まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

面接での変な答え

2012-07-28 17:10:18 | お仕事のオキテ
ここ数年、就活期間が延びてきてますね。

4年生のみんなはまだ就活がんばってるみたいです。

そんなみんなのためにいつものミクシィの 「テストで書いた変な答え」 から、

就職試験の面接でやっちゃった変な答えをご紹介します。



●友人は本当に口数も少ない、とても謙虚で物静かな女性でした…

その彼女がいつになく取り乱していました。

会社の面接で 「あなたのアピールポイントは何ですか?」 と聞かれ

「友達は目が可愛いと言ってくれます」

それは、チャームポイントじゃん!



●面接で隣の人が

面 『長所と短所を言って下さい。』

隣 『長所は誰とでも仲良くできることで

  短所は大根美人なところです』

八方美人だろっ!



●就職のグループ面接の時に目の前にある道具 (5、6個くらい) のうち一つを選んで

即席でその商品をプレゼンするというやつで、

緊張のあまりボクがとっさに手にとったのは

消しゴム!!(´Д`)

その瞬間もぅ終わったと思いました。

消しゴムの何を褒めろってゆうんだぃ? 何かがふっきれたボクは…

「この消しゴムはですね、最近NASAで開発された特殊な素材でできてまして (大ウソ)

 ボールペン跡もマジック跡も汚れたシャツなんかも (言い過ぎやろ) もう何でも消せちゃうんですよ。

 ホント。

 非常に画期的ですよ~あなたたちの頭では理解できないような構造でできてるんですよ (暴言)

 はい、何でもすぐ消せます。

 むしろボクとゆう存在を今この場から消し去るために使いたい商品ですね (暴走)」



●「志望動機は?」

「いや、なんとなく・・・」

凍り付きました。w

これだから就活はやめられない。

来年もきっとやめられない。



●就職試験の面接のときのこと。

教官 「うちの職場は大多数が若い女性だけど、うまくやっていけますか?」

僕 「ホントですか!そういうことなら大歓迎です!!」



●就職面接で、

『働きだした時の自分の姿は、どんな姿を想像しますか?』

『満員電車で、毎朝通っている姿。帰りの電車でぐったりして眠っている姿』と答えたら…

『もっと若者らしい答えを期待してたんだけど・・・』って言われました。



●友達が初就活面接に行った日。ディスカッション風の集団面接だったらしいのですが、

彼は待合室で爆睡、その後始まって10分ほど経って慌てて遅れて参加

第一声

ちわっす



●もうかれこれ昔のことになりますが・・・・

ある就職面接で・・・

ワタシを含め3人で面接を受けました。(グループ面接)

試験官も3人。

これは気合を入れていかないと印象がのこらん><

と思って気合十分で面接に望みましたw

そうすると、あまりに気合が入りすぎたためか・・・

『ぷぅ~~~~~♪』

しまった!!

こんな日に限って、いつもよりいい音色が鳴りました^^;;



●面接官に「何か質問はありませんか?」

と、入社試験で言われ

面接官に「あなたの志望動機は何ですか?」と聞いてしまった友人。

面接官は「えー給料良いからかなぁ」

もーどこツッコミ入れたらいいのさ!!



●とある大手ゲーム会社での面接。

面 「ストレス解消法は何ですか?」

私 「飲みに行くことです!」

面 「ほぉ~お酒は強いんですか?」

私 「いいえ、ジョッキ1杯でリバースすることもあります!」

面 「(苦笑)」



●公務員の就職試験で、面接官に

「一言で言うと自分ってどんな人間だと思う?」

と質問され、緊張のあまり「変人だと思います!!」って言い切りました。

さらに健康状態について聞かれた時には「死なない程度に生きてます!!」とアピール。

どちらも大爆笑されました。



●面接遅刻しそうでダッシュで家を出て5分前に会場に着き何とか面接には間に合いました。

「靴が左右逆ですよ?どうしたんですか笑?」

しまった…

いいわけは遅刻なんて無理↓

とっさに 「私の足やや外に反り返ってて」

ありえん泣



●就職の面接で、

面 「あなたの長所は?」

私 「真面目で、嘘を言ったことがありません。」

面 「では、あなたの短所は?」

私 「少しいい加減で、たまに嘘をつきます。」



●就職試験にて。

試験官 「え~と君は国文学科卒でしたね。大学時代に研究した書物で印象に残った本は何でしたか」

なんちゃって国文学科の学生だった私はまったくもって大学時代にお勉強しておりませんでした。

なので、国語学の勉強をしていたから書物は勉強していません・・・と逃げました。

ふぅー、これで難は逃れた、と思っていたら

試験官→「いゃ、でも何か勉強はしたでしょう?!枕草子とか源氏物語とか」

微妙に試験官達の雰囲気がピリピリし始めました。

これはとにかく何かを答えなきゃ、って思いついたのが、森鴎外の舞姫。そしたら、

試験官→「舞姫ですか。ほう~。では、舞姫の舞台はどこですか?」

言うんじゃなかった...と激しく後悔しつつ、しばらく宙を見上げ、考えること、5秒。

私:「ええっと、オランダですか・・・?」

試験官:「はい、けっこうです。」



●面接官 「なぜ、○□☆◎◇×※▽★か?」

俺 「え?ちょ、もっかい言って…」



●某企業の集団面接にて。

面接官 「自分を植物に例えると何ですか?

