まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

八月蝉いっ!

2015-07-31 14:57:21 | 人間文化論
暑いですね

そして、セミがこれでもかというくらい鳴きまくっています。



その鳴き声が暑さをいや増してくれています。

窓を閉め切った研究室のなかで聞く分にはまだ耐えられますが、

駅や駐車場から研究室にたどり着くまでのあいだの鳴き声といったらとんでもない騒音で、

もう 「八月蝉いっ と大声で叫びたくなるほどです。

いや、もちろんちゃんと知ってますよ。

「うるさい」 の正しい当て字は 「五月蠅い」 であることくらい。

でも5月のハエなんかより7~8月のセミのほうがはるかに騒々しいと思うんですけど。

(今年は7月から絶好調で鳴きまくっていますが、震災直後は7月は静かでしたね。)

というわけで私としては今後 「八月蝉い」 の表記でいきたいと思います。

それにしても鳴きまくっています。

大学の敷地内だけでどれだけいるんでしょう?

役目を終えた死体もゴロゴロ転がっています。

建物から出た一歩目でセミの死体を踏んづけてしまった、

なんていう悲惨な被害届も耳にしました。

私は研究棟のなかに入ったら開いてる窓は片っぱしから閉めて回っていますが、

大学には窓を開けたがる自然派の人もいらっしゃるようで、

「自然の驚異」 も何度か発生しており、研究棟内でもいくつか死体を目にしました。

先日の飲み会である方がこんなことをおっしゃっていました。

「ミンミン鳴いてるのを聞いてるとセミってどれだけいるんだろうって思うけど、

 それと同時に、地中にはその7倍のセミが生息してるんだよなあと想像すると怖くなるんです。」

うわあ、イヤなこと聞いちゃったなあ

地中のセミのことなんて今まで一度も考えたことなかったのに…。

これからはセミの鳴き声を聞くたんびに土の中のセミのことまで思い出しちゃうじゃないか。

以前にワイパーのことを教えてくれた学生がいたけど、

そういうよけいなことを指摘して意識を喚起しちゃう人って本当に困ります。

なんだか今年から自然の驚異が7倍に増えた気がします

ナイツ塙の<今日の漫才>ブログ

2015-07-28 16:17:38 | お仕事のオキテ
お笑いコンビ 「ナイツ」 の塙宣之さんのオフィシャルブログを見つけてしまいました。

名づけて 「のぶたんの 『ヤホー』 で調べました」 です。

いつものように逃避の一環として覗いてみたところ、ハマってしまいました。

このブログの何がスゴイって、2008年の開設当初からボケとツッコミの漫才形式で、

その日あった出来事を面白おかしく紹介してくれていたんですが、

2013年の元日からは、それをさらに発展させ、

<今日の日記>、<今日の仕事>、<今日の漫才> の3つの部門に分けたのです。

それまでは <今日の日記> とか <今日の仕事> の内容を漫才形式で報告していたわけですが、

その手の報告はもうフツーに書いてしまい、漫才形式は <今日の漫才> のところだけにし、

その日その日の時事ネタを取り上げた漫才をアップしてくれているのです。

しかもこのスタイルで毎日更新しているのですからさすがとしか言いようがありません。

更新頻度が極端に減ってしまった 「おっぺけですけどいいでそべつに。」 に代わって、

これからの私の幽閉生活を支えてくれることになるでしょう。

1日に読んでいい量を決めていますので、まだ1年分くらいしか遡って読んでいませんが、

ここまでの私のお気に入りの <今日の漫才> を一緒にご堪能ください。

「ボ」 はボケ、「ツ」 はツッコミの略のようです。


<今日の漫才>2014年08月04日(月)
ボ : スタジオジブリの制作部が一旦解体するみたいですね
ツ : 小休止ですね
ボ : 再開したらまた面白い作品出来るでしょうね
ツ : パワーアップして欲しいです
ボ : 新作 「もののけ姫と雪の女王」 とかね
ツ : 負け認めちゃってるよ


<今日の漫才>2014年08月16日(土)
ボ : 東海大四高のピッチャーが投げたスローボールが話題になってますね
ツ : 元フジテレビアナウンサーが批判した事で炎上しているみたいですね
ボ : 批判する意味がわからないけどね。あれは立派な球だよ
ツ : そういう意見が多いですよね
ボ : こんな批判に負けずにあのなに君だっけ、あの~世の中をなめたあいつ、あっ西嶋君も頑張って欲しいですよ
ツ : お前も同意見じゃねえか!!


<今日の漫才>2014年08月28日(木)
ボ : デング熱が話題になっていますね
ツ : 日本では70年ぶりに発見されたみたいですよ
ボ : 70年ぶりにその人が外に出ちゃったわけですか
ツ : ずっと監禁されたりしてないよ。代々木公園にいた蚊が原因らしいですよ
ボ : その蚊が70年ぶりに外に出ちゃったわけですか
ツ : そんな寿命長くないだろ!


<今日の漫才>2014年09月07日(日)
ボ : 「からくりTV」 が終わってしまいましたね
ツ : 22年続いたらしいですね
ボ : やっぱり 「ご長寿クイズ」 は面白かったな
ツ : あんな解答狙っても出来ないよね
ボ : 「花嫁が最後に投げるものは?」 に対して 『高速スライダー』 ですって
ツ : あれは笑いましたね
ボ : 正解はわからないけど笑いましたよ
ツ : 正解知らなかったのかよ!


<今日の仕事>2014年10月18日(土)
ボ : 小渕大臣が辞任してしまいました
ツ : これは政権にとって大打撃ですよね
ボ : 本人もショックでしょうが、観劇でもして元気になって欲しいです
ツ : それで問題になったんだよ


<今日の漫才>2014年10月08日(水)
ボ : ノーベル賞日本から3人受賞素晴らしいですね
ツ : 青色発光ダイオードは本当に大発明だったんですね
ボ : やはりエロEDはすごいよ
ツ : LEDだよ! エロいのにEDなのかよ。かわいそうだな


<今日の漫才>2014年11月02日(日)
ボ : 中国の密漁が問題になっていますね
ツ : 伊豆諸島沖でサンゴを密漁している問題ですよね
ボ : そんなに穫れないと思うんですけどね。元々はギニアから日本にやって来てね
ツ : ギニアに生息していたのは知らなかったです
ボ : それから日本に来てギニア大使館にいたんですよね
ツ : そりゃサンコンだよ!


<今日の漫才>2014年11月03日(月)
ボ : フジテレビ 「ヨルタモリ」 が好調らしいですね
ツ : 視聴率もいいみたいですね
ボ : 「ヒルタモリ」 って番組も出来るかもね。月~金でお昼に。
ツ : それが終わったんだよ


<今日の漫才>2014年11月05日(水)
ボ : 安達祐美さんの映画 「花宵道中」 が話題になっていますね
ツ : オールヌードに挑戦したみたいですね
ボ : 「家なき子」 以来のオールヌードですからね
ツ : 初だよ! 絶対に放送できないだろ


<今日の漫才>2014年11月08日(土)
ボ : 羽生結弦の魂の演技には感動しましたね
ツ : まさかの衝突でしたもんね
ボ : 僕も今日タンスの角に小指をぶつけましたが、なんとか魂の漫才をやりきました
ツ : 一緒にすんなよ


<今日の漫才>2014年11月30日(日)
ボ : 菅原文太さんがお亡くなりました
ツ : 偉大な俳優が次々とお亡くなりになって残念です
ボ : 「前戯なき戦い」 好きでした
ツ : 「仁義なき戦い」 だよ! 相手がかわいそうだよ
ボ : 「ドラッグ野郎」 も最高でした
ツ : 「トラック野郎」 だよ! ドラッグやってる奴が運転してたらやばいだろ


<今日の漫才>2014年12月01日(月)
ボ : 流行語大賞が決まりました
ツ : 今年は 「集団的自衛権」 と 「ダメよ~ダメダメ」 でしたね
ボ : 今年は安倍首相自らフリップを使って 「ダメよ~ダメダメ」 ってやってましたからね
ツ : やるわけないだろ!
ボ : エレキテル連合の 「集団的自衛権!!」 ていうギャグも最高でしたしね
ツ : 逆だよ!


