まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

アレルギー反応

2009-12-10 16:48:33 | 人間文化論
昨日の午後くらいから、くしゃみ・鼻水・鼻づまりに悩まされています。
新型インフルエンザかと一瞬ビビりますが、
それらに加えて、目が痒くて痒くてしかたなく、涙が止まらない、
という症状も付いてきているので、
おそらくインフルエンザというよりはアレルギー反応なんでしょう。

こんな季節になんでとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
花粉というのはスギ花粉だけではないので、
1年中なにかしらの花粉が飛んでいるそうで、
それぞれにアレルギー反応を起こす人がいるということのようです。
私も数年前からスギの花粉症が発症しているんですが、
まだ比較的軽症です。
むしろ昨日から今日にかけてのこの正体不明のアレルギー反応のほうがひどくて、
日常生活に支障を来すほどのつらさです。

とにかくモーレツに目が痒いです。
目玉を取り出してジャブジャブ洗いたいくらいです。
そして、涙がウルウルと出てきます。
それを拭ったりすると、よけいに目が痒くなるので悪循環です。
なので、今朝は涙を拭わずにダーダー泣きながら登校しました。
たぶん変な人だと思われていたことでしょう。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりは目の症状に比べるとまだ軽症ですが、
しかし、時間を置いて波がやってきます。
波が来ると、くしゃみが止まらず、ずっと鼻をかみ続けていないといけません。
おっと、今はセキが出始めました。これは新しい展開です。

大学内だとどこにいても症状が出ます。
研究室の中にこもっていても関係ありません。
登下校のときに外を歩いていても発症します。
自宅に着いてもずっとです。
寝るときは目をつぶれるので目の痒みはおさまるのですが、
鼻水が出てくるので何度も夜中に起きなくてはなりません。

アレルギー反応というのは、人間の免疫系の正常な働きに由来するのだそうです。
つまり、免疫系は体内に入ってきた異物を排除するための大事な仕組みであり、
それによって人間は病気にかからずにすんだり、
かかってしまった病気を治癒することができるわけです。
ところが、この免疫系が、
人間にとって大して害になるわけでもない花粉などに対して過剰に反応して、
是が非でも体外に排出しようと、くしゃみや鼻水、涙などを出し続けてしまうのが、
アレルギー反応であり、花粉症なわけです。

そう考えると、アレルギーというのは人間の本能が壊れてしまった結果だとも言えるでしょう。
もちろん、この場合は生まれつき本能が壊れていたというよりも、
後天的に壊れてしまったわけですが、
本来、人間が自らを守るための身体の仕組みが壊れてしまって、
異常に働きすぎてしまって、人間の日常生活を脅かしているわけです。
ですから、昨日から今日にかけて私は、鼻をかんだり涙を拭いたりするたびに、
「ああ、人間は本能の壊れた動物だなあ」 と思い知らされているのです。
この症状は確かに辛いですが、自分の理論が証明されるのは悦ばしいことです
半分苦しみ、半分ほくそ笑みながら、体液を垂れ流し続ける今日この頃でした。