A (男) 「私は、桜です。
      ~~で、自分の周りに人が集まるからです。」

B (男) 「私は、ひまわりです。
      ~~で、常に日の当たるほうを向いて真っ直ぐ立っています。」

C (男) 「私は、タンポポです。
      ~~で、雑草のように踏まれても踏まれても負けずにいます!」

と、なんだか立派な答えが続く中…

私 (女) 「私は、ドクダミです。
      日陰に咲いていますが、傷に塗って良し煎じて飲んで良しの
      意外と使えるタイプです。」

面接官 「…どくだみ??
     けっこうクセがありますよね?」

私 (女) 「はい。あります。ニオイもあります!」



●極限に緊張すると心とは違うことを言ってしまう私。

(面接官)
だいたい、これくらいの月給になるんですけど、大丈夫ですか?

ごく一般的な金額で満足なのに。なぜか。

(私)
へー。それじゃ暮らしていけないですね。    

何様だ、私は。

何しにきたんだ。



●企業の面接での自己PRのとき

話すときは手振りなども使って話すと印象が増すと聞いていたので

『私は今まで部活を続けて来た中で主に三つの力を培う事ができました』

と言って差し出した三本指…決まったと思った矢先、指を見るとまさかの二本指

ピースと勘違いされましたorz

まぁ受かったけど(笑)




みんないろいろやっちゃってるようですね。

たとえ失敗しても一生もののネタとして使えますので、

失敗を恐れず思いっきりトライしてきてください。

そして万一やっちゃったときは是非私に教えてください。

おとなのためのあいうえおひょう

2012-07-26 12:20:53 | 性愛の倫理学
先日、Facebook 友達の884さんが Facebook 上に、

「20代のときに学んだあかさたなはまやらわの法則」 をアップしてくれていたので、

お返しに 「おとなのためのあいうえおひょう」 をアップしたいと思います。



クリックすると大きく見えます。

ちなみに、私は 「ち」 がお気に入りです。


KAURIで哲カフェ打ち上げ

2012-07-23 22:16:11 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
土曜日の 「てつがくカフェ@ふくしま」 は盛況のうちに終了いたしました。
初めて取り上げる教育問題。
しかも、「教育を再生するとは?」 というとっても難解なテーマであるにもかかわらず、
当日まで誰がファシリテーターをするか決めていなくて、
その場でジャンケンで負けてファシリテーターに当たってしまうし、
どうなることかとヒヤヒヤものでしたが、いつものように参加者の皆さんに助けられて、
私自身もさまざまな気づきの得られるいい会となりました。

問題は閉会後のシンポジウム (饗宴=飲み会) です。
頼みの綱の院生幹事さんは別件があるとかで 「てつカフェ」 の最中に途中退席してしまうし、
久しぶりに世話人が懇親会場を探さなければならないという窮境に追い込まれました。
皆さまに意向を確かめてみたところ10名の方が参加してくださることに。
いつもよりは少ない人数ですが、そこそこの大所帯です。
これだけの人数を今すぐにというタイミングで受け入れてくれるお店がそうそうあるわけではありません。
私のケータイに登録されている限りのお店に電話をかけまくりますが、
やはりどこもいっぱいのようです。
私以外の世話人2名はケータイを持っていないのでこういうときクソの役にも立ちません。

店が決まらないままみんなはA・O・Zから移動しはじめ、MAX福島から退去しようとしています。
どこに行くどこに行くと焦りながらも、エスカレーターを下りながらひとつ閃いたことがありました。
MAX福島の2階「四季彩食カウリキッチン」 という、
バイキング形式で食べ放題の自然派食品っぽいお店があるのです。
昨年、「てつカフェ」 の会場候補を探しに街中をさまよっていた頃、
MAX福島の中にA・O・Zを見つけてここはいいんじゃないのと会場の予約をしてみたとき、
2階にこのお店も見つけて、試しにここで食事をしたことがあったのでした。
夜は1,280円でバイキング食べ放題で、けっこう野菜のメニューとかも揃っていて、
健康によさげな感じだし、ちゃんとアルコール類もあって2,000円で飲み放題にもできるので、
純ちゃんとさっそく前夜祭を開いてしまったことがあったのでした。
そのときは 「てつカフェ」 終了後にここで飲み会やってもいいよねと話していたのですが、
じっさいには今まで一度もこちらを利用したことはなかったのでした。

