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東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

アイランダー2009

2009-11-22 01:12:05 | イベント
昨日、前夜祭的なシンポジウムに参加した、アイランダー2009というイベントのため、池袋に。



このイベントは国交省が主催のイベントで、離島の振興を目指した催し。具体的には、各地の島の人たちが直接、集まって、島の魅力をアピールしたり、特産品を販売したりというもの。もう5回目の開催だそうだ。

で、ものすごく面白かった!
いままで知らなかった各地の島の人たちと直接話して、島の魅力を教えてもらったのがまずは最大の楽しさ。あんまりやる気のない島も一部にはあったけれど、ほとんどはこの機会に少しでも自分の島を知ってもらおうと、本当に一生懸命。
昨日知り合った隠岐(海士町)をはじめ、ケイビングが面白そうな東大東島、不思議なお祭りのあるトカラ列島、みかんが美味しくて売り方も上手い忽那諸島、などなど、今まで聞いた事もない島の魅力を堪能できた。

で、もうひとつの楽しみがその土地の物産販売。こんなこともあろうかと思いエコバッグを用意していったが、案の定、それがパンパンになるくらい特産品を買い込んだ。干物とかハチミツとか果物とか・・・。どれも東京のスーパーでは売っていなさそうな美味しいものばかり。なんだかバーゲン会場のおばちゃん状態で夢中で買い込んでしまった。

という訳で、島は熱い! で、ホント面白い、ということを知ったよい日だった。

しまの円卓会議

2009-11-21 02:23:01 | イベント
という訳で、丸山さんのペンキ絵制作見学の後は、池袋に移動して、ビオアイランドネットワーク第五回シンポジウム『しまの円卓会議』というイベントに参加してきた。

これは毎年開催されている、「アイランダー」という、日本中の島の人たちが集まるイベントの前夜祭のようなもの。でも、島の人たちが集まり、それぞれの取り組みを発表するとても真面目なシンポジウムだった。

で、これがめちゃめちゃ面白かった!
とくに隠岐の島にある海士町という島で、島の特産品を作るべく奮闘している人たちの発表が素晴らしい。
「ふくぎ茶」というクロモジの木から作るお茶なんだけれど、福祉施設のスタッフが、他に頼らず自分たちで開発から販路開拓まで手がけ、今では当初目標の倍近い売り上げとのこと。あきらめず、まず動き出し、さらにいろんな出会いがあって販売にいたるストーリーはまるで「プロジェクトX」。

シンポジウムのあと、みんなで飲んだんだけれど、本当に気持ちの良い人たちばかりでさらに感動した。これからもいろんな縁が繋がって行きそうな印象的なイベントだった。

「アイランダー2009」のHPはこちら。僕も明日行く予定です。みなさんもゼヒ!
http://www.i-lander.com/2009/index.html

「ふくぎ茶」に関してはこちら
http://amalife.net/fukugi_tea/

糞土師・伊沢正名さんのワークショップ

2009-11-08 22:15:11 | イベント
今日は、所属している高尾の木こりグループに特別ゲストを招いてのワークショップ。
テーマは「野糞」。
ことし、『くう・ねる・のぐそ 自然に愛のお返しを』という衝撃ののぐそ本を出版された伊沢正名さんに、のぐその理論と実践をじっくり教えてもらった。

井沢さんはもともと著名なキノコ写真家。しかし今はキノコ写真を撮るのを止め、自ら「糞土師」(ふんどし)と名乗って、のぐその正しさと素晴らしさを啓蒙するための活動を行っている。



井沢さんによると「のぐそ」は生き物の命を奪って生存している人間が、自然界にその一部を栄養素としてお返しするための重要な行為。
しかし、現在、トイレの水洗化が進み、のぐそ未経験の人も多い。人間の糞尿を処理するためには、様々な薬品やエネルギーを使う必要がある。

そもそも命の循環システムを考えると、人間の糞尿という、自然界にとっての大切な栄養素を、わざわざエネルギーを使って自然に還元せずに廃棄処理してしまうのは、あまりにももったいないと井沢さんは言う。

長年、キノコの写真を撮りながら、森の分解者と呼ばれるキノコの役割を観察してきた結果、森の中での命の循環システムの素晴らしさに気がつき、ひるがえって、もっと大きな生態系、つまり人間もその一員である地球全体の命の循環システムの不自然さの象徴として、人間の糞尿処理の問題点に行き着いたのだとの事。

その実践としての、のぐそ活動を長年に渡り続けていて、21世紀になってからまだ一度もトイレでうんこをした事がないという極め付きの猛者である。口先だけの「エコロジスト」が裸足で逃げ出すような凄みがある。