<今日の漫才>2015年01月26日(月)
ボ : 錦織圭が順調に勝ち進んでいますね
ツ : 次戦は前回王者のワウリンカです
ボ : 僕の予想でが40-15で錦織です
ツ : セットの途中かよ! よくわかってないだろ


<今日の漫才>2015年01月29日(木)
ボ : イチローがマーリンズに入団しました
ツ : メジャー3000本までもう少しなので達成してもらいたいですね
ボ : 背番号は 「51」。これは昔オリックスにいた鈴木一朗という伝説のバッターと同じ背番号です
ツ : 本人だよ


<今日の漫才>2015年01月30日(金)
ボ : 巨人・小林捕手がフジテレビの宮澤アナと交際しているみたいですね
ツ : 「フライデー」 されちゃいましたね
ボ : 正直またかよ! って感じですよね
ツ : まぁでもいいじゃないですか
ボ : 本当に男って女が好きだな
ツ : そんな大きい括りだったのかよ! 全部のニュースに当てはまるだろ


<今日の漫才>2015年02月08日(日)
ボ : DAIGOと北川景子さんの熱愛が騒がれていますね
ツ : 結婚までいくのか注目ですね
ボ : 結婚したら竹下景子ですよ。ニヤニヤ
ツ : 何が可笑しいんだよ


<今日の漫才>2015年02月15日(日)
ボ : 森三中の大島さんが妊娠しました
ツ : 本当におめでたいニュースですね
ボ : 将来は子供も加えて 「林二小」 にしたらいいね
ツ : なんでちょっとづつ減ってんだよ! 増やせよ


<今日の漫才>2015年02月21日(土)
ボ : 広瀬すずさんがすごい人気だよね
ツ : ドラマやCMに引っ張りだこだよね
ボ : まだ高校生ですよ
ツ : 将来が楽しみですね
ボ : 僕も高校生の頃も引っ張りだこでしたけどね
ツ : 嘘つけ! ただの一般人だろ
ボ : あそこを引っ張り過ぎてたこが出来ちゃってましたよ
ツ : 意味分からなすぎて下ネタかどうかもわからないよ


<今日の漫才>2015年02月22日(日)
ボ : 東京マラソン盛り上がりましたね
ツ : すごい参加者ですよね
ボ : 車を運転する立場からするとけっこう邪魔なんだよね
ツ : 交通規制されるけど我慢しなよ
ボ : サイドミラーに何人もぶつかったよ
ツ : どこを走ってんだよ! 白バイに捕まるぞ


<今日の漫才>2015年02月26日(木)
ボ : 大塚家具が骨肉の争いをしていますね
ツ : 父である会長と娘の社長の意見が真っ向から対立していますね
ボ : 難しい問題ですよ。ニトリ派の父とイケア派の娘の対立ですからね
ツ : 違うよ! 勉強し直してこい!


<今日の漫才>2015年03月05日(木)
ボ : サッカー日本代表監督が内定しました
ツ : ハリル監督ですね。前アルジェリア監督です
ボ : 彼はいい監督ですよ。きっとやってくれますよ
ツ : 知っているんですか
ボ : あそこを見たらわかるよ。絶対やってくれますよ
ツ : どこを見たんだよ


<今日の漫才>2015年03月14日(土)
ボ : ダルビッシュが手術をする決断を下しました
ツ : 復帰は早くても来年ですね
ボ : その間はしっかりとリハビリして欲しいです。遊ばないで欲しいです
ツ : それは大丈夫ですよ
ボ : これ以上、‘メス‘ を入れて欲しくないです
ツ : うまいのかよ


<今日の漫才>2015年03月08日(日)
ボ : 日本一かわいい女子高生が決定しました
ツ : 話題になっていますね
ボ : 顔で判断するのはよくないと思います
ツ : それだけじゃないと思いますけどね
ボ : あそこで判断しないとね
ツ : はっきり言わないとド下ネタみたいに聞こえますよ


<今日の漫才>2015年04月09日(木)
ボ : 元校長の買春はショックな事件ですよね
ツ : 12000人ですよ。大問題ですよね
ボ : 12000Pって想像しただけですごいプレイですよね
ツ : 一気にやるわけないだろ!


<今日の漫才>2015年05月08日(金)
ボ : 高崎山動物園の猿の名前は結局 「シャーロット」 になったみたいですね
ツ : イギリス王室が一番大人の対応でしたね
ボ : いちいち苦情を言ってくるやつはバカですよ! 猿に失礼ですよ
ツ : まぁまぁ落ち着いて下さいよ
ボ : そういう奴は猿みたいな奴ですよ
ツ : お前が一番猿に失礼だよ


<今日の日記>2015年05月10日(日)
ボ : 大阪の都構想、反対と賛成がほぼ互角らしいですね
ツ : 少しだけ反対が上回っていますね
ボ : 間をとって 「県」 にしたらいいと思いますけどね
ツ : 間になってないだろ!


<今日の漫才>2015年05月17日(日)
ボ : 大阪都構想の夢は破れましたね
ツ : 橋下代表も政治家を引退するみたいです
ボ : 食べていけるのかなぁ
ツ : 絶対大丈夫だよ
ボ : そのうちまた政治家になって今度は大阪都を大阪府に戻すんだろうね
ツ : だいぶ後だな! その間に誰かが都にしちゃってるし


<今日の漫才>2015年06月08日(月)
ボ : ハリセンボンはるかが歯を白くしたみたいですね
ツ : 神経が死んでいた歯ですよね
ボ : ネタにしてましたけど、本当はコンプレックスだったと思いますよ
ツ : そうですよね
ボ : 僕も勇気を出してあそこを白くしたいです。もう神経が全部死んでるので(笑)
ツ : どこだよ! 全然面白くねえよ


<今日の漫才>2015年07月15日(水)
ボ : 新国立競技場の総工費が2520億円ですって
ツ : 安藤忠雄氏も怒ってましたね
ボ : ユニクロとかソフトバンクがお金だして買ってくれないかな
ツ : そしたら国立じゃなくなるし、名称も 「ユニクロスタジアム」 とか 「ヤフー競技場」 とかになっちゃうよ!
ボ : そしたら国立市に負担してもらって名称も 「国立 (くにたち) 競技場」 にすれば問題ないよね
ツ : 国立市だけに負担させることが問題だよ


<今日の漫才>2015年07月16日(木)
ボ : ピース又吉さんが芥川賞を受賞しました
ツ : めちゃくちゃすごいですね!快挙です
ボ : 4コマ漫画でも受賞出来るんですね
ツ : お前読んでないだろ!


いかがだったでしょうか?

今後も新作を期待するとともに少しずつ旧作も遡って味わっていきたいと思います。

福島大学でエチカ福島だあっ!

2015-07-27 19:09:01 | 教育のエチカ
今度の土曜日8月1日は福島大学で 「エチカ福島」 を開催しますっ!

「エチカ福島」 は震災・原発事故後に福島の学校教員たちが集まって立ち上げた組織で、

私は第3回のセミナーから参加させていただいています。

第3回までは哲学のビッグネームをお呼びして講演いただいていましたが、

昨年の第4回からは学校教員の仲間が率先して講師役を務め、

福島の学校現場に根差した議論が展開されています。

第5回目となる今回のテーマは 「教師の仕事を考える」。

前回は本来のテーマは 「故郷喪失」 で、

その問題を論じるために学校現場の人の話をうかがった感じでしたが、

今回は初めて本格的に教育問題を取り上げます。

サブテーマは 「教育の課題と可能性をフクシマで探る」 と定め、

とりわけ、教育における 「差異 (ちがい) と共同 (つながり)」 を問題化したいようです。

というわけで福島大学人間発達文化学類の後援も得て、福島大学での開催となりました。

学校現場で日々苦労されている先生方をはじめ、教員志望の学生の皆さん、

そして、学校や教育について問題を感じている皆さまのご参加をお待ち申し上げております。




義母の豪華和定食

2015-07-26 07:13:17 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
なんか最近そういうことばかりですが、1年以上前、去年の4月30日に書いていたのに、