覗いてみるとけっこうお客さんは入っていますが、
10名ぐらいなら軽く受け入れられそうなキャパはまだ残っています。
店員さんに聞いてみたところばっちりOKでした!
他のお客さんたちはほぼ皆さん食事だけをしに来ていらっしゃるようで、
生ビールやら梅酒ロックなどを注文している団体客はちょっと浮いていましたが、
まあ、空気読まずに哲学的問いに向き合うこのメンバーにとって怖いものはありません。
ひとりひとり自分が食べたいものを取ってくるのではなく、
みんなで手分けしてそれぞれの料理をガンガンと山盛りにしてゲットしてくるという人海戦術で、
テーブルの上はあっという間に宴会会場と化しました。
とはいえ、フツーに夕食をとっている他のお客さんたちから迷惑がられるというほどではなく (たぶん)、
上品に議論の続きを楽しみながら、無限のお酒と料理を美味しく頂戴いたしました。
これで1人3,280円というのはけっこうオトク感が高いのではないでしょうか。

これから先、夏場の土曜日はどこのお店もいっぱいになってしまうかもしれませんが、
当日ギリギリまで参加者数がつかめず、事前に予約をしておくことのできない私たちにとって、
このお店はけっこういいセーフティネットになってくれるかもしれません。
エスパルが新装オープンして以来、ちょっとMAX福島のほうは人が減ったような気がしますが、
エスパルとは競合しないいいテナントがいろいろと入っていますので、
今後ともMAX福島もご贔屓にしていきたいと思います。

P.S.
「四季彩食カウリキッチン」 の唯一の難点は、
ドリンクメニューのなかに日本酒が入っていないということです。
わりと和食系のメニューが多いので焼酎や日本酒も入れればいいと思うのですが、
まあそもそもガツンと飲むつもりのオヤジ (的感性の人) を主たる対象としていないのでしょう。
参加者のなかに日本酒が好きという人がいたので、
二次会 (三次会?) は日本酒の師匠の店をチョイスしました。
洋酒系で十分できあがっていたところに日本酒を大量に投入したのですから、
その後、私の記憶が失われてしまったことは言うまでもありません。

加藤先生の命日に教育の再生

2012-07-21 14:10:05 | 教育のエチカ
        

今日の4時から 「てつカフェ」 です。

気づいていなかったのですが、今日は加藤国彦先生の命日でした。

今日はちょうど亡くなってから丸6年目、七回忌にあたります。

先ほど純ちゃんたちとお宅にうかがい合掌してまいりました。

仏壇というか祭壇 (?) には彼のあの人懐っこい笑顔があり、

大好きなビールが献げられていました。

決めつけちゃいけないけど、加藤さん生きていたら、

哲学カフェとか喜んで一緒にやってくれていたんじゃないかなあ?

奇しくも今日のテーマは 「教育の再生とは?」 です。

(私たち天然だから、今日が命日とか考えないままテーマを決めてました

今日の議論が日本の教育を再生し、加藤さんの魂を再生することに繋がってくれたらなと祈念します。

真面目な哲学的クイズ

2012-07-20 17:45:51 | 哲学・倫理学ファック
たしか伊丹十三のエッセイ集のどれかに載っていたんだと思う、

とっても素敵な、しかも超真面目なクイズです。



Q.誰もいないジャングルの奥地で、樹齢何万年も経て枯れてしまった巨木が、

  幹に亀裂が入り倒れていきます。

  さて、倒れていくとき、その木はどんな音を発しているでしょうか?



これが質問です。

なぞなぞではありませんので、頓知とかダジャレは必要ありません。

ごくごく真面目にお答えいただければと思います。

それでは、It’s Thinking Time!
















































そろそろよろしいでしょうか?

答えは次の通りです。



A.何の音もしない。



問いの冒頭に 「誰もいないジャングルの奥地」 とありました。

「誰もいない」、つまり人っ子ひとりいないということです。

人間がいないということは人間の耳もないし鼓膜もないし脳もないということです。

巨木が倒れていくとき、あたり一帯の空気はものすごい勢いで振動していることでしょう。

そこに人間がいればその人はものすごい音を聞くことになるでしょうが、

しかし、空気の振動を受け止める鼓膜も、それを音に変換する脳も存在しないのであれば、

そこでは空気が震えているだけで、何の音もしてはいないのです。

私たちは音というのは客観的な世界の出来事のように思っていますが、

色や臭いや視覚映像と同様、人間の感覚器官を通して受け止めた刺激を、

人間の脳が頭のなかで構成しているものにすぎません。

したがって、人間がいないところでは何の音もしていないのです。

どうです、なかなか素敵なクイズだと思いませんか?

