場所ですっかり気に入り、その後何度かお世話になっています。
その古民家のオーナー、菊池文代さんの作った映画「こつなぎ 山を巡る百年物語」がいよいよ完成したとの事。

岩手県の寒村の入会地を巡る物語。
50年前から取材をはじめ、長い長い間かけてようやく映画が完成したとの事。
当時の貴重な映像や、山を巡る歴史や生活を知る事ができると思います。
ちなみにキネマ旬報の「2009年文化映画ベスト・テン 第2位」に選ばれたそうです。

映画は3月13日(土)の1日だけ上映されます。
ただ、生憎、私は別件で行かれないのですが、上映に当たってナマケモノ倶楽部世話人の方などが登場するシンポジウムなどもありかなり面白そうです。

というわけで、皆さんに告知だけさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


*公式ブログ
http://blog.livedoor.jp/kotsunagi/

*予告編
http://www.youtube.com/watch?v=sa5rtVmCFew&feature=related

地平線会議の報告会@「石楠花(シャクナゲ)峡谷からの脱出」

2010-02-27 07:40:38 | イベント
昨日は久しぶりに地平線会議の報告会に。

地平線会議とは、冒険や探検をしている人たちが集まるネットワーク。
月に一度集まって、その活動を報告する催しをもう30年くらい続けている。

で、今月は「石楠花(シャクナゲ)峡谷からの脱出」と題し、東チベットのツァンポー峡谷を単独で踏査したフリージャーナリストの角幡唯介さんの報告。



90年前、イギリスの探検家が調査して多くの成果があったが、あまりに渓谷が険しすぎて調査できず、手付かずのまま残された「空白の5マイル」地帯の探検を昨年末にしてきたそうだ。

うーむ、すごい。
Google Mapで世界中どこでも見られる気がしていたけれど、まだこんな所が残されていたなんて。
じっさい、この辺りは世界中の探検家に注目されているようで、アメリカの登山家なども入っていてその発見を「ナショナルジオグラフィック」で発表したりしているとの事。
確かにロマンあふれる話。

報告者の角幡さんは、渓谷の断崖をロープで下り、渓谷の中に隠された滝や洞窟を発見すると、「世界中でこのことを知っているのは自分しかいない」という興奮があったとの事。
「ツァンポー峡谷のどこかに桃源郷がある」、という現地の伝説もあったりして、大きな洞窟を発見した時などは、「ここがそうかもしれない」と思ったとそうだ。

世界中を「知った気に」させてしまうインターネットだけれど、まだまだ知られていない事が世界には残されているんだ、ということを改めて発見させてくれた興味深い報告会だった。

「めぐりゆくまなざし―発見され続ける銭湯―」

2010-02-21 10:28:43 | イベント
昨日は本郷の東京大学で開催された「めぐりゆくまなざし―発見され続ける銭湯―」というシンポジウムに行ってきました。



東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室というところが主催で、その学生さんたちが手作りで企画したイベント。
でも、出演者は豪華で、路上観察会の藤森照信先生! 画家の大竹伸朗さん!他に関西で頑張っている銭湯文化サポーター'sのラッキー植松さん、内田利惠子さん、東京大学教授の渡辺裕先生も出演。
いよいよ東大でも銭湯をテーマにイベントが・・・、とちょっと感動しました。

内容も充実。パネラーが一人ひとり発言するのですが、売れっ子現代画家の大竹伸朗さんは、直島に「I ♥ 湯」という銭湯を作品として建てたりしていて、その話。
話題がいったりきたりするのですが、間の取り方が上手く、盛り上がりました。
「I ♥ 湯」かなり行きたいです。
既成概念にとらわれない、新しく魅力的な銭湯が発見できそうです。
http://www.naoshimasento.jp/#/ja/contents/01