でも、そうした使命感だけで、のぐそを続けているわけではないと井沢さんは言う。
「やってみると、のぐそは楽しくて気持ちがいいんです」と実に楽しげに教えてくれた。楽しくのぐそを行うためのポイントは、「葉っぱ選び」。出した後、お尻を拭くための葉っぱにはこだわりがあり、細かくこれまで使ってきた葉っぱを分析している。

実際、僕も今日、井沢さんオススメの葉っぱを使ってみたが、ベルベットのような肌触りで本当に気持ちが良い。ちゃんとペットボトルの水も使うので衛生的にもばっちり。

という訳で、単にのぐその作法だけでなく、その先の命の循環システムにまで思いを至らせてくれた非常に衝撃的なワークショップだった。

*写真は井沢さん持参の優れものの葉っぱの数々(乾燥したキノコもある!)。


*井沢さんの著書『くう・ねる・のぐそ 自然に愛のお返しを』の紹介はこちら。
http://blog.goo.ne.jp/mask1970/e/ce0352b2370d7712bb8ea3f82c02852c
http://special.yamakei.co.jp/noguso/index.html

「K2登山の記録と世界の不思議住宅」@ドーモアラベスカ

2009-10-31 08:09:24 | イベント
昨日、僕がときどき参加している「ドーモアラベスカ」という個人宅で開かれるスライドショーに行ってきました。

イベントのテーマは写真家の小松義夫さんの「K2登山の記録と世界の不思議住宅」。
K2登山は、早稲田大学山岳部の81年の遠征の記録を小松さんが撮っていたので、その報告。美しい山です。

で、不思議住宅は面白かった!


上の写真はポルトガルの石の家。ケルトの流れから来ているんだろうと言う事でした。他にもマリの泥の家など想像力をかき立ててくれる不思議住宅が勢揃い。
松下電工のカレンダー用に毎年、世界中を撮影旅行されているとのこと。文献もないので、旅先での口コミや、1枚の写真を頼りに、不思議住宅を求めてひたすら探索されるそうです。
でも、最近はグローバル化の影響で、地域の伝統が失われ、不思議住宅も次々と現代的な家に代わっていて、せっかくはるばる訪ねていっても、「去年、壊しちゃったよ」といわれることも多いとか。
http://www.fujitv.co.jp/events/art-net/go/116.html

会場には「0円ハウス」の著者、坂口恭平さんも来ていてちょっと話したのですが、「10年間収入0円でも、幸せに暮らせる!」と力説していました。面白い人です。
http://www.0yenhouse.com/house.html

という訳で、なかなか刺激的な夜でした。

月に一回の木こり作業

2009-10-18 23:42:09 | イベント
今日は高尾で森林ボランティア。
もう何年も続けている月に一回の木こり作業です。
でも、ここ何回か銭湯ナイトの準備もあって行けていなかったので、久しぶりの作業。

今回は、手入れのできていない暗い森の木を伐採し、森に光を入れることで、森を活性化しようという作業です。
いつもはどちらかというとのんびり作業をしているのですが、今回はけっこう真面目にひたすら伐採を続けます。6人でチームを組んで12本の木を倒すことができました。
僕はひたすら木を切る係りだったので、のこぎりを使い続け、腕がパンパンです。

という訳で、伐採はすぐにその効果が目に見えて、非常にやりがいのある作業。来月の活動も楽しみです!

手入れのできていない暗い森


手入れしたあとの明るい森


「キモノと僕の未来」

2009-10-02 00:18:29 | イベント
去年夏、ロフトプラスワンで「東京ゆかたナイト」というイベントを開催しました。

浴衣デザイナーの芝崎るみさんとキモノの着付けの田島貴代子先生をお招きし、浴衣の歴史から色っぽい浴衣の着こなし方法まで語ってもらいかなり盛り上がりました。

で、今週末、神楽坂で「キモノと僕の未来」というイベントが開催されます。
芝崎るみさんのブランド「キモノスイッチ」の新作発表会と合わせ、着付けの田島先生のトークショーと着付け相談会も開催との事。
田島先生は本当に素敵な着付けを教えてくれる方なのでオススメでです!
芝崎るみさんのパンクな浴衣&着物も揃っているはずなのでこちらも楽しみ!
僕も時間があれば遊びに行きたいと思います。

お知らせまで!