きわめて哲学的 (認識論的) であると同時に、自然科学的でもあります。

私たちの常識的なものの見方をひっくり返してくれるのでけっこう気に入っています。

「コペルニクス的転回」 だあ!

Q.先生は何歳まで哲学者としてやっていきたいですか?

2012-07-19 21:17:43 | 哲学・倫理学ファック
これはもう答えるまでもないと思うんですけど、いちおう答えは次の通りです。

A.死ぬまで哲学していきます!

まあ、質問は最初の時間にいただいたのでこういう質問を思いついたのもわかりますが、

私の講義を最後まで聴講した皆さんはわざわざ答えを聞くまでもなかったでしょう。

そして、私ばかりでなくたぶん皆さんも、もう私の講義で問いに目覚めてしまった以上、

死ぬまで哲学をしていくしかないんじゃないですか?

問いとか疑問とか懐疑とか、こうしたものはとどまることなく繁殖していきます。

しかも、考える営みは意外と楽しいので、一度始めるとやめられなくなってしまいます。

というわけで、もう私は死ぬまでやめられません。

たぶん皆さんもそうだと思いますよ。

お互い死ぬまで考え続けていきましょう!

教育を考える哲学カフェ

2012-07-17 18:06:38 | 哲学・倫理学ファック
今週の土曜日、第11回 「てつがくカフェ@ふくしま」 が開催されます。

テーマは 「教育を再生するとは?」。

「てつがくカフェ@ふくしま」 で教育の問題を話し合いたいという要望は前からありましたが、

実際に教育をテーマとして掲げたのは初めてです。

どのような問いを立てるか悩んだあげく、上述のテーマとしましたが、

おそらく、教育の再生について語るためには、その前に教育とは何かとか、

教育は何のためにあるのかといった根本的な問題から考えなければならないだろうと思っています。

時事的な問題であると同時に、人類にとっての根源的な問いでもあるわけです。

この深遠な問題について皆さまとじっくり語り合いたいと思います。

そして、大人の立場ばかりでなく、教育を受けている側の意見もぜひお聞きしたいと思います。

哲学カフェはできるだけ難しい言葉を使わないようにして進められていきますし、

専門的な予備知識を必要とすることもありません。

中学生、高校生、大学生の皆さんも関心があったらぜひご参加ください。

土曜日にA・O・Zで皆さんと語り合えることを楽しみにしております。



第11回 「てつがくカフェ@ふくしま」

テーマ : 「教育を再生するとは?」

日 時 : 2012年7月21日 (土) 16:00~18:00

場 所 : A・O・Z (アオウゼ) 小活動室1 (MAXふくしま4F)


参加費 : 無料 (ドリンク代100円)

事前申し込み : 不要 (直接会場にお越しください)