藤森先生の「宮造り銭湯は、震災以後の建物。それ以前の社会は地縁がしっかりしていたので銭湯が部外者に存在をアピールする必要が無かった。だから京都の銭湯は今も派手じゃない。」という発言には納得。他にタイル絵職人、章仙を巡る探索記も大笑いで楽しめました。銭湯ナイトにも来て欲しいかも。

銭湯文化サポーター'sのおふたりは、昨年京都の錦湯であったイベント「ふろいこか~」でも聞いた美章園温泉の廃業を巡るお話。
一過性のイベントだけじゃなく、「銭湯お掃除サポート隊」「似顔絵巡回展」など、地に足の着いた地道な活動をされている事に今回も感銘を受けました。
東西で刺激しあいながら、銭湯を巡る草の根運動を盛り上げていきたいと僕も思った次第です。

最後に、渡辺裕先生。ドイツで起きている旧東独への懐古ブームや「三丁目の夕日」を巡る昭和レトロブームなどを通じ、「今なぜ銭湯が発見されているのか」を解説。しょうじき、あまりお話は上手くはなかったのですが、内容は示唆に富んでいていろいろ発見がありました。

という訳で、さまざまな立場の方が銭湯について語った興味深いシンポジウム。
こうやって銭湯が「発見」されるのはとても良いことだと思います。
あとは、銭湯文化サポーター'sのラッキー植松さんが壇上で何度も話していた通り、「外側から発見するだけじゃなくて、銭湯に入るという行為も楽しんで欲しい」というところでしょうか。

シンポジウムの後は、一緒に行った友人たちと、本郷三丁目の近江屋洋菓子店で、美味しいケーキを食べて、お気に入りの宮造り銭湯、菊水湯に入って帰宅。
大充実の一日でした。


「湯フェスVol.5」開催

2010-01-17 00:08:06 | イベント
今日は学芸大学前の千代の湯さんリニューアルイベントとして、「湯フェスVol.5」が開催されました。
僕も撮影スタッフとして参加。非常に充実した一日を過ごすことができました。

今回のイベント、最大のポイントは、銭湯ペンキ絵師のおふたりの競演。
男湯と女湯のそれぞれの壁面を、丸山清人絵師と中島盛夫絵師が描き、さらにそれぞれが絵のテーマとして富士山を描くという、これまでなかった試みです。

そのライブペインティングの実況中継を町田忍さんが担当。
さらに銭湯の近所にある有名なフラダンススタジオのみなさんもフラを披露してくれるなど盛り沢山の内容でした。

新聞などで大きく取り上げられたこともあり、なんと800人もの見物のお客様が来場され大成功のイベントとなりました。

個人的にも、いろいろな方と知り合う事が出来て良かったです。
それにしても、なんだか同時的に、銭湯に関する様々なイベントが立ち上がってきていて嬉しい限り。今度は京都でも計画されているとか。
あとは一過性のイベントだけじゃなく、何とか銭湯文化が再定着すると良いのですが・・・。

千代の湯は、明日からリニューアル営業開始。設備も大充実したぴかぴかの銭湯です。ぜひ足をお運びください!

丸山絵師の端正な富士山。


中島絵師の大胆な赤冨士。


小沢昭一さん+篠田正浩さんのトークショー

2009-12-23 08:54:56 | イベント
昨日は江戸東京博物館のホールで、小沢昭一さん+篠田正浩さんのトークショー。
映画監督・篠田正浩さんが「河原者ノススメ―死穢と修羅の記憶」という本を出版したのを記念して、「私は・考」の小沢さんと対談することになったということ。

で、博学のふたりによる台本無しの対談。面白くないわけがない。
主に、本のテーマでもある「芸能と差別」について語ったんだけれど、小沢さんが篠田監督の映画に出演した時のエピソードや大学時代の先生の思い出なども話題になった。
芸能に関する固有名詞がぽんぽん出てくるインテリの監督に対し、(お客さんの反応も気にして)なるべく具体的なエピソードを語ろうとする小沢さんの話芸といった、ふたりのキャラクターの違いも出て、本当に興奮した対談。