なぜかアップしていなかった記事をまた発見してしまいました。

ブログ記事が完成したら最後に 「投稿する」 というボタンを押さなければいけないのですが、

私が利用している gooブログでは 「投稿する」 にも2通りの投稿方法があります。

「完成 (公開する)」 と 「下書 (公開しない)」 の2つです。

まだ完成していない記事を途中で下書き状態で保存しておくことができる便利な機能ですが、

1度 「下書 (公開しない)」 を選択すると、

以後はほっておくとすべて 「下書 (公開しない)」 状態のまま投稿されることになります。

最終的に完成して公開したい場合には、

「完成 (公開する)」 を選択し直してから投稿しなければいけないのですが、

ついついそれを忘れてただ 「投稿する」 ボタンを押してしまい、

本人は投稿して公開したつもりになってしまう、ということが発生してまうのです。

フツーは自分が書いたものを読み返しますので、公開されていなければすぐに気づきますが、

追い込まれていて慌てて書いたときなどは自分のブログを読み返しているヒマなんてないので、

公開されていないことに気づかないまま、自分ひとり 「ああ書き終わったあ」 と、

ミョーな満足感にひたっているなんていうことが生じているようなのです。

というわけで今回発見された1年以上前の幻の記事を公開させていただきます。



東京の家では義母と同居するようになったという話はすでに書いたことがありますが、

義母は料理が上手なので、東京にいるとつい義母に料理を任せてしまうことになります。

今回も義母の手料理を満喫させていただきました。



まずはこれ。

右下から、手作りチャーシュー。

その左へ行って、クレソンとシラスのサラダ。

その上が、ウドのきんぴら。

右上が、自家製ぬか漬け。

どれも自分たちではゼッタイに作らないようなメニューばかりです。

そして、メインディッシュはこれ。



鰻の柳川鍋です。

本当はどじょうで作りたかったのだそうですが、いつものスーパーにどじょうは売っておらず、

生協の宅配で届いた鰻の蒲焼きの冷凍パックを使ったそうです。

さらにはお得意の土鍋で炊いたご飯です。





春らしくタケノコご飯です。

これに味噌汁がつきます。



アサリの味噌汁ですね。

以上、まことに豪華な和定食でございました。

結婚してから自分でも料理を作るようにはなりましたが、

なんちゃってイタリアンとかなんちゃって中華などの手抜き料理ばかりで、

本格的に出汁を引いて和な感じのメニューをイチから創造するなんてことはなかなかできません。

こういう料理を味わえるというのはマスオサマの特権ですね。

初めての2次会BINGO大会

2015-07-22 15:54:28 | 性愛の倫理学
結婚式披露宴を終えたあと、2次会は近くのイタリアンレストランを借り切って行われました。

会費は男性が8,000円、女性が6,000円、ちょっとお高めかなと感じましたが、

東京で開催される2次会に参加したのは久しぶりのことなので、

私の知らないあいだに都会ではアベノミクスのおかげで、

これくらいが相場になっていたのかもしれません。

出席者は、披露宴の参列者が若干人数を減らしてそのまま流れてきている感じで、

新たに加わった方はいないような感じでした。

実は新郎は岩手出身、新婦は山梨出身、しかも2人は現在、愛知県に住んで働いていて、

東京での挙式というのはその中間地点を選んだにすぎない、

まさに招く側にとっても招かれる側にとってもアウェイな地で開催された宴だったわけです。

これも今回の結婚披露宴のひとつの特徴でしたが、

そういうわけで2次会のためだけに新たに人を招くなんてことはできなかったのでしょう。

さて、その2次会ですが、ビックリさせられたのは恒例のBINGO大会においてでした。

会が始まってしばらく飲み食いしたあと、

「お待ちかねのBINGO大会で~す!」 と宣言され、カードが1人2枚ずつ配られました。



フツーこういうのって1人1枚と相場が決まっていると思うのですが、豪気なことです。

むちゃくちゃ運のいい人が1等賞と2等賞に輝いてしまったらどうするんだろうか?

みんなの羨望の眼差しのなか景品を2つあげちゃうんだろうか、

それとも、たんにスピードアップのために2枚ずつ配ったにすぎず、

一度当たったらもうゲームオーバーでもらう資格なしとするんだろうか、

などと幹事でもないのに幹事の立場に立っていろいろ運営のことを心配してしまいました。

すると幹事は高らかにこう宣言したのです。

「はーい、皆さんカードはそれぞれ2枚ずつ行き渡りましたか?

 それではこれからBINGOゲームを…

 やりませ~ん!」

みんなから 「おおーっ」 とか 「なんじゃそりゃあ」 という声が漏れます。

「BINGOはやりませんので、カードはお土産として持ち帰ってください。」

という説明が続き、場の混乱はさらに深まっていきます。

上掲の写真は家に帰ってから撮影したのですが、1つも穴が開いていないのは、

まったくBINGOをやらないまま無傷で持ち帰ったからだったのです。

さて、「こんなカードだけもらって何に使えばいいんだあっ」 という怒号が渦巻くなか、

私は反射的に大きな声でこう叫んでいました。

「ビンゴ~ッ

BINGO大会が開催されないことに対する抗議の意思 (笑) をその叫びに託したのです。

するとそこから予想外の展開になっていきました。

幹事が次のように聞いてきたのです。

「今、ビンゴって叫んだのは誰ですか?

 最初にそう言った人のために景品を用意しておきました。」

なんと幹事は、BINGOはやりませんと言っても、

きっと誰かが 「ビンゴ!」 と叫ぶだろうと読んでいたのです。

とっても恥ずかしいです。

よりによってこの場で最年長であろう私が、彼らの思うツボに嵌まってしまったのです。

恥ずかしかったのですが名乗り出ないわけにもいかないので、前に出て景品を頂戴しました。

こちらです。



これは男性にはよくわからないかもしれませんね。

頂いたときにはこういうものが付いていました。



そうです、ルーズソックスです。

こんなもの履いてる女子高生なんて最近まったく見かけなくなりましたが、

まだ売ってたんですね。

それにしても男の私がこんなものもらったって、いつ使えばいいというのだっ

今でしょ

というわけでその場で履いてみました。



いかがでしょうか?

籐の椅子に座って脚を組んでみるとエマニエル夫人っぽく見えるでしょうか?

みんなからは 「ルーズソックスというよりもゲートルに見える」 というお言葉を頂戴しました。

けっきょくその後は、幹事から数名ずつ指名されて前に出て、

クイズとかゲームとかをやって勝ったほうがいい賞品を、

負けたほうがしょぼい賞品をもらったりするのがBINGOゲームの代わりでした。

2次会で新郎・新婦が再びケーキ入刀とファーストバイトの儀式を行うというのも、

最近のスタンダードとなりつつあるのでしょうか。

あとは披露宴の場では聞けなかったことを新郎・新婦に聞いたり、

他のグループの人たちとも楽しくコミュニケーションを取ったりなどして楽しく時間は過ぎていきました。

頂戴したルーズソックスも後生大事に持って帰ってきました。

山登りのときにゲートル代わりに履くなど、大切に使わせていただきたいと思います。

というわけで以上、初めてのBINGOをやらないBINGO大会のご報告でした。

初めての中華披露宴

2015-07-21 10:37:23 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
初めての人前結婚式を経験したあと、会場を移して披露宴が催されました。

こちらもいろいろと初めてづくしでサプライズの多い会でした。

受付をすませて席次表をいただいて今日のメンバー確認をしてみたところ、

全部で10テーブルあるのですが、そのうち5テーブルが新郎友人の席なのです。

さらにそのうちの3テーブルが社交ダンス部の卒業生で埋め尽くされていたのでした。

部内結婚でかつ卒業して間もないというカップルの場合は、

これくらいダンス関係者が呼ばれるということもないわけではないのですが、

私たちが知っているのは新郎だけで、

新婦とは面識ありませんし (ダンスをやっている方でもないそうです)、

卒業してからもう8年ぐらい経っていて、かつ福島近辺ではなく東京での開催だというのに、

これだけの卒業生が大集合するというのは尋常ではありません。

これはひとえに新郎のダンス部内での人望の厚さを表すものと言うことができるでしょう。

フツー披露宴に呼ぶのはせいぜい同期のメンバーだけくらいだったりするものですが、

今回は、彼が1年生として入部してきたときの4年生の先輩から、

彼が4年生のときの1年生の後輩たちまで7代の卒業生に満遍なく招待状を送ったそうです。

まるで創部10周年パーティや15周年パーティのときのような活況を呈していました。

もうひとつ驚いたのは、その呼ばれたメンバーのうちの1名が、

結婚式に間に合わなかったばかりか、披露宴が始まってもまだ姿を見せず、

みんなや式場の係員の皆さんがまだかまだかと心配するなか、

1時間近く遅刻してやっとやってきたということでした。

彼は福島の中学校教員をやっているのですが (教採一発合格でした)、

福島からクルマで来ることにしたら間に合わなかったのだそうです。

みんなから 「なぜクルマで? 先生が遅刻しちゃダメでしょ」 と非難囂々でした。

さて、今回何よりも驚かされたのはコース料理が中華だったということです。

披露宴で中華料理をいただいたのも初めてのことです。

メニューはこうでした。



完全に中華料理のコースです。

テーブルにクルクル回る台があって大皿で供されみんなで取って食べるというわけではなく、

ちゃんと1名1名に運ばれてくるのですが、中身は完全に中華でした。

まずは五種中華前菜盛り合わせ。



どれもひとつひとつ美味しいのですが、梅干しのように見えるのがフルーツトマトで、

どういう調理をしているのかものすごく甘味が深くて美味しかったです。

中華の前菜でトマトが出てきたのって初めてだな。

続いて上海ガニ玉子入りフカヒレスープ。



濃厚でセレブな味わいです。

次はカニ爪フライとスティック春巻の二品盛り。



中華の定番メニューですが、爪肉がホロッと崩れる繊細さは尋常ではありませんでした。

牛肉とモンゴイカの炒め ブロッコリー飾り。



これはわたし的にはメインディッシュと呼んでも差し支えない品。

画像では見えませんが袋茸がいい味出してました。

大海老チリソース 中華蒸しパンと共に。



エビチリと一緒に蒸しパンが出されたのって初めてだなあ。

エビチリソースを余さずいただくためにはこのセットにするのは必要だと思います。

鮑と干し貝柱の煮込み 中国野菜添え。



これも金かかってるんだろうなあと思わせる品。

素材の旨味を活かす上品な味付けがたまりません。

大皿で出されていたら取り合いになっていたでしょう。

湯葉捲き鮮魚の葱油風味。



これがこのコース本来のメインディッシュになるのでしょうか。

しかし、さすがにこの頃にはもう相当お腹いっぱいだし、すっかり出来上がっていて、

残念なことにあまり記憶がありません。

白身魚ではありましたが、何のお魚だったんでしょうか?