ご不明な点は下記の問い合わせ先までご連絡下さい。

問い合わせ先 : fukushimacafe@mail.goo.ne.jp

ぱいかじ南海作戦

2012-07-16 18:20:29 | 幸せの倫理学


『ぱいかじ南海作戦』 という映画を見ました。

椎名誠原作、阿部サダヲ主演。

失業と離婚を同時に経験した男が南の果ての小さな島にやってきて、

サバイバル生活を送ることになるという映画です。

なんかほわーっと脱力していくようないい気分の映画でした。

タイトルにある 「ぱいかじ」 というのは南から吹いてくる風のことで、

この風に吹かれていると身体がフワフワッとなって頭がボーッとしてきて、

いろんなことがどーでもいい気分になってくるとのことでした。

先日書いたマウイ島の風がまさにそんな風でした。

この映画の舞台は沖縄の離島ですが、南の島ではどこでもそういう風が吹いているのでしょうか。

このところ長期休暇を取って南の島に行くなんてことができていませんが、

夏休みに向けてどこかに旅立ちたいなあと思わせる、のほほんとした映画でした。

早く夏休みにならないかな

放射線と被ばくを考えるための副読本・改訂版

2012-07-15 16:52:09 | グローバル・エシックス
福島大学放射線副読本研究会による副読本の改訂版がWeb上で公開されています。

その名も 「放射線と被ばくを考えるための副読本」、

副題は 「”減思力”を防ぎ,判断力・批判力を育むために」 となっております。

福島大学共生システム理工学類の後藤忍氏が中心となって上記研究会によって作成されたものです。

初版は3月に印刷物として発行され、Web上でも公開されていました。

今回の改訂版はとりあえずWebのみでの公開です。

諸般の事情により (といってもたんなる連絡漏れだったんですが)、

私は初版の研究会メンバーには名前を連ねておりませんでしたが、

今回の改訂版から参加させていただくことになりました。

根拠もなく安全・安心を言い立てるのでもなく、むやみやたらと危険を煽るのでもなく、

すでにわかっていること、まだわかっていないことをきちんと整理して、

科学的に言いうることをきちんと言うという初版の精神を引き継ぎつつ、

各所から出された意見や批判を踏まえて記述の正確性を高め、

大幅に増頁されたのが今回の改訂版です。

日本人全員に読んでいただきたいものですが、

とりわけ福島に住む子どもたちには是非これで放射線と被ばくについて学んでもらいたいと思います。

学校現場での活用を期待しております。



P.S.

今週の金曜日、「地理歴史・公民学習研究会」 において、

後藤忍氏にこの副読本について報告していただきます。

興味のある方はぜひご参加ください。

ただし、会場がそれほど広くないため、参加ご希望の方は前もって連絡をいただけると幸いに存じます。

怒濤の熱い2日間

2012-07-14 21:52:09 | お仕事のオキテ
一昨日の予告通り、昨日、今日は怒濤の2日間でした。

昨日は福島第三中学校での講演会です。

今回はPTAの役員さんからの依頼で、全校生徒600名+保護者の皆さんの前で、

いつもの 「人はなぜ学び、なぜ働くのか」 の話をしてほしいとのことでした。

600名相手というのはまったくの初めてで、

これまでは去年の300名強というのが最多でしたから、

それを2倍近く上回る記録更新です。

しかも中学生相手ですので、行く前から相当ビビっておりました。

保護者の方々も含めると中学校の体育館が全部埋まるくらいいっぱいという感じで、

もちろんエアコンなんてありませんから、ただでさえ蒸し暑いのに、

人の熱気でさらに10度増しになっているんではないかと思われるほどでした。

1時間話したあとは汗まみれになっていました。

さすがに感想用紙をその場で回収することはできませんので、

後で送っていただくことになりました。

すでにこのブログにも三中生が2名ほど書き込みをしてくださっていますが、

はたしてあの蒸し風呂状態の中でどれくらい話を聞いてもらうことができたのか、

のちほど感想用紙が届き次第、また報告させていただきます。



そして、今日は 「土曜子どもキャンパス」。

仮設住宅などで思うように勉強も遊ぶこともできない子どもたちを大学に招いて、

大学生たちに手伝ってもらいながら、思いっきり勉強し遊んでもらおうというボランティアです。

私はただのヘルプという形ではこれまで何回か関わったことがあるのですが、

今回は運営担当教員ということで全体に目を配る役を任されました。

もちろん基本的には学生リーダーを中心に、学生たちが全部やってくれるのですが、

施設や機材の借り出しなどパイプ役を務めなければなりません。

万が一子どもたちがケガをしたり、いなくなってしまったりしてはいけませんので、

学生さんたちに任せながらも、気を抜くことはできません。

それにしても子どもたちのパワーは物凄いです。

よっぽどふだん力を発散できていないのでしょうか、

到着した瞬間から片時たりともじっとしていてくれません。

そんな子どもたちを率いていろいろな企画をやっていくのですから、福大生たちは大したものです。

私は終始子どもたちのパワーに圧倒されっぱなしでしたが、

学生たちは彼らを相手にみごとに1日乗り切ってくれました。

そんなに直接子どもの相手をしたわけではない私ですら、

帰ってきたら着ているものがしぼれば水がこぼれそうなくらい汗をかいていました。

学生たちはどれほどダイエットになったことでしょうか。

とにかくゆっくり休んでもらいたいと思います。

怒濤の熱い (暑い) 2日間でした。

これから学生たちと打ち上げに行ってきます!

Q.外国でどこが好きか?

2012-07-12 18:12:01 | 哲学・倫理学ファック
なんかこのところ追い込まれていて、ブログもサボり気味でした。
毎晩10時とか11時過ぎまで働いてるのに仕事が終わらない…
いろんな締め切りが重なってしまったためだけど、
明日の福島第三中学校での講演と、明後日の 「土曜子どもキャンパス」 が終わらないと、
この忙しさは解消しないのでしょう。
今はいろんな人にふってある仕事が送られてくるのを待っているところで、
ちょっと時間が空いたので哲学ファックにサクッと答えておきましょう。
といっても重たいテーマを取り上げる時間的余裕はないから、お手軽なやつを。