本にもちょっと出てきたんだけれど、今回の対談で気になったことをいくつかメモ。
・監督が若い時、「横浜の河原で、三味線を持った老女が死んでいた」という新聞記事を読んで、そこに日本の芸能の系譜が途絶える瞬間を感じた、との事。

・篠田監督がドナルド・キーンに「日本の文化は、侘び寂びと言われるモノトーンの文化だと思われているけれど、では歌舞伎の派手な文化はどこから来たのですか?」と聞かれ、そうした派手な文化を担ってきたのが、河原モノと呼ばれる人たちだったと気がついた、とのこと。

・「錦着て畳の上の乞食かな」四世団十郎の句。

・そうした差別された人たちが担ってきた文化は、ハッピーだけれど悲劇で、グロテスクだけれど美しい。その底流には「死」があって、それは芸能が鎮魂であり祓いであったということ。それを引き受けてきたのが役者だった。

などなど。
いやー素晴らしい夜でした。
ただ、気になったのが、こんなにすごいおふたりの対談なのに、ホールはガラガラだったこと。せっかくの機会なのにもったいないよ。

湯フェスVOL.5「銭湯ペンキ絵×フラダンスLIVE!」

2009-12-19 22:47:39 | イベント
2010年1月16日、17日に学芸大学前にリニューアルオープンする銭湯で、ペンキ絵師、丸山さんと中島さんによるライブペインティングイベントが開催されます。
主催は、前回の銭湯ナイトにもご出演いただいた、建築家の今井健太郎さん。会場の千代の湯さんのリニューアルも手がけています。
ものすごく貴重な機会だと思います。
お見逃しなく!! 
ちなみに僕もお客さんとして遊びに行くつもりです。

(以下、主催者からのメールを転送)



25年ぶりにリニューアルオープンする千代の湯(目黒区)の記念イベントとして湯フェスを開催します。
第5回目となる今回、初日の16日は銭湯「富士山ペンキ絵」のライブペインティングをフラダンスとのコラボレーションをおりまぜながらご覧いただきます。
出演は、現役の絵師として『全国で数人』となってしまったホンモノのペンキ絵師、丸山清人氏と中島盛夫氏2名が共演。
同時に2つの富士山を描くという、非常に貴重な内容となります。
実況解説には町田忍氏が登場。銭湯の知識においてこの方の右に出る人はいません。
ペンキ絵に関する楽しくてアツ~い、そして濃ゆ~い解説が聞けそうです。
フラダンスは、千代の湯とかかわりの深いフラスタジオ/KAPUALIKOが出演。
「銭湯=富士山=火山=フラ」ということで、地域に根ざす癒しのコミュニティがイベントに花を添えます。
その他、銭湯空間を利用した「カフェ」「足湯」「銭湯グッズ販売」などの特別メニューを開催予定。
どうぞお楽しみに!!(注:16日は無料。入浴イベントではありません)

そして17日は、本オープンを控えてのプレオープン入浴イベントとなります。
通常の営業とは少し異なるプレゼントや店内の仕掛けなどを御用意して皆様をお迎えいたします。(17日は有料。¥450-の入浴料金をいただきます)
 
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★ 日時・会場 ★
2010年1月16日 土曜日 14:00~20:00 入場料: 無 料
1月17日 日曜日 15:30~20:30 入場料:¥450-
@ 千代の湯(学芸大学前) 東京都目黒区鷹番2-20-3

●16日(土)●・・・・銭湯ペンキ絵×フラダンスLIVE!
☆ OPEN 14:00 ~
☆ 銭湯ペンキ絵ライブペインティング 14:30~
☆フラダンスLIVE ~出演時間未定~
☆ 銭湯空間を利用したカフェ&混浴足湯 14:00 ~ 20:00(足湯御利用の方はタオルを御持参ください)
☆その他「銭湯グッズ販売」などの特別メニューを開催予定。