写真撮るのも忘れかけて、隣の遅刻者のお皿を撮影させていただきました。

和風コースであれば最後にご飯と味噌汁と香の物が運ばれてくるところでしょうが、

このコースのシメは笹捲きチマキでした。



最初の姿を写したあともう撮影のことを忘れてしまい、笹を開いてすぐにパクついて、

隣の遅刻者が食べ終わっても思い出さなかったので、

次の写真は、もう食べられないと手をつけなかった女子のお皿を撮らせてもらいました。



見た目よりも (見た目通り?) あっさりした味わいでした。

デザートは滑らかアーモンドゼリーにフルーツを添えて。



ここで杏仁豆腐とかの定番中の定番に流れないところにセンスを感じました。

とはいえ、このへんはもうヘロヘロ。

昼間っから飲む酒は効きます。

このフルーツが何だったのかも覚えていません。

最後にウェディングケーキ。



量をこれぐらいにしてくれて本当にありがとうという感じです。

完全に満腹になり、初めての中華ウェディングコース満喫させていただきました。

さすがは新郎新婦、人前結婚式を選ぶだけのことはあります。

センスが抜群でした。

このコースは一生記憶に残ることとなるでしょう。

何よりブログネタにできて、こうして公の場に書き留めてしまいましたし。

本当にありがとうございました。

このシリーズまだ続きます。

次回は 「初めての2次会」 のレポートをお届けいたします。

初めての人前結婚式

2015-07-20 23:34:49 | 性愛の倫理学
この連休、社交ダンス部の卒業生の結婚式に招かれて東京に行ってきました。

大学の教員をやっていると結婚式に招かれる機会も少なくありません。

これまで数多くの式を見てきましたが、

今回は結婚式といい披露宴といい2次会といい、初めての経験ばかりだったので、

忘れないように順番に書き留めておくことにします。

まずは結婚式ですが、たぶん初めての人前結婚式でした。

私自身は25年前に人前結婚式を挙げましたが、

人に呼ばれた式で人前結婚式というのは見たことがありません (記憶が曖昧ですが、たぶん)。

私のころは人前結婚式を挙げたいと言っても、

式場の人に 「神前結婚式ですか?」 と聞き返されるくらいイレギュラーな注文でしたが、

この四半世紀の間にすっかり定着して、式次第も確立されているようでした。

人前ですので神父さんや宮司のような方は登場しません。

司会者というのか進行役のようなプロの女性の流暢なトークに乗って式は進行していきました。

まずは、ブーケとブートニアの交換です。

司会者の方がその由来を説明してくれました。

その物語にのっとって、まずは新郎が新婦にブーケを贈ります。



これが男性から女性へのプロポーズを意味しているのだそうです。

そのもらったブーケから新婦が一輪を抜き取って、新郎の襟元に挿してあげます。



この行動がプロポーズへの承諾を表しているのだそうです。

その花のことをブートニアと呼びます。

ブーケの派生語でブーケニアなのかと記憶違いしていましたが、

フランス語でボタンホールを意味するブートニアが正しいようです。

この儀式は初めて見ました (と思います)。

フツー新婦は最初からブーケを持っているし、

新郎の襟元にも最初から花が挿してあるのではないでしょうか。

人前式だと賛美歌やら聖書の朗読みたいにやることがないので、

こういう儀式が考え出されたのかもしれません。

続いて、誓いの言葉でした。

これは社交ダンスの試合の選手宣誓のような要領で、

新郎がひじょうに簡潔な誓いの言葉を述べ自分の名前を言ったあと、

新婦も自分の名前だけを言い添えるという形で進められました。

そして、指輪の交換です。



あとで聞いたらずいぶん前に自分たちで手作りした指輪らしく、その後サイズが変わったのか、

2人ともお互いの指にはめてあげるときにちょっと手間取っていました。

そして、誓いのキスです。



一番うしろの席だったため参列者の頭越しに撮影しなければならず、

ピント合わせもうまく行えずほとんどの写真がピンボケですが、

プライバシー保護のためにはこれくらいでちょうどよかったのではないでしょうか。

最後に結婚証明書へのサインです。



新郎、新婦の順番で結婚証明書にサインしていきました。

その後、証人代表としてお父さまとお母さまもサインをし、

4人並んで証人である列席者の皆さんにお披露目します。



「この結婚に同意される方は拍手でもって祝福をお願いします」 とのアナウンスにしたがって、

みんなで賛同・祝福の拍手を贈り、みごとに結婚が成立しました。

以上が人前式の全体像でした。

参列者全員によるフラワーシャワーを浴びながら新郎・新婦がバージンロードを退場して終了です。

ここまでそんなに時間はかからなかったように思います。

キリスト教式の神前結婚よりも短かったんじゃあないでしょうか。

といって短すぎるわけでもなし、ひじょうにいい感じにコンパクトにまとまった式でした。

特にきちんと宗教を信仰しているわけでもない日本人には打って付けだと思います。

参列するほうとしても、慣れない 「アーメン」 を唱えたり、

照れを隠しながら 「友なるイェスは~♪」 と賛美歌を歌ったりせずにすみますし、

宗教儀式に気兼ねせず気の向くままに写真を撮ったり拍手をしたりできますので気がラクです。

今後呼ばれるならば、こういう無宗教の人前式のほうがいいなあと思ったのでした。

まずは結婚式のご報告まで。

披露宴2次会でのサプライズについてはまた別にご報告させていただきます。

ハッピーピーポー

2015-07-17 16:49:36 | 幸せの倫理学
国民のこれだけの反対の声のなか、国民の理解が進んでいないことを自認していたにもかかわらず、

けっきょく安保関連法案は衆院本会議でも強行採決されてしまいました。

ま、強行採決は今日に始まったことではありませんので、

2014年末の衆院選の選挙結果が出た時点でこうなることはわかっていました。

むしろまだ憲法が改悪されてしまってはいないということのほうが驚くべきことなのかもしれません。

なんにせよ 「茶色の朝」 がいよいよ 「暗黒の朝」 に移行しつつあるようです。


こういうときは面白ブログでも見て空元気を出そうと、

「うちの3姉妹」 なきあとの松本ぷりっつ先生の公式ブログ、

「おっぺけですけどいいでそべつに。」 を覗いてみました。

最新作の2本が秀逸だったのでシェアしておきたいと思います。


「ハッピーピーポー」

「で、長女の部活はというと。」


3姉妹の長女フーちゃん、あいかわらずぶっ飛んでいます (次女のスーちゃんも負けてはいない)。

幸せそうだあ。

これだけ暗いニュースばかりだと、

私もすべてを忘れてこんなふうに生きられたらなあと憧れてしまいます。

いやいや、いかんいかん。

ここで弱気になってる場合ではない。

そんなことしたらフーちゃんたち若い世代の幸せが丸ごと奪われてしまう。

私たち大人がここで踏ん張らなければ

パックのスイカ

2015-07-15 11:40:03 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
基本辛党で、ふだんそれほど甘いものを欲していない私は、

