今日は埼玉西武ライオンズの優勝パレードとファン感謝デーでした。
昨日、浅村選手の楽天行きが決まり西武ファンは悔しさと不愉快さと感謝とで非常に複雑な心持ちで今日のイベントに参加していました。
最後の挨拶で監督の素晴らしいスピーチは多くの西武ファンの気持ちを鎮めました。
この監督は人情に厚く、我慢強く、発言は人を動かす力があります。
本当に立派な監督だなと思っていたら、早速その晩に記事になっていました。
嬉しくなり思わず引用させていただきました。
ファンにとっては、ポスティングでメジャー移籍を目指す菊池、楽天へのFA移籍を表明した浅村との別れの場にもなった。イベント中のトークショーでは、菊池がメジャー挑戦を初めてファンに報告。さらにセレモニーの冒頭では浅村が別れのあいさつを行った。
そして辻監督による、イベントの締めくくりのあいさつ。様々な人々への配慮に満ちあふれていた。「今年1年間、頑張ってくれた選手達を本当に誇りに思います」とまずは10年ぶりの優勝を飾ったナインを賞賛。続けて浅村、菊池に触れ「先ほど浅村も、雄星もあいさつした。来シーズンは優勝に大きな力を与えてくれたこの2人が、卒業します。この西武ライオンズから旅立ちます」とした。
そして、浅村については「なかなか表に表現しない、というか引っ込み思案な性格。キャプテンに任命しどうなるかなという気持ちもあったが、本当に彼は背中でチームを引っ張ってくれた。今年の優勝があるのも間違いなく、浅村の力も大きかった」と人柄を披露。
菊池には「今日(腫れた)顔をみたらびっくりした。この大事な時に親知らずを4本抜く、ちょっと間抜けなところもあります。私としては親心。小さいときからの夢。メジャーリーガーに挑戦します。ただ、心配なのは神経質なところだけ。そこだけを克服し、海の向こうで活躍する雄星をテレビで拝見し、心から応援したい」と話した。
さらに「浅村に関しては…」と浅村へ視線を向けてひと呼吸置くと、これまで以上の笑顔を浮かべて「来シーズンから敵になる。うちの投手陣が必死に抑えると思う。インコース、気をつけてください!」と強烈なジャブを見舞った。会場のファンからは笑いと歓声が起きた。
当然、同一リーグへの移籍など浅村のFAに納得、心の整理ができないファンは少なくなかった。だが、指揮官はまず2人の存在の大きさを改めて称えたあと、ジョーク交じりに人柄を披露。そして、浅村へのいち早い「先制口撃」はもやもやしていたファンの心をいかばかりか晴らし、それによってファンへの申し訳なさを感じていた浅村も救った。名二塁手だった現役時代から、目配せ上手だった指揮官。このスピーチで菊池、浅村、ファンの立場の違う3者の複雑な思いや、それまで会場に漂っていたちょっぴり微妙なムードを、見事に和やかにしてみせた。
イベント後。浅村も、ここ1カ月は見せることがなかった心からの笑顔を浮かべて「うれしかったですね」と辻監督のスピーチに感謝。今季の西武の強さの理由が垣間見える瞬間だった。
昨日、浅村選手の楽天行きが決まり西武ファンは悔しさと不愉快さと感謝とで非常に複雑な心持ちで今日のイベントに参加していました。
最後の挨拶で監督の素晴らしいスピーチは多くの西武ファンの気持ちを鎮めました。
この監督は人情に厚く、我慢強く、発言は人を動かす力があります。
本当に立派な監督だなと思っていたら、早速その晩に記事になっていました。
嬉しくなり思わず引用させていただきました。
ファンにとっては、ポスティングでメジャー移籍を目指す菊池、楽天へのFA移籍を表明した浅村との別れの場にもなった。イベント中のトークショーでは、菊池がメジャー挑戦を初めてファンに報告。さらにセレモニーの冒頭では浅村が別れのあいさつを行った。
そして辻監督による、イベントの締めくくりのあいさつ。様々な人々への配慮に満ちあふれていた。「今年1年間、頑張ってくれた選手達を本当に誇りに思います」とまずは10年ぶりの優勝を飾ったナインを賞賛。続けて浅村、菊池に触れ「先ほど浅村も、雄星もあいさつした。来シーズンは優勝に大きな力を与えてくれたこの2人が、卒業します。この西武ライオンズから旅立ちます」とした。
そして、浅村については「なかなか表に表現しない、というか引っ込み思案な性格。キャプテンに任命しどうなるかなという気持ちもあったが、本当に彼は背中でチームを引っ張ってくれた。今年の優勝があるのも間違いなく、浅村の力も大きかった」と人柄を披露。
菊池には「今日(腫れた)顔をみたらびっくりした。この大事な時に親知らずを4本抜く、ちょっと間抜けなところもあります。私としては親心。小さいときからの夢。メジャーリーガーに挑戦します。ただ、心配なのは神経質なところだけ。そこだけを克服し、海の向こうで活躍する雄星をテレビで拝見し、心から応援したい」と話した。
さらに「浅村に関しては…」と浅村へ視線を向けてひと呼吸置くと、これまで以上の笑顔を浮かべて「来シーズンから敵になる。うちの投手陣が必死に抑えると思う。インコース、気をつけてください!」と強烈なジャブを見舞った。会場のファンからは笑いと歓声が起きた。
当然、同一リーグへの移籍など浅村のFAに納得、心の整理ができないファンは少なくなかった。だが、指揮官はまず2人の存在の大きさを改めて称えたあと、ジョーク交じりに人柄を披露。そして、浅村へのいち早い「先制口撃」はもやもやしていたファンの心をいかばかりか晴らし、それによってファンへの申し訳なさを感じていた浅村も救った。名二塁手だった現役時代から、目配せ上手だった指揮官。このスピーチで菊池、浅村、ファンの立場の違う3者の複雑な思いや、それまで会場に漂っていたちょっぴり微妙なムードを、見事に和やかにしてみせた。
イベント後。浅村も、ここ1カ月は見せることがなかった心からの笑顔を浮かべて「うれしかったですね」と辻監督のスピーチに感謝。今季の西武の強さの理由が垣間見える瞬間だった。