まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を楽しんでいます。競馬以外では男声合唱、野球観戦、旅行、食べ歩きで余暇を楽しんでいます。

なんとスーパークリークまでも…

2010年09月01日 00時50分17秒 | 今日の日記
先日オグリキャップの死去に心を痛めた訳ですが、また一頭の名馬が同じ時期に旅立ってしまいました。
私はメジロマックイーンの信者ですので、かつての武豊さんの本を読む度にスーパークリークの名前が出てくる事にイライラしていました。
ジェラシーです(笑)


私はスーパークリークの走りはビデオでしか見たことはありませんが、走りが大変しなやかなハンサムホースであったという印象があります。
あとはダビスタ。スーパークリックの名前で出ていました。ノーアテンションを付ければ爆発するという裏ワザが流行りましたね(笑)

スーパークリークは前脚が外向していたそうですが、とても良い動きをするので調教師が馬主さんに購入を勧めたようです。
今は小川でもいつかは大河のように成長してもらいたいというネーミング。
響きもいいし、実にカッコいい。
後に菊花賞、天皇賞の春と秋を取るような馬になりました。



この馬のエピソードはやはり菊花賞ですよね。
学生時代に買いあさった別冊宝島などから仕込んだ話ですと、このスーパークリークの配合を考えたのはラフィアン総帥の岡田繁幸さんで、当時2年目の武豊騎手が他にも乗り馬がいたにも拘わらず、スーパークリークと出られなければ意味はないと表明した事を受けて、岡田氏はなんと自身のクラブ馬を回避させて抽選対象だった補欠一番手のスーパークリークを出走させたという信じられないような話が残っています。
さらにその後に岡田氏はラフィアン会報で出資者に謝罪したという男気と潔さ。しかしそのスーパークリークは菊花賞を圧勝。
却って岡田氏の評価を高めたという伝説が残っているようです。
私は岡田繁幸さんは大変な人物だと思っていましたが、今回調べる事で新たなエピソードを仕込んでますます好きになりました。
立派な方ですね。

実は今の武豊があるのは岡田繁幸さんのこの配慮のおかげだったのかもしれないと思うと非常に面白いです。
そしてこの馬がいたから今の武豊があると考えると今の競馬界において大変重要な意味を持った馬であったと言えると思います。
不世出の天才、武豊騎手を世に送り出した馬として記憶される事でしょうね。


老衰との事ですから大往生だったのだと思います。
改めてスーパークリークのご冥福をお祈り致します。