果物類も自ら進んで買うということはあまりありません。

うちでパーティをするというときにデザート代わりに、

あるいは料理のひとつとして供するというときに買うくらいでしょうか。

一人暮らししているなかで自分のためにわざわざ買ってくるということはほとんどありません。

ていうかフルーツってけっこう高いですよね。

結婚して初めて親元を離れて自分で買い物に行ったときに、

牛肉と果物に関してはこんなに高かったんだあと初めて知り、

毎日のように何かしら果物がうちにあったことの有り難さを噛みしめたものでした。

とりわけ、本日のテーマのスイカですが、子どものころは夏の定番でしたが、

自分で買い物に行ってみると、スイカってデカイし重いし高いしで、

むろん一人暮らしじゃ絶対に食べ切れなさそうですし、冷蔵庫にも入りきらないし、

要らないもの買わないものの筆頭に君臨しておりました。

また、子どものころには存在していませんでしたが、

一人暮らしを始めたころからパック詰めの果物というものが登場してきて、

スイカのパックの場合、デカイ重いの部分は解消されるようになりましたが、

しかしながらどう考えても割高ですから、

わざわざそんなものを買おうなんて思ったことは一度もありませんでした。

ところが最近になってある方からこんな情報を得たのです。

「パックのスイカって甘くて美味しいんだよ!」

説明によると、パック詰めされるスイカというのは、

単体ではもう商品にならないぐらい売れ残って熟れきったやつの、

イタんだところを除去し美味しい部分だけをカットして詰め合わせて売っているそうなのです。

だからパックの場合は当たり外れなく、最後の1個まで全部甘くて美味しいんだそうです。

そう言われると真偽のほどを確かめたくなるじゃないですか。

というわけで初挑戦してみました。



スーパーで売ってるこういうやつです。

スイカを丸1個とか半分に切られたやつを買うのに比べれば安いですが、

いくら 「メガ盛り」 と銘打ってるとはいえこの量にしてはやはり割高です。

家庭ではなく職場や屋外で食べることを想定しているのでしょうか、

プラスチックの楊枝が2本付いていました。

では、いよいよ食べてみます。



おおっ、甘っ

たしかに噂は本当でした。

甘いスイカの見分け方っていろいろ情報が出回ってて、

それに基づき必死こいて選別したものでしたが、それでも当たり外れが付きものでした。

そして、スイカを山型にカットして皮の部分を手で持って食べていくわけですが、

最初の一口が一番美味しくて、あとはじょじょに味は薄まっていき、

皮の近くの白っぽい部分はほとんど甘味はなくなって、キュウリに限りなく近づいていくという、

ある種残念な食べ物だったじゃないですか、1個買いしたスイカって。

そのデメリットが完全に払拭されているのです。

今回1個しか買いませんでしたが、その後もう1パック買ってみたときも、

テキトーに一番手前のものを選んだにもかかわらずけっして外れのない甘さでした。

そして、あの最初の一口の甘味と美味しさが最後の一切れまでずっと続くのです。

なんかもうスイカはこれでいいな。

子どもたちにはちゃんと1個買いしたスイカのあの悲哀を経験してもらいたいと思うけど、

私なんかは年にそう何回もスイカを食べたりするわけではないし、

老い先短いんだから今さら当たり外れに一喜一憂したくもないので、

もうこれでいいんじゃないでしょうか。

安保法案強行採決を目前にしてどうでもいい季節ネタのレポートでした。

福島市議選2015選挙結果

2015-07-13 16:27:37 | グローバル・エシックス
昨日、福島市議選が行われ、選挙結果が出ました。

選挙って終わってしまうといつも徒労感、敗北感、絶望感ばかりが残って、

ふり返ろうとか、せめて選挙結果を記録に残しておこうという気が失せてしまいます。

今回もだいたい予想通りの結果でしたが、議席数が多い分、敗北感がそれほどでもないので、

初めて記録に残しておこうと思い立ちました。

福島民友ネットから転載しておきます。


福島市議選は定数9上回る激戦 新議員35人決定

 任期満了に伴う福島市議選は12日、投開票が行われ、新議員35人が決まった。
 定数3減の中で44人 (現職29人、元職1人、新人14人) が立候補した激戦の結果、現職27人、元職1人、新人7人が当選した。任期は31日から4年。
 投票率は47.33%で、前回の42.36%を4・97ポイント上回った。当日有権者数は23万1514人。

◇福島市議選開票結果
(定数・35・立候補44、敬称略)
(選管最終)
当 7,389  石原洋三郎  42  無元
当 3,738  半沢 正典  53  無現
当 3,722  萩原 太郎  60  無現
当 3,448  高木 克尚  60  無現
当 3,445  小野 京子  59  公現
当 3,325  大平 洋人  50  無現
当 3,185  後藤 善次  54  公現
当 3,135  佐々木 優  41  共新
当 3,089  鈴木 正実  58  無新
当 3,008  川又 康彦  49  無新
当 2,922  尾形   武  64  無現
当 2,879  渡辺 敏彦  60  無現
当 2,870  梅津 一匡  39  社現
当 2,831  丹治   誠  48  公現
当 2,812  梅津 政則  48  無現
当 2,805  土田   聡  53  共現
当 2,803  村山 国子  57  共現
当 2,789  須貝 昌弘  62  公現
当 2,711  真田 広志  44  無現
当 2,552  黒沢   仁  59  無現
当 2,541  小熊 省三  58  共新
当 2,351  誉田 憲孝  40  無現
当 2,280  粕谷 悦功  65  無現
当 2,256  山岸   清  67  民現
当 2,247  羽田 房男  56  無現
当 2,231  宍戸 一照  64  無現
当 2,201  沢井 和宏  57  社新
当 2,105  白川 敏明  59  無現
当 2,095  阿部   亨  48  無現
当 2,067  小松 良行  53  無現
当 2,036  佐久間行夫  60  無現
当 2,007  二階堂武文  59  無現
当 2,004  粟野 啓二  63  無現
当 1,963  斎藤 正臣  40  無新
当 1,820  根本 雅昭  35  無新
  1,612  佐久間記三子 53 無新
  1,531  菅野 輝美  59  無現
  1,483  岸波 清孝  60  無新
  1,408  田畝 誠司  51  無現
  1,122  矢吹フミ子  73  無新
  1,085  菅野 吉広  47  無新
    905  平井 有太  39  無新
    504  紺野   隆  64  無新
    499  木口 英則  46  無新
(2015年7月13日 福島民友ニュース)


という結果でした。

今回は顔見知り選挙だったわけですが、3名の知り合い中、

1名がトップ10に入る余裕の当選、1名がギリギリでの当選、

そして、残る1名が残念ながら落選という結果に終わりました。

玉虫色の結果ですね。

3分の2の当選ということで喜ぶべきか、全員当選でなかったことを悲しむべきか。

落選した方がもっと票を伸ばしていたら、ギリギリ当選の方が落ちていたかもしれないわけだし…。

選挙ってむずかしいです。

もちろん、前回書いたように最初から知り合いの中から三者択一というふうには考えなかったので、

この3人のことだけを考えていたわけではありませんが、

すべての候補者のことを調べていくなかで、やはりこのお三方にはみんな当選してもらいたいと思っていました。

そうならなかったのは誠に残念です。

とはいえ2名の知り合いが福島市議会議員となられたわけですから、

これまでとは異なり、市議会ではどんなことが話し合われ決められているのか、

いろいろと情報が入ってくるようになるでしょう。

福島市議会が変わり、私も含めて福島市民のほうも変わっていくことを期待したいと思います。

初挑戦・大学の講義で哲学カフェ!

2015-07-10 15:12:08 | 教育のエチカ
昨日の共通領域 「倫理学」 の授業のなかで哲学カフェをやってみました。
大学の授業で哲学カフェを行ったのは初めてのことです。
「てつがくカフェ@ふくしま」 の活動を始めてもう4年が過ぎましたが、
なかなかこれを授業に取り入れようという気にはなりませんでした。
というのも、私が担当している講義科目はどれも受講者が50名以上、
この 「倫理学」 などは90名強の学生さんが受講していて、
さすがに人が多すぎて授業で哲学カフェをやるのはムリだろうとあきらめていたのです。
今年度、この授業をスタートさせたときも授業計画のなかには入っていませんでしたし、
先週の授業を終えた段階でもやるつもりはまったくなかったのです。

それを急にやってみようと思い立ったのは、
この授業を一緒に担当している共生システム理工学類の樋口先生の影響でした。
樋口先生はとても教育熱心な方で、この授業でもどんどんやり方を変えていて、
今年度からはグループディスカッションを取り入れて、
学生たちが自ら考え、互いに意見を伝え、聞きあって学びを深めていく機会を設け、
学生たちからとても好評を博していたのです。
そういうところを見せつけられてちょっと悔しいなあと感じていたのですが、
私の担当回に関してはこれまでのところ、今まで通りのやり方で進めてきていたのです。
で、昨日が私の担当の最終回で、ずっと話してきた脳死と臓器移植の問題を終え、
いつもだったら残りの時間で、樋口先生の回も含めて講義全体を振り返る感じで、
科学技術や医療技術の進歩によって人間の可能性がどんどん開かれていく一方で、
これまでに遭遇したこともないような新しい倫理学的問題を突き付けられるようになり、
それが解決されないままさらに科学や医療は先に進んでいってしまっている、
というような話をしてこの授業を締め括る予定だったわけです。

でも、その手の話はすでにこれまでの話のなかでちょっとずつ触れてあったので、
その時間を使って、樋口先生に対抗して何かアクティブラーニングの活動を取り入れてやろうと、
前日になってから急に思い立ち、じゃあ何をやろうかなと考え始めたわけです。
樋口先生みたいに、グループディスカッションにしようかなとも考えました。
ただ、M21教室で90名をグループに分けて話し合わせるには、
樋口先生のようにあらかじめグループと座席を決めておくなど、入念な仕込みが必要です。
前日の思いつきではそこまでの手間をかけることはできませんでした。
で、困ったあげく哲学カフェでもやってみるかと考えたわけです。
とはいえ何と言っても90名ですし、時間も1コマの半分 (45分) もあるかないかだし、
そもそも哲学カフェをやりたいと思って集まってきたわけではない学生たちが、
じゃあ誰からでも自由に発言してくださいと言われて発言したりしないだろうと予想されましたし、
どう考えても上手くいくような気はしていませんでした。
まあ、いつかは教育の場に哲学カフェを取り入れてみたいという思いはありましたので、
今回はダメモトでテストのつもりでとにかくやってみることにしたのです。