●17日(日)●・・・・プレオープン入浴イベント
☆ OPEN 15:30 ~ 20:30
自慢の炭酸温泉&軟水風呂をいち早く体験。通常営業に加え「銭湯グッズ販売」などの特別メニューを開催予定。
☆特別サービス☆ 先着200名様に銭湯グッズをプレゼント。

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★ 出 演(16日) ★
丸山清人(ペンキ絵師)
中島盛夫(ペンキ絵師)
町田忍(庶民文化研究家)実況解説
フラスタジオ カプアリコ(フラダンス)

→湯フェスVOL.5 オフィシャルサイト
http://www.ne.jp/asahi/space/88/yufes05.htm

木こりのおじさん@林業に関するイベント

2009-12-07 07:59:56 | イベント
昨日は池袋で林業に関するイベントのお手伝い。
主に子どもを対象に、杉や檜の丸太を、のこぎりを使って輪切りにしてもらったり、自分で切った木を使って工作をしてもらった。

僕は「木こりのおじさん」ということで、子どもたちとコミュニケーションをとりながら彼らの作業や作品を見ながら、なるべくほめてあげる、という役割だった。

で、昼から4時間ちょっとのイベントだったんだけれど、僕たちのブースは、常に行列が出来るほどの賑わい。作業スペースは、子どもたちとそれを見守る親たちであふれていた。

こんなにたくさんの子どもたちと接するのは久しぶり。年齢も3歳から中学生まで様々。
で、感心したのは、どの子も本当に真剣に木を切ったり工作したりすること。木もちょっと太目の大きな木なので、彼らが切るのは時間がかかるんだけれど、みんな汗をかきながら最後までやり遂げていた。大人が手を貸そうとすると、嫌がり、自分で完了したがる子も多く目に付いた。

新聞などで「切れやすい子どもが増えている」という記事を読んでいたけれど、それはホントに一部なんだと思った。少なくとも昨日僕たちのブースに来てくれた多くの子どもたちは、何かを自分でやり遂げる喜びを知ってくれたと思う。

で、その後の工作も、本当に感心する作品ばかり。個性豊かな作品がずらりと揃って、こちらも感激した。

子どもはすごい! と思い、逆に元気をもらった貴重な体験でした。


地平線会議30周年記念大集会

2009-11-22 01:29:30 | イベント
という訳で、アイランダー2009の後、というかその前後で、地平線会議30周年記念大集会という別のイベントにも参加してきました。

これは、1979年に発足した探検、冒険と旅のネットワーク「地平線会議」が活動30年を迎えたのを機に開催されたお祭り。
探検家・関野吉晴さんや、サバイバル登山家・服部文祥さんなど濃いメンバーが集まってそれぞれの活動について語り合うというもの。
で、今回最大の収穫が山形県で活動する現役の鷹匠・松原英俊さん。



二次会の飲みの席でじっくりその生活について語ってもらいましたが、ほんとうに「!」。
関野吉晴さんが、「彼は人間でいるより、いつか動物になりたいはず」、というだけあって、その徹底は半端ではありません。
なんと言うか、別の時代に生きている人と話しているような衝撃でした。
学生時代のこと、鷹を育てること、家族のこと・・・、訥々として語る内容はどれも表面的な言葉ではなく、具体的で知恵を感じさせる深いもの。で、どの話にもオチがあって笑いも取れるすごい話術。
「なんだか女性ファンが多いんです・・・」と照れていましたが、確かにそうだろうなと思わせる雰囲気でした。まあ、松原さんといれば、どんな天変地異があっても生きていけるでしょう。

長い自然との生活が育てた力強い生命力と知性を感じさせる人でした。世の中にはすごい人がいるものです。本当に彼の家を猟の季節に訪ねてみたくなりました。

http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020020/mm_bk_data/mm_spcial/natureman_No25.html