
よくある究極の二者択一問題のうちのひとつですね。
ただこれが本当に究極の二者択一問題になっているのか昔から不思議でしょうがありませんでした。
倫理学と何の関係があるのかわかりませんが、せっかく聞かれたのでお答えしましょう。
A.これってわざわざ聞くまでもなく、カレー味のうんこ一択しかありえないんじゃないですか?
いちおう前提をしっかり確認しておきたいと思いますが、
ここでは 「うんこ味」 とか 「カレー味」 というふうに味のことしか触れられていませんが、
当然、これを本当に作る場合は、外見とか臭いとか食感とかそうしたものも全部含めて、
カレーのほうは何もかもまったくうんこにし、うんこのほうは完璧にカレーにするんですよね?
つまり原材料はちゃんとしたカレーなんだけれど、外見も味も臭いも食感も完全にうんこな物を作り、
逆にうんこを原材料として、見た目も味も臭いも食感も完全にカレーという物を作るんですよね。
だとしたら、これをブラインドで (どちらがうんこでどちらがカレーか教えずに) 選ばせたら、
これは当然、みんながみんな絶対にカレー味のうんこを食べますよね。
今回の問題はネタばらしをした上でどっちを選ぶか、ということだろうと思いますが、
わかった上でもやっぱりカレー味のうんこを選ぶしかありえないだろうと思うんです。
だって完璧にカレーなんですよ。
あの食欲をそそる香りや色や味がすべて再現されてるんですよ。
それに対してもう一方は完全にうんこになってしまっているんですよ。
どう考えてもカレー味のうんこでしょう。
これって第1回のときにお話しした 「本当の自分」 問題に似ている気がします。
特に例としてお話しした、「本当の自分の声」 はどちらかという問題と似ています。
あるいは、もうちょっとわかりやすい例を挙げてみましょう。
ずっと昔に 「はるな愛 vs 近藤春菜」 という記事を書いたことがあります。
当時やっていた 「ロンドンハーツ」 という番組で、真のはるなを決定するために、
どちらか一方を選ばなきゃいけないとしたらどちらを抱きたいか、
各界の男性たちに選んでもらうという企画をやっていて、その結果が興味深かったのです。
「女の子のように見えるオッさん(36歳)」 と 「オッさんのように見える女の子(26歳)」
さあどっちを抱きたい? という究極の二者択一です (年齢は2009年当時)。
今回の問題に酷似していますね。
結果はダントツでオッサンの圧勝でした。
やっぱりそんなもんなんですよ。
たとえ本当の中身がわかっていたとしても、
外に現れるものに私たちは引っ張られてしまうんだと思うんです。
私なんかホント外見に惑わされるタイプですので、
どう考えてもカレー味のうんこ一択です。
うんこ味のカレーなんてまったく食べられる気がしません。
うんこを食べたことがないのでうんこがどんな味か知りませんが、
それでもあの臭いと見た目が完全に再現されているだけで絶対にムリだと思います。
というわけで、この究極の二者択一問題は完全決着を見たということで、
事あるごとにこういう質問をするのはもうやめにしませんか?
人類全員カレー味のうんこを選びますということでよろしいんじゃないでしょうか。
私は、その時の感覚を我慢してでも後の健康のことを考えてうんこ味のカレーを選択します。
追伸:こんなにうんこって文字書いたの初めてで少し恥ずかしいです。
御指摘を承けて、自分がこの