お題は 「脳死と臓器移植をめぐる倫理学的諸問題に対してどのような価値判断を下すか」 で、
これは試験問題と同じです。
まずは紙にひとりひとり自分の考えを書き出させ、それから哲学カフェを開始しました。
けっきょく哲学カフェに割けたのはほんの30分ほどでした。
案の定なかなか手は上がらずシラけた感じで始まりましたが、
これはふだんの 「てつがくカフェ@ふくしま」 で体験していることですから動じません。
シーンとしたなかで平然と待ち続けていたらひとりの女子学生が手を上げてくれました。
その女子学生ともうひとりの男子学生が何度か手を上げて発言してくれて、
その2人に引きずられるように他の学生たちもいろいろと意見を出してくれました。
けっきょく発言してくれたのは10数名くらいでしょうか。
お世辞にも盛り上がったとは言えませんでしたし、
臓器移植の話ばかりで、私があれほど精魂込めて話してきた脳死の話はまったく出ませんでしたが、
それでも4面の黒板がいっぱいになるくらいいろいろな論点が出されました。
動物臓器移植の話から動物を食べることの是非の話にまで広がったり、
そもそも医療とは何か、自分とは何かといった根源的な問いにまで行き着いたりと、
哲学カフェならではの想定外の展開を見せてくれたので、やってみてよかったです。







議論に参加してくれたのはごく一部で、ほとんどの学生はただ聞くだけだったわけですが、
はたしてこの試み、彼らにはどう受け止められたのでしょうか?
ちょっと聞くのは怖かったのですが、思い切ってみんなに感想を書いてもらいました。
そうしたら思っていた以上に好評だったのでビックリしました。
代表的な感想を少しご紹介してみましょう。


●考えもしなかったことが次々に出てきて、考えさせられた。話もどんどんふくらんで面白いと思った。

●当然のことではあるけれども、自分が思いもよらない考えや意見が出てくるのは、大変面白いと思う。議論を通して自分の視野がほんの少し広くなったように思えた。

●聞いていただけですが、他の学生の方の考え方の視野の広さがすごくうらやましかったです。そして、自分も同じ授業をうけていたのに、全く深く考えていないと感じました。他の方の考え方を聞くのは良い刺激になります。

●人のものに対する考え方が十人十色であるということがかなり感じられた。自分の意見と正反対の考えをもつ人と話してみたいと感じることもあった。

●様々な見解を聞く事が出来て、とても良い思考の練習になったと思います。ありがとうございました。

●とても有意義な時間だった。誰かにとっての常識が自分にとって非常識だったとしても向き合うことが大切だと感じました。

●個々人の考え方がぶつかり合っていたが、これが倫理を考えるという事なのかと自分の中で少し考え方が広まった。

●自分と異なる価値観をもったひとたちの意見を聞いて、自分の価値観が広がったように思った。自分と異なる価値観にはただ批判するのではなく、受け入れることが大切であると感じた。

●他の意見はとてもおもしろかった。そもそも食べることはいいことだろうかという話まで広がった時は、真理に近づいている気がして、とても楽しかった。

●自分と同じ価値観の人もいたが、その人も別の話題では、自分の対立意見で、面白いと思った。

●自分は発言することが出来なかったが、人の意見を聞くことにより論がどんどん深まっていくのがとても面白かった。これからも参加できる機会があれば積極的に参加したいと思った。

●哲学カフェはすごくよい。やはり一人で考えているだけでは、意外な反対意見で簡単にくつがえされてしまう。何かを考える上で、多くの人の意見を交わす重要性を知った。

●ツリー状に意見を枝葉として広げていくツリーダイヤグラムは見ていてわかりやすいと思った。自分は、脳死臓器移植はあっていいと思う。どうしようもなくなって、その最後の一本の糸がそれと思うからだ。

●自分は臓器移植について賛成の立場だったが、反対の立場の意見や、自分とは違う賛成意見など、様々な意見が聞けたのでよかった。

●自分がまったく思いつかない側面からの見方が次々と出てきて、そこからまた、自分なりの見方も思いつき、とても楽しかったです。

●生体移植や動物臓器移植などについて、自分では考えていなかった意見を聞く事ができ、それについてさらに自分の中での賛成、反対意見を考えることで、さらに考えに広がりができたと感じた。

●思うことは沢山あったが、発言する勇気が出せなくて少し悔しい思いをした。

●自分は聞いていただけなのですが、非常に有意義なものとなりました。他人のさまざまな価値観を吸収し、自らを再考察していくところが 「てつがくcafe」 の良い所だと思います。

●想像していたより楽しかった。高校ではこんなに意見が出ることは無かったので、驚いた。大学生って違うんですね。

●自分とは違う意見の人や、そこから話が展開していく内容がとても面白くて聞き入ってしまった。大勢の人の多様な意見が聞けて、また深く考えられるような感覚になり、ますます楽しくなった。

●自分と違う意見があっておもしろかった。皆ちゃんと根拠を挙げていた。

●他人の価値判断に食ってかかれなかった。倫理の力量不足を感じた。

●同年代の人が考える倫理のレベルが高くて感心してしまいました、いろいろな視点が述べられていておもしろかったです。

●もっと、話したくなった。もう1コマまるごと哲学カフェをやっても面白いと思った。他の人の考えを知れるのはもちろん、脳死臓器移植から他の動物を食べて良いのかという別の根本的問題を考えたりするのは楽しかった。

●人に伝わるように意見を述べる事は難しいと思いました。自分の中では見落としていた要素に気づかせてもらえる良い方法だと思いました。

●自分の意見をだすことができなかったが、他の人の意見をきくことで、さらにそれに作用してたくさんの意見がうまれて、おもしろいなと感じた。

●他の人の意見を聞くことで、自分とはまったく違う視点からくる意見にとても刺激を受けた。自分の考えは狭くて浅いのだなと思い知らされた。意見を言い合うことは大切なことだと改めて感じた。

●色々な人の意見を聞くことは自分の思考を広げることにつながると思える話し合いでした。なるほどと思うこともたくさんあったので自分でももう一度考えてみたいと思いました。

●どの意見もうなずける部分があるので、正直自分の考えがグラグラとしてしまった。臓器移植では 「したくない」「すべきでない」「賛成」 があったけれど、どの意見にも 「確かに」 と思った。自分だったら、家族だったら・・・それぞれ考えたら、まとまらなくなってしまった。

●とても深い話し合いで、おいていかれそうになってしまいました。自分と同じ意見の人、違う意見の人、それぞれの思いを聞くことで、自分の意見がより深まりました。また、多くの視点があり、自分の知らない分野まで突きつめられそうだったので、視野が広がるいい経験だったなと思いました。


素晴らしいっ
シラけた感じかと思っていましたが大好評じゃないですか。
自分が発言しなかったとしても、いろいろな意見に触れるだけで思考は揺さぶられるんですね。
そして、自分とは異なる価値観に耳を傾けることは、
人として、市民としての成長に大いに資する面があるようです。
ダメモトでやってみましたが、哲学カフェの教育効果に大きな手応えを感じられました。
これはぜひ今後もっと大々的に取り入れてみたいと思います。
初めての試みにお付き合いくださった学生の皆さんに感謝申し上げます。
そして、この無謀な試みに踏み出す勇気をくださった樋口先生にも心から感謝申し上げます。

ナゾの大量閲覧

2015-07-09 17:00:58 | このブログについて
昨日、アクセス数 (訪問者数) は 568 IP といつもとほとんど変わりなかったのですが、

閲覧数だけがなぜか 5,260 PV とミョーに増えていました。

ふだんは 1,500 PV 前後くらいなのに。

何が起こっているんでしょうか?