http://blog.kimonoswitch.com/



「風呂ロック」Vol.13

2009-09-10 23:45:38 | イベント
今日は吉祥寺の弁天湯で「風呂ロック」の日。



銭湯の定休日、浴室をライブ会場としてつかっちゃおう、というイベント。
今回で13回目の開催との事。すごいね。
前回の高田蓮の会が素晴らしかったので行ってみました。

うつみようこ、という元ソウル・フラワー・ユニオンの人のライブ。
しかも今回から、ペンキ絵も中島絵師の力作に変更となり、男湯と女湯の境も取り外され、会場も広くなっての開催でした。主催の人、気合十分です。

会場には中島絵師はじめ銭湯関係者もけっこういて結局、ライブの後、皆で飲みにいっていろいろ濃い話をしてきました。銭湯好きの人と話していると、本当に話が尽きません。

という訳で、吉祥寺の弁天湯さん。銭湯の新たな可能性を探って頑張っているのを感じました。
でも、来場者に弁天湯の無料入浴券などをプレゼントして銭湯ビギナーに銭湯に通うきっかけを作ってあげたら、もっといいのにと思いました。こうしたイベントが、いろんな銭湯で同時多発的に開催され、それが新たな銭湯ファンの発掘につながれば良いのですが・・・。

SHIMOKITA VOICE 2009 LIVE

2009-09-07 23:43:57 | イベント
同じ会場でシンポジウムの後はライブがあるというので、そのまま聞いてきました。

出演はリリー・フランキー/しゅんすけSwingn’&THE HOT FOOD/和気優/おおたか静流&梅津和時&多田葉子/清水宏/渋さ知らズとゴージャス。



お目当てはもちろん渋さ知らズ。清水宏も楽しみでした。
まあ内容はシンポジウムと同じで玉石混合。つながりも悪くいまひとつ盛り上がりにかけます。期待の清水宏も外し気味・・・。

ちょっと来た事を後悔しかけたのですが、オオトリの渋さ知らズ、すごすぎます!
ホールでしか彼らのライブを聞いた事はなかったのですが、今回は小さなライブハウス。最前列で白塗りの前衛ダンスやセクシーダンス、それにあのうねうねとした、しつこくてくどい音楽を思う存分楽しめました。

僕も思わずずっと踊ってしまい、かなり疲労困憊でしたが、やっぱりあの訳の分からない説得力はすごいです。おかげで今朝までずっと耳鳴りがしてました。やばいくらい楽しめた渋さ知らズでした。
あ、あと、しゅんすけSwingn’&THE HOT FOODという初めて聞いたバンドも元気な感じでよかったです。なんだか美大出身な感じな音楽(?)という気がしました。よく分からないけど。キーボードの人が濃かったです。

「SHIMOKITA VOICE 2009」

2009-09-07 23:22:20 | イベント
という訳で、ジャズ喫茶マサコが閉店というショックを引きずりながら、同じ下北沢で、この街の再開発に関するシンポジウム「SHIMOKITA VOICE 2009」を聞きにいきました。

現在、下北沢に幅20mの道路が作られ、それが出来ると街は分断され、高さ60mまでの高層ビルが建てられるようになるという計画が着々と進行しています。
で、このイベントはそうした状況に対し、本当にそれで良いのだろうか?と疑問を持つ人たちが集まって開催しているようでした。

出演はかなりばらばらで固い学者さんからリリーフランキーまで様々。
しょうじきあまりにもばらばらすぎて、多分出演した人皆がしゃべり足りずに消化不良だったのではないかと思いますが、要は今の計画が実現されると、いわゆる「シモキタ」が別の街になっちゃうよ、という事。

確かにその通り、という感じで、集まった満員のお客も同意したのですが、「で、どうする」という部分が弱い気もしました。
新宿ベルクの店長さんや地元でカフェをやっている和気優さんの話は、具体的で説得力があって良かったのですが、それも中途半端で終わっちゃうし。司会の人の仕切りもイマイチ。

でも都や世田谷区といった巨大な相手に対し戦っていくのはすごいし、こうしたイベントを継続して開催することで何らかの抑止につながるのかもしれません。
そういった意味で民主党政権への期待は高いようでした。


1部 ロングシンポジウム
「下北沢から問う!日本の都市計画」15:00~16:10
出演:福川裕一(千葉大学大学院教授/建築、都市計画)/松原隆一郎(東京大学大学院教授/社会経済学、相関社会科学)/町村敬志(一橋大学教授/都市社会学)/司会:石本伸晃(コモン法律事務所/シモキタ訴訟弁護団)

