まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から毎週の競馬を長年楽しんでいます。
*画像等はクラブより使用許可を得て使わせて頂いています。

ありがとう領家調教師!

2014年02月22日 19時44分12秒 | 今日の日記
ついに明日で領家調教師が引退されます。領家調教師には本当の競馬の楽しさを教えて頂いた気がします。
私から見た領家調教師は義理に厚く飾らない人柄で厳しくも優しい方でした。若手騎手を積極的に乗せる印象もありましたね。領家調教師と一緒に写らせて頂いたシルクメビウスの東海Sの口取り写真は私の宝物。棺桶に入れてもらうつもりです(笑)
殆ど全てが日高の馬でこれだけの成績を挙げられる調教師は領家先生以外にはいないと思います。
坂東牧場ー領家厩舎ーシルクの黄金ラインは最高でした。


領家調教師は私にとって最も印象に残る調教師の1人でした。
気付いたのが遅かったので2頭のみの出資でしたが、私の一口人生で最も輝いていた時期を演出して下さいました。
私はまた一つ競馬の楽しさを失います。





以下の文はかつての私のブログ記事からてす。
領家調教師の人柄の一端が現れている文章だと思います。目を通してみて下さい。




昨日は本当に嬉しくて思わず追加出資をしたくなってしまいました。
もちろん「シルク=領家=ステイゴールド」です。
師の引退も近いのでそれを考えると残念です。

昨日のトパーズSは正直なところ負けられない気持がありました。
ここで負けると『強いダート3歳馬』の一角を形成すると思っていた勢力図を書き替えなくてはいけないかと思っていたからです。

「東京スポーツ」にこんな話がありました。
シルクメビウスが除外になった時は土曜日の田中博康騎手は乗り馬がゼロ。そこで助け船を出したのがメビウスの領家調教師。決まっていた騎手を変えて急遽田中博康に変更して一頭を確保。田中博康もこの恩に感じ入り“一頭入魂”を約束。そうしたら木曜になり出走回避が出てシルクメビウスがトパーズSに出走できるようになったとの事です。さらに他からの依頼もあり全部で4頭集まったとの話でした。


それにしても領家調教師は凄いですね。
早口で口うるさいおやじかと思っていましたが、義理人情の塊のような人。日本人です。
私も重賞ユニコーンSの時、経験不足の田中博康騎手を変えたほうがいいと思った時もありました。
でも領家先生はずっと田中博康騎手を使い続け、それに応えるようにタナパクも結果を出してきました。

私が調教師であるならば重賞の時は元々厩舎との付き合いの深い武豊騎手や岩田騎手や安藤騎手に頼むでしょうね。
それでも領家先生は変えませんでした。

今般、武豊騎手のウオッカ乗り替わり問題で心を痛めていた私はこの領家先生と田中博康の強い絆に熱いものを改めて感じたのです。
こういった調教師にはお願いして馬を預かってもらいたいものですね。


やはり私は日本人。
形ばかりの欧米化なんて要りません。時代遅れと言われようとも人の心を見つめ続けるような男になりたいと思うのでした。
そして競馬の奥底をしっかりと見つめて人と馬のドラマを後世に伝えていけるような語り部になりたいと思うのでした。

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