アクセス解析で調べてみたところ、次のようなページが閲覧されていたようです。


順位         ページ名            投稿日時       閲覧数
 1位  Q.脳は移植できるんですか?  2014-01-20 20:00:46   229 PV
 2位  映画ディクテーション 「光よ甦れ」  2014-12-21 09:13:45   220 PV
 3位  代議制に関するルソーの言葉  2014-10-25 11:59:26   200 PV
 4位  フクシマに悪はない?  2014-11-23 11:06:08   186 PV
 5位  Q.哲学と倫理学ってどう違うんですか?  2008-10-26 23:03:15   182 PV
 6位  Q.ロールズの 「無知のベール」 ってどういうことですか?  2014-07-17 19:53:05   169 PV
 7位  小説&映画 『阪急電車』 の疑問点  2013-05-31 22:34:13   158 PV
 8位  これで見納め、自由で民主的な日本?  2014-12-13 21:17:55   135 PV
 9位  カテゴリー毎の記事一覧(お仕事のオキテ)   120 PV
10位  福島市議会選挙2015スタート!  2015-07-06 21:28:23   108 PV
11位  思わず耳を疑う女子高生たちのまさかな会話  2013-10-05 07:58:09   104 PV
12位  トップページ   100 PV
13位  あれから4年  2015-03-11 14:46:51   88 PV
14位  「ハインツのジレンマ」  2010-12-21 16:30:58   75 PV
15位  Q.道徳と倫理の違いは何ですか?  2013-11-19 21:06:32   67 PV
16位  アンチ巨人選挙  2014-12-14 23:29:10   59 PV
17位  【2ch】 抱腹絶倒厳選おもしろコピペ集  2013-11-18 07:08:18   49 PV
18位  万能鑑定士Qとピーター・シンガー  2014-10-31 18:19:56   43 PV
19位  Welcome Back harashima!  2015-07-04 12:36:11   30 PV
20位  「文化創造論」授業改善学生アンケート結果2014  2015-07-01 10:45:16   29 PV
21位  カテゴリー毎の記事一覧(飲んで幸せ・食べて幸せ)   29 PV
22位  糖質制限ダイエット対応外食ランチ ・第2弾  2014-01-08 10:58:26   27 PV
23位  月別表示(2014年10月)   25 PV
24位  カテゴリー毎の記事一覧(教育のエチカ)    25 PV
25位  月別表示(2010年05月)    24 PV
26位  月別表示(2007年03月)   24 PV
27位  Q.法律も文化から来たんですか?  2015-06-26 17:49:46   24 PV
28位  『おもひでぽろぽろ』 に見る昭和時代の家庭教育  2013-04-26 16:19:39   24 PV
29位  桃の正しいむき方  2011-08-31 07:53:05   24 PV
30位  月別表示(2014年06月)    23 PV
31位  月別表示(2012年04月)   23 PV
32位  月別表示(2011年02月)   23 PV
33位  月別表示(2011年01月)    23 PV
34位  高千穂大学連続講演会・受講者感想  2014-11-13 17:50:30   23 PV
35位  奥会津金山町の川口高校で講演会  2015-06-23 17:33:20   23 PV
36位  カテゴリー毎の記事一覧(生老病死の倫理学)    23 PV
37位  カテゴリー毎の記事一覧(ダンス・ダンス・ダンス)   23 PV
38位  月別表示(2014年08月)    22 PV
39位  月別表示(2014年04月)    22 PV
40位  月別表示(2011年06月)   22 PV
41位  月別表示(2010年12月)   22 PV
42位  月別表示(2009年12月)   22 PV
43位  月別表示(2008年12月)    22 PV
44位  月別表示(2014年11月)   21 PV
45位  月別表示(2014年01月)   21 PV
46位  月別表示(2013年08月)   21 PV
47位  月別表示(2013年05月)   21 PV
48位  月別表示(2012年07月)   21 PV
49位  月別表示(2010年02月)   21 PV
50位  月別表示(2009年04月)   21 PV


こんな感じです。

これは明らかにふだんの閲覧傾向と異なります。

いつもだと当日書いた記事とトップページが1位、2位を占め、

あとはおもしろコピペみたいな不朽の名作 (私が書いたわけじゃないけど) が並ぶという感じでした。

例えば、前回記事をアップしたのが7月6日で、そのときの閲覧状況はこんな感じです。


 1位  福島市議会選挙2015スタート!   107 PV
 2位  トップページ   93 PV
 3位  【2ch】 抱腹絶倒厳選おもしろコピペ集   38 PV
 4位  Welcome Back harashima!   37 PV
 5位  Q.道徳と倫理の違いは何ですか?   32 PV
 6位  思わず耳を疑う女子高生たちのまさかな会話   28 PV
 7位  「ハインツのジレンマ」   23 PV
 8位  『おもひでぽろぽろ』 に見る昭和時代の家庭教育   19 PV
 9位  桃の正しいむき方   19 PV
10位  面接での変な答え   16 PV
(以下略)


2ケタ閲覧は15位くらいまでで、あとは1ケタの数字が並び、

40位~50位あたりは3~4PVというのがたいていです。

昨日は50位でも20PVを超えているというのが特徴的でした。

読まれている記事も真面目なものが多いです。

特にふだんランクインしてこないような選挙・政治関連の記事がたくさん読まれていました。

また 「月別表示」 が大量にランクインしているのもいつもとは異なります。

私はお気に入りのブログ 「うちの3姉妹」 を読んでいたとき、

過去記事を全部読むために、月別表示で片っ端から読みまくってコンプリートしましたが、

そういう読み方をしている人が何十人もいるということなのでしょうか?

学期末が近づいてきたから、受講者の学生さんが片っ端から読んでいるのかな?

試験対策だとしたら、もう少し脳死臓器移植関連の記事が読まれていてもいいような気がしますが、

1位の脳移植以外はまったくランクインしていません。

うーん、一体何が起こっているんだろう?

大学教員の政治発言をチェックするためにどこかの組織がスパイしているのでしょうか?

閲覧数が増えてうれしいような空恐ろしいような、素直に喜べない今日この頃でした。

福島市議会選挙2015スタート!

2015-07-06 21:28:23 | グローバル・エシックス
昨日2015年7月5日、福島市議会議員選挙が告示されました。



市議選のスタートにあたりいくつか思うことがあったので書いておきます。

1.顔見知り選挙

前回の市議選で自分の知り合いが選挙に出ているという事態を初めて経験したわけですが、
今回はなんと直接の知り合いが2人、知り合いのご家族が1人、立候補しています。



実家や実家近辺にずっと暮らし続けている人はとっくにこういう状態を経験しているのでしょうね。
しかし、結婚以来あちこちにボヘミアン生活をしていて、
とうとう何の縁もゆかりもない福島に引っ越してきた私にとっては、
顔見知りが立候補しているというのは何だかものすご~くヘンな感じがします。
ある意味、たしかに選挙が身近に感じられるようになったと言えるでしょう。
選挙とか政治ってまるでテレビの向こう側の出来事で遠い世界の話でしたが、
一気に自分事になってきたような気がします。
多くの (特に地方の) 日本人にとっては選挙ってそうしたものだったのかもしれませんね。

それはそれでいいのですが、前回思ったのは、
知り合いが出ているから入れるというような投票行動はしないようにしようということでした。
そんなことしたらどこかの国の政権与党の支持者と同じことになってしまうからです。
顔見知りだからというようなことではなく、きちんとその人の掲げる政策を知って、
この人に政治を任せたいと思える人に投票しようと心に決めていました。
今回は知り合い (やその親族) が3人も出ていますから、
当然のことながらそうせざるをえませんし、
最初から3人のなかの誰かというように絞ってしまうこともしないようにしたいと思います。

2.てつカフェ選挙

とはいえ、私は福島育ちの人間ではないので、
私の福島での知り合いというのはたいがい何らかの活動を共にしたから知り合ったわけで、
そういう意味でそもそも自分と考え方が似ていたり、
共感できるものがある人たちばかりなわけです。
よく考えてみたら、今回の知り合いの3人というのはみんな、
「てつがくカフェ@ふくしま」 を通じて知り合った方ばかりでした。
私にとっては 「てつカフェ選挙」 と言っても過言ではありません。
政策に耳を傾けてみると、どなたにも賛同できるところがあり、
可能であれば全員に当選していただきたいほどです。
地元では口当たりのいいことばかり言っておきながら、
けっきょく国政レベルの中央集権的な意向に従わざるをえない巨大政党の立候補者と比べたら、
はるかに福島のために働いてくれそうな人ばかりです。
こういう人たちが大挙して当選して市議会レベルでいい政治を行ってくれれば、
日本の政治の行く末にも少しは希望が見えてくるのではないかと思います。
しかしながらなかなかそうはいかないでしょう。

3.共倒れ選挙?

今回は35の議席に対して44名が立候補しました。
前回は38の議席に対して44の立候補でしたので、前回よりも倍率が厳しいです。
もちろん小選挙区制になってしまった国政レベルの選挙に比べたら、
はるかに死票は少ないですので、市民の複雑なさまざまな意向を反映した結果が出るでしょう。
ただ、最初に述べたような顔見知り選挙という傾向が強いと思われるので、
やはり現職の人や、ずっと地元で働いてきた人のほうが圧倒的に強いでしょう。
そういう意味では新しく出馬した私の知り合いたちはみな不利な戦いを強いられそうです。
そして、その人たちがみなある程度同じような方向を志向しているので (と私は見ています)、
同じ票を食い合うということになる可能性が高いと思われます。
私も清き一票しかもっていませんので、3人全員に投票することはできず、
また、私の政治信条にもっと近くてもっと安心して政治を任せられる誰かが他にいれば、
3人の誰にも投票せず、別のその人に投票することになるでしょう。
せっかく、ある程度私と同じような考えをもってくれている人が何人も立候補しているのに、
(こんなこと国政選挙ではまったく期待できないような僥倖なんですっ!)
けっきょくそれが議席数に反映されないということがありうるのです。