今回の質問は看護教員養成講座でもらったものですが、
相馬の看護学校では次のような質問をいただいていました。
「Q.外国は何ヶ国行ったことがありますか。または1人で。」
これ絶対なにかの書きかけですよね?
「または」 は何と何を結んでいるんだろう?
「1人で」 のあとにはどういう述語が続くんだろう?
うーん、よくわからん。
1人で外国に行ったことがありますか、かなあ?
とりあえず答えられるところに答えてみましょう。

外国に何ヶ国行ったことがあるのか、数えてみます。
フランス、スイス、イタリア、インドネシア、アメリカ………。
あれ? これだけか。
もっといろいろ海外旅行してるような気もするけど、やっぱこれだけか。
というわけで看護学生さんからの質問に対するお答えは以下の通りです。

A-1.行ったことのある外国は5ヶ国です。

学者にしてはむちゃくちゃ少ないですね。
特にドイツやロシア (カントの生地は今はロシア領) に行っていないというのが、
カント研究者としては考えられない事態ですし、
国際学会とかにもまったく顔を出したことがないですね。
研究関係ではなく、プライベートで言うならば、
ニューヨークとサンフランシスコとハワイにそれぞれ別の機会に行ったことがあり、
また、大学の委員会の仕事でウィスコンシンにも行ったことがありますが、
国単位でカウントするとそれらは全部アメリカ合衆国ですよね。
というわけで、行ったことのある外国は5ヶ国だけです。

今の質問は 「外国でどこが好きか?」 という問いと直接は関係ないのですが、
この問いへの答え方を考える上で重要な問題を示唆している、
ということにお気づきいただけたでしょうか。
皆さんは 「外国でどこが好きか」 と聞かれたとき、国名を答えるでしょうか?
たしかに私はフランスに行ったことはありますが、訪れたのはパリだけです。
同様に、ジュネーブ、ローマ、ナポリ、バリ島、
そして、ニューヨーク、サンフランシスコ、ハワイ、ウィスコンシンなわけです。
それぞれほんの一部の都市しか見ていないのです。
そんな状態でどこの国が好きとか言ってしまっていいのでしょうか?
逆にアメリカに関しては4ヶ所訪れていますが、
極寒から常夏、ど田舎から最先端大都市まであまりに多様性がありすぎて、
これらをひっくるめてアメリカが好きかどうかというのも決められません。
というわけで、件 (くだん) の質問に対しては国単位で答えるのではなく、
もっと限定的にお答えさせていただきたいと思います。
もちろん 「外国でどこが好きか」 という問いは 「どこの外国が好きか」 という問いと異なり、
限定的に都市名を答えるという答え方を排除していないことは言うまでもないでしょう。
さんざん引っ張りましたが、いよいよお答えです。

A-2.ハワイのマウイ島が好きです。

大していろいろと行ってみたわけではないのですが、
その数少ない経験のなかでいうとマウイ島がベストですね。
ここはもう3回くらい行っています。
毎回同じカパルアヴィラというゴルフ場に隣接したヴィラに泊まっているのですが、
ゴルフは別にしても、ここはもう気持ちいいったらありゃしません。
Facebookでは以下のような写真を使っています。



この写真だとわかりにくいですが、この写真からもうちょっと左にパーンするとこうです。



そうなんです。
ここは泊まってるヴィラの庭先なんですね。
だからビール片手に部屋着でくつろいでいられるわけです。
このヴィラの驚くべき点は、エアコンがついていないということです。
常夏のハワイなのにエアコンなしなのです。
家中の壁の下の方が鎧戸になっていて、鎧戸を開けておくと風が通って心地いいのです。
ハワイはたしかに暑いのですが、日本と違ってカラッとしていますし、
ずーっと風が吹き続けているので、暑さを感じさせません。
この気持ちよさは一度経験してしまうとやみつきになります。

もちろんエアコンなしで過ごせるのは海岸際のヴィラだけで、
ちょっと内陸に入ったところにあるヴィラにはエアコンがついています。
当然のことながらエアコン付きのヴィラのほうが宿泊費は安いです。
ハワイの一番の贅沢はあの風なんだろうと思います。
この風を受けて、海岸線の向こうに沈んでいく夕日を見ながらビールを飲むのはサイコーですよ
ああっ、久しく行ってないけどまた行きたくなってきちゃったなあ

体質アンケート

2012-07-07 17:18:59 | 人間文化論
先日飲んでいたときに、体質というのか身体に関わることでちょっと議論になりました。

その方々は皆さん福島出身の方々なのですが、

彼らにできてぼくにできないこと、彼らがなってぼくがならないことがあり、

彼らはそれに関して、こんなのは当たり前だ、そうじゃないお前はおかしい、と言うのです。

しかし、私は長年関東圏に暮らしてきたのち、福島にももうかれこれ18年住んでいますが、

関東でも福島でもそんなふうになる人間にお目にかかったことなど一度もないのです。

しまいに彼らは、みんなそうだから聞いてみろ、と私の関係者へのアンケートを要求してきました。

その勝負受けてやろうじゃないですか。

質問は3問あります。

できる、ないしは、そうなるなら○、できない、ないしは、そうならないなら×として、

「問1×、問2×、問3○」 みたいな感じでアンケートにお答えいただけないでしょうか。

ブログ、Facebook、Mixi、いずれかのコメント欄にご記入いただければと思います。

なにとぞご協力のほどよろしくお願い申しあげます。



問1.舌を縦にすることはできますか?

