馬が変わりましたね…

シルクメビウスは前回のくすのき賞と同じような競馬になりあたかも再現ビデオを見ているかのようでした。
追い出したタイミングや抜け出した位置も同じように見えました。
まず田中博康騎手を褒めてあげたいですね。

かかる癖のあるメビウスにとってオープンの早い流れは歓迎です。
伏竜Ｓ組が軒並みダメだったように、中山のパワー重視のダートとは異なる軽いダートであったのも良かったですね。
先週のアンタレスＳを見ていましたので、まず前は止まらない時計勝負になるのかなと考えていました。
そうなるとメビウスが若干有利でした。
今日は前も引っ張ってくれましたし、メビウスも内枠で脚を溜める事ができたのも良かったですね。
勝つ時は全てがうまくいくようなものなのでしょう。
いよいよダートの一流馬への階段を上り始めました。
キングスエンブレムも準オープン戦でかなり強い内容で重賞級の力を見せていましたし、そのレースと0.6差であればメビウスもかなり強いと考える事が出来ます。

うまく展開がハマったとは言え、自ら動いて（武豊騎手より僅かに早く仕掛けていました）のこの勝ち方は天晴れ。
冷静かつ大胆に乗った田中博康騎手を讃えると共に領家先生の仕上げに感謝です。


改めて見たカタログの6-51の写真とはまるで別馬のようになりました。
まだまだ薄手の馬で、しなやかさが目立ちますが、かなり馬が変わりましたね。
ユニコーンＳでメビウスに会えるのを楽しみにしています。

メビウスにはもっとパワーをつけてもらいたいので将来は490くらいで競馬が出来ると古馬オープンでも戦えるのではないかと思っています。
スピードは３歳ダート界ではトップの力を示しました。
あとはパワーです。

メビウスには末永くダート界を引っ張るクラブの代表馬になって欲しいですね。