3.11後の国政選挙ではこうしたことが数々起こりました。
つまり、原発推進というこれまでの路線に対してノーと言う陣営のなかで互いに選挙協力ができず、
似たような政策を掲げる候補が数多く立候補してしまったために、
小選挙区制のなかでけっきょくみんな票を食い合って共倒れになり、
国民のなかに確実に存在したある層の意向がまったく議席数に現れなくなってしまったのです。
今回は小選挙区制ではないので、うまくいけば全員が大挙して当選し、
選挙後にある程度の影響力をもった集団を形成するというバラ色の未来を描くこともできますが、
ふつう市議会選挙といったら落選するのはほんの数名だけだったりするのに、
今回は9名も落ちるので、下手をするとこれまでの国政選挙同様、
票が分かれてみんな残念な結果にならないともかぎりません。
政治がこれほど大切なのに、政治がこれほど荒れている時代もないでしょう。
そういう時代においては、たんなる熱意だけでは政治を動かしていくことはできず、
立候補する前からきっちり票を読んで、いかにして民意を正確に選挙後の議席数に反映させるか、
政治家にはそこまでの責任が問われているように思いますし、
投票する側もある程度そこまで見据えて誰に入れるか考えなければいけないのかもしれません。
となると、いつも国政選挙でやっているように、
たんに自分の政治信条に一番近いからという観点だけでなく、
誰に投票すると自分の票が一番有効に政治の行方を左右できるかまで考えて、
投票相手を選ばなければいけないのでしょう。
カント主義者としては、こういう功利主義的な、結果を配慮した選択ってものすごく不本意ですが、
こういう暗い時代においては理想ばかり追っていられないのかもしれません。

4.短距離選挙

今回の選挙って、昨日が告示で今度の日曜が投票なんですね。
市議会選っていつもこんなに短いんでしたっけ?
たった1週間なんですね。
まあダラダラといつまでもやっていても税金の無駄遣いでしょうが、
こんなに短いと選挙だっていうことに気づかないまま、
投票に行きそびれちゃう人もいるのではないでしょうか。
せっかくやる以上は多くの人に投票に行ってもらいたいものです。
それと、短い間にきちんと情報を集めて誰に入れるかきちんと考えたいと思います。

5.ネット選挙

ちょっと前までは選挙期間中にこうして選挙に関してブログ記事を書くことは、
私が立候補しているわけでもなくとも、選挙違反になる可能性がありました。
ましてや立候補者はインターネットを通じた選挙活動なんてできませんでした。
ところが2013年4月に公職選挙法が改正され、インターネット選挙運動が解禁されています。
今回の選挙では、前述した知り合いはみな私の Facebook 友達ですので、
SNSを通してバンバン選挙情報が入ってきます。
これはひじょうにいいことだと思います。
従来型の選挙カーでの名前連呼では、掲げている政策なんて何もわかりませんし、
候補者が何を思い、何を考えているのかまったく伝わってきません。
高度情報化社会ですので、情報機器を駆使して今度の選挙に臨みたいと思います。

以上、福島市議選雑感でした。

Welcome Back harashima!

2015-07-04 12:36:11 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
以前、福島駅西口側のヨークタウン野田町を通り過ぎてずっと行ったところにあった、

伝説のイタリアン 「リストランテ ハラシマ」 が 「harashima」 となって帰ってきました。

かつては大学の先生たちで大挙して押しかけて、18時くらいから始めて日付が変わる頃まで、

最後はシェフも一緒になってワインを何本も空けたりしていたものでした。

というのも西口から歩いてはいけないぐらい遠くにお店があるので、

こちらにうかがうと2次会も3次会もそのままそこですませなきゃいけない感じだったのです。

クルマ通勤だった頃はよく大学帰りにそのままうかがって、最後まで飲み、

代行で帰ってくるということをしていました。

ところが私が駅周辺に引っ越して、基本クルマを使わない生活を始めてからは、

なかなか行く機会に恵まれず、たまに行くとシェフから 「あれ? どちら様ですか?」 などと、

イヤミを言われるようになっていました。

そうこうしているうちにお店は県外へと移転してしまったのです。

寂しい思いをしていましたが、それから数年経って福島に戻ってきてくれました。

しかも今回は福島駅東口側の街なかです。

位置的に言うと、13号線とパセオのあいだくらいです。

13号線側から行くと、福島信用金庫本店の脇道を入っていく感じです。

福島信用金庫の脇道なんて誰もご存じないと思いますし、私も知らなかったので、

パセオ側から行くことを薦められました。

パセオのはずれのほうにある居酒屋 「蘂 (はなしべ)」 の脇から入っていくように指示されました。

「蘂」 の横に脇道があったかどうかも定かではありませんでしたが、

行ってみたらたしかに脇道がありました。



そしてずっと向こうはなるほど福島信用金庫本店に通じているようです。

「harashima」 は 「蘂」 から脇道に入ってすぐの右手にわかりにくくありました。



店自体はわかりにくいのですが、ぶら下げられた自転車が目印で、

それさえ知ってしまえば2度と迷うことはないでしょう。

この日は、以前よくこちらの店に一緒に通っていて、

その後関西に転出されてしまった先生が久しぶりに来福されたので、

そのウェルカムパーティということで、まさにうってつけのチョイスとなりました。

以前は金に糸目をつけずに食べ物も飲み物もすべておまかせでお願いしたりしてましたが、

最近は若い先生方も増えてきたのでそうもいかず、

今回はシェフに相当ムリを言って、特別にリーズナブルなコースを用意していただきました。

ですので、今日ご紹介するのが 「harashima」 の定番コースだと思われると、

シェフにもたいへん申しわけないことになってしまいます。

そのつもりでご覧ください。

まずは、平目と黒鯛のカルパッチョ。



とても鮮度のいいコリコリの白身魚を絶品のソースでいただきます。

続いて、穴子のグリエ。



イタリアンレストランで穴子をいただけるとは思っていませんでした。

こちらはふわふわです。

そして、真鰯とトマトのカサレッチ。



カサレッチというのは断面がS字型のショートパスタです。

Sの丸い部分にトマトソースや鰯が入り込んでいて味と香りが口のなかに広がります。

シメのメインディッシュは地鶏のトマト煮です。



パスタのトマトソースとは全然違う濃厚な味わいでした。

この日はとにかくまけてもらっていましたので長居はせず、

サクッと食べてサクッと飲み、じゃっまたっとカッコよく立ち去ることをテーマにしていました。

ですが、本来この店ではシェフとグダグダ話しながら、

美味いワインと美味い料理を出してもらってダラダラと飲み食べ続けるのが醍醐味でしょう。

もう帰りの代行のことなど心配する必要がありませんので、

近々ゆっくりおうかがいしたいと思います。

温水洗浄便座、海外拡散中!

2015-07-03 08:16:08 | 人間文化論
昨日、「ウンコしてもキレイ」 という記事を書いたばかりですが、

その夜テレビを見ていたらこんなニュースをやっていました。

「“爆買い” で中国便の遅れ相次ぐ 注意呼びかけへ」(NHK NEWS WEB、7月2日 9時32分)

たぶんそのうちリンク先は見られなくなってしまうので、ここに引用しておきます。

成田空港で中国人観光客などが、出発直前に大量の土産物を購入し、機内持ち込みの荷物の制限を超えるケースが相次ぎ、中国行きの便の出発の遅れにつながっていることが分かりました。成田空港会社は、乗客に注意の呼びかけを始めることになりました。
旅客機の乗客が機内に持ち込める荷物は、航空会社ごとに大きさや数の制限があり、日本の大手航空会社の場合、身の回り品に加え、定められた大きさを超えない荷物1個とされています。
ところが、成田空港では、中国人観光客の多い中国行きの便で、スーツケースなどを預けたあとの乗客が、出発直前に免税店で大量の土産物を購入し、荷物の制限を超えるケースが相次いでいるということです。制限を超える荷物を貨物室に積み込む作業が必要となるため、出発が遅れる便も出ていて、ある航空会社ではことし3月、こうした遅れが中国行きの便のおよそ3割で確認されたということです。
このため、成田空港会社は、乗客に対し、機内に持ち込める荷物の制限に注意するよう呼びかけを始めることになり、3日から免税店に注意点の掲示を行うことにしています。成田空港会社は「荷物の制限を超えた場合は、時間に余裕を持って航空会社に申告してほしい」と話しています。

このWEBニュースのなかでは触れられていませんが、

昨日見たテレビニュースでは、空港の免税店に温水洗浄便座が売られている様子や、

それを買って機内に持ち込んでいるという説明が付されていました。

温水洗浄便座が 「爆買い」 されているんですかっ、スゴイなあ

やはり政治的対立なんかあっさり乗り越えて、いいものはいいと、

優れた文化は国境を越えて伝播していくんですね。

このニュースを検索しているなかでこんな記事も発見しました。

「なぜ中国人は日本で 『便座』 を爆買いするのか」(東洋経済オンライン、2015年04月22日)



日本を訪れた中国人観光客が 「爆買い」 をしていってくれるのだそうですが、

温水洗浄便座は、化粧品、医薬品に次いで第3位の売り上げなんだそうです。

素晴らしいっ

さらにこの記事を書いた筆者の中島恵 (なかじまけい) 氏はこんな著書も出版しているそうです。

中島恵 『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』(中公新書ラクレ)

なるほど。

ブックレビューを見てみると、嫌韓反中のヘイト言説が溢れかえっているなかで、

「中国人の日常」 や 「日本に対する本音」 を伝えてくれている良書のようです。

これは読んでみなければ。

とにかく、まずは中国からだな。

「トイレに行っても手は洗わなくていいんだ運動」 の海外進出拠点は中国に決定いたします。