  ※これは何のことかわかりにくいかもしれませんね。

    下記画像のように舌の向きを縦にできるかどうかということです。

     



問2.舌がつったことはありますか?

  ※上記のようなことをしたり、サクランボの枝を口の中で結ぼうとしたときに、

    舌がつってしまったことがありますかという質問です。



問3.太陽を見るとクシャミが出ますか?

  ※クシャミが出そうで出ないとき、太陽や、太陽でなくとも明るいところを見ると、

    クシャミが出てスッキリするんだそうですが、そんなことありますか?



以上3問です。

当然私は、「問1×、問2×、問3×」 です。

皆さんも×、×、×であることを信じています。

ぼくが異常なんではなく、彼らが少数派であることを明らかにしてやろうではありませんか!

スマホ・デビュー! But…

2012-07-06 16:53:43 | お仕事のオキテ


すでに何度か言及はしていたのですが、正式に報告するのを忘れていました。
スマホ・デビューしちゃいました。
もうかれこれ2ヶ月くらい前の話でしょうか。
クルマを乗り換えたのと同じ頃、クルマの名義変更とかで忙殺されているにもかかわらず、
なんかそういう気分になってしまって、たまたま通りかかったauショップで、
長年愛用したガラケーからiPhone4Sに乗り換えてしまいました。

ガラケーのときに使っていた馬蹄ストラップはそのまま引き継ぎましたが、
しかし、スマホはそもそもストラップを付けるような仕様になっておらず、
ストラップをつけるためにはそれが可能なケースを購入しなければならないということも、
スマホを買ってしまったあとで判明しました。
引き継ぐことができたのは、そのストラップとアドレス帳のデータだけで、
あとはホントにゼロからのスタートという感じでした。
同じケータイとは思えないくらい、まったく使い方がわからないのです。

しかも、これはiPhoneの特徴なのかもしれませんが、
取扱説明書、いわゆるマニュアルがまったくついていないのです。
機械を開く前にマニュアルを熟読する 「演繹法」 タイプの私にとってこれは致命的なことです。
テキトーにいじってとりあえず使ってみろというんですか?
それで壊れてしまったら誰が責任取ってくれるんですか?
急な用事で電話をかけたいのに電話のかけ方がわからずに親の死に目に会えなかったりしたら、
スティーブ・ジョブズが冥界で私の親に土下座してくれるんですか?
とまあ、最初のうちは文字入力の仕方とか電話のかけ方すらわからずに苦労しましたが、
iPhoneユーザーの先輩たちにいろいろ尋ねながら、
やっといろいろなことができるようになっていったのでありました。

慣れてみると圧倒的に便利なこととして、
いつでもどこでもホームページを見ることができるというのは重宝しました。
ガラケーのときもある程度のホームページ閲覧などはできたわけですが、
PC用のホームページを普通に見られるというのはありがたいことです。
それと関連して、Googleマップにも助けられています。
これももちろんガラケーでも地図を見ることはできたわけですが、
iPhoneだと自由に倍率を変えられますから、GPSと連動させて、
お店やビルなどピンポイントの目的地まで案内してもらえます。
「なびすけ」 というアプリでカーナビ代わりに使うことも可能です。
ほかにもいろいろと便利なアプリがあるようで、
それらを使いこなすにはいたっておりませんが、
新しいビジネスのお伴として活用していきたいと思います。