「『個人経営の店』という文化?」+クロージングトーク 16:10~17:20
出演:毛利嘉孝(東京藝術大学准教授/社会学、文化研究)/井野朋也(新宿のビア&カフェ「ベルク」店長)/下北沢の店主たち
クロージングトークゲスト:平松昭子(イラストレーター)/リリー・フランキー(イラストレーター)/仲俣暁生(フリー編集者、文筆家/「路字」編集人)/下北沢の住人たち

落語で学ぶ銭湯講座

2009-09-04 23:12:16 | イベント
銭湯ナイトにいつもご出演いただいている町田忍さんが、銭湯に絡めて落語家さんとトークショーを開催します。しかも会場は東京都浴場組合。なんだか面白そうなイベントです。お知らせまで。

---以下、転送---

「銭湯検定」合格へ一直線 落語で学ぶ銭湯講座
主催:(社)日本銭湯文化協会

●趣旨
町田忍、米山勇両氏の監修により、当協会では7月に『銭湯検定公式テキストⅠ』を刊行いたしました。このテキストを参考に、銭湯検定4級試験はすでに500人を越える方が受験され、11月29日に行われる第1回銭湯検定3級試験に向けて現在勉強を続けられています。また、検定試験を受けていない方も、このテキストから得た銭湯の歴史学的、建築学的、雑学的知識によって、公衆浴場に対する関心、興味を大いに掻き立てられています。
そこで協会では、検定テキストの内容をベースに、さらに理解を深めるために、落語による銭湯知識の学習を企画しました。3級受験の準備をされている方はもちろん、これから4級の受験をされる方、銭湯に興味を持ち始めた方が楽しく学んでいただける講座です。ぜひご来場ください。

●内容
①落語「これが銭湯の正体だ」 金原亭小駒
②トークショー「銭湯検定3級試験のツボ」町田忍×金原亭小駒

●開催要領
日時:10月17日(土)午後2時~4時(午後1時入場受付開始)
場所:東京都公衆浴場組合本部3階
   東京都千代田区東神田1-10-2
受講料:1010円(当日参加の場合は1300円)

●申し込み方法
①原則として電話かFAXかメールで受講予約のうえ、受講料を郵便振替(00100-4-763221 日本銭湯文化協会)でご送金ください。送金の締切日10月14日。
②電話の場合:平日10~16時に日本銭湯文化協会に電話(03-5809-1131)し、お名前、お電話番号を告げてください。その場で予約番号をお伝えしますので、最寄の郵便局から郵便振替で受講料をご送金ください。郵便振替用紙の備考欄にお申し出のお名前とご住所、お伝えした予約番号を書き添えてください。これで手続き完了。講座の当日、受付で予約番号を告げれば入場できます。
③FAXの場合:「講座希望」と明記の上、お名前、あなたのFAX番号を記して日本銭湯文化協会にFAX(03-3866-9921)ください。折り返し平日10~16時に、FAXで予約番号をお伝えしますので、最寄の郵便局から郵便振替で受講料をご送金ください。郵便振替用紙の備考欄にお申し出のお名前とご住所、お伝えした予約番号を書き添えてください。これで手続き完了。講座の当日、受付で予約番号を告げれば入場できます。
④メールの場合:件名を「講座希望」とし、お名前とお電話番号を送信してください(アドレスinfo@sento.or.jp)。折り返し平日10~16時に、メールで予約番号を返信しますので、最寄の郵便局から郵便振替で受講料をご送金ください。郵便振替用紙の備考欄にお名前とご住所、お伝えした予約番号を書き添えてください。これで手続き完了。講座の当日、受付で予約番号を告げれば入場できます。
⑤予約されない場合、当日空席がある場合のみ、当日料金(1300円)で入場ができます。

●講師紹介
金原亭小駒(きんげんてい ここま)
平成9年4月、金原亭伯楽に入門。同年6月「小駒」で前座。平成12年11月、二ツ目昇進。平成20年、第7回さがみはら落語家選手権にて『日本文化情報会賞』を受賞。「銭湯とうどんを愛する噺家がキャッチフレーズで、マイベストは東中野の松本湯と杉並の白山湯。



町田 忍(まちだ しのぶ)
1950年、東京生まれ。和光大学人文学部芸術学科卒業。警視庁警察官を経て、現在、庶民文化研究所所長。全国各地の銭湯をめぐり庶民の記録として写真に収める。銭湯を学問的に調査・研究する「銭湯学」の提唱者であり、第一人者でもある。著書に『ザ・東京銭湯』(戎光祥出版)、『銭湯遺産』(戎光祥出版)、『銭湯の謎』(扶桑社)、『SENTO 廿世紀銭湯写真集』(DANぼ)などがある。日本銭湯文化協会理事。