ところが。
1ヶ月ほど経ってようやくスマホにも慣れてきた頃、
ある驚愕の事実に気がついてしまいました。
なんと私は乗り換え以来ずーっと 「ピポパおじさん」 だったのです。
ピポパおじさん、ピポパおばさんについては以前にご報告したことがあります (「ケータイのピポパ」)。
ケータイを初期設定のまま、キー操作音を鳴らしながらメールを打つ人びとのことを指します。
電車のなかとかでそういう人がそばにいると無性に腹が立つというお話でした。
ところがほぼ1ヶ月間、私自身が 「ピポパおじさん」 をやってしまっていたのです
スマホの場合は、ガラケーと異なりキーごとに音が違っていたりしませんし、
(したがってピポパではなくポポポという感じ)
また文字入力もキー連打ではなくフリック入力という方法なので、
「お」 と打つだけで音が5回も鳴るということもありません。
なので音が鳴っていてもあまり気にならなかったのか、
あるいは操作するのに精一杯で音が鳴っていること自体に気づいていなかったのか、
とにかくキー操作音をそのまま垂れ流しながらずっと使っていたのです。
もちろん、マニュアルがないから音を消そうと思ってもできなかったでしょうし、
マニュアルがないからキー操作音を消すことができるということに気づけなかったのかもしれません。
なんにせよ私は公共の場でずっとキー操作音を響かせながらスマホを使っていたのです。
日本中の皆さま、本当に申しわけありませんでした
私が 「ピポパおじさん」 です。
二度とこのような不祥事を犯さないよう全社を挙げて再発防止に取り組んでまいりますので、
このたびの失態、なにとぞご容赦くださいますようお願い申し上げます。

ふくしま復興! 七夕マルシェ

2012-07-05 08:24:22 | 哲学・倫理学ファック
    

明後日7月7日の七夕の日に 「ふくしま復興! 七夕マルシェ」 が開催されます。

昨年の10月にも 「復興マルシェ」 として開催されて、

私もいろいろと買い食い&買い物をしてきました。

ただし今回は会場がいつもと違います。

駅前通りをまっすぐ行った 「街なか広場」 ではなく、

13号線を信夫山トンネルも越えてずっと北上していった先にあるJA福島ビルになります。

JAのお膝元ですね。

ちょっと遠いので車のない方はバスを利用したほうがいいかもしれません (バス運行時刻はこちら)。

私もどうしようか迷いどころです。

いろいろ買い出しをするだろうからクルマのほうがいいような、

でもマジー・ノワールさんが出店してるってことは飲んじゃうことになるかな、

だったらバスのほうがよさそうだし…。

あと2日間じっくり悩むことにいたしましょう。

皆さまもぜひ足を運んでみてください!



  ふくしま復興! 七夕マルシェ

開催日時  平成24年7月7日 (土) 10:00~16:00

開催場所  JA福島ビル駐車場 (福島市飯坂町平野字三枚長1-1)

内   容  ①農産物・加工品等の販売

        ②ファーマーズカフェ(生産者と消費者が直接語り合える場の提供)

        ③放射能検査のデモンストレーション ‥等々

出店店舗  ①野菜・加工品販売 •やさい工房
         ・ゆいまある産直カフェ
         ・JA伊達みらい
         ・JA新ふくしま
         ・JAあぶくま石川ほか県内各地の農協
         ・ふくしま土壌クラブ(果樹経営)
         ・かあちゃんの力(ちから)プロジェクト
         ・ワーカーズコープほか

       ②調理品販売 •うどんダイニングDon
         ・浪江焼きそば
         ・HAPPY HAPPY CURRY
         ・マジー・ノアール  ほか県内外約40店舗が大集合!!

岩波書店 「高校倫理からの哲学」 シリーズ発売!

2012-07-04 13:42:56 | 哲学・倫理学ファック
      

長らく関わっていた岩波書店の 「高校倫理からの哲学」 シリーズが本日刊行開始となりました。

今日は第1巻 『生きるとは』別巻 『災害に向き合う』 が発売されました。

高校の 「倫理」 の授業で副読本として使えるような、

高校生にも読める哲学入門書を目指して執筆してまいりましたが、

はたしてその野望は達せられたのか、ご判断は読者の皆様に委ねることにしたいと思います。

私は別巻のほうに寄稿しています。

この企画自体は震災よりも前から始まっており、

私は第3巻 『正義とは』 に 「すべての人にあてはまる倫理はあるのか」 という一文、

というか一文ではすまず、本文と対話編を寄稿しており、来月あたりに刊行される予定です。

その執筆の最中、東日本大震災が発生してしまいました。

編者をはじめとして執筆者の中に東北在住の者が多かったこともあり、

震災を扱う別巻の企画がただちに持ち上がりました。

私としてはあまりの事態の大きさにまだ哲学的に把握しきれる段階ではないと考え、

寄稿を固辞していたのですが、もろもろの事情によりけっきょく一文を寄せることになりました。

科学技術に関する専門家は別にいらっしゃるので私は原発問題は担当せず、

もっと一般的に 「災害のとき人は何をなすべきか」 を論じました。

はたして高校生でも読めて、わかって、考えを深められる作品になっているのか、

ドキドキしながらその審判を待つことにしたいと思います。

もちろん高校生限定ではありませんので、大学生や看護学生、

そして、てつカフェの参加者の皆様にもぜひご一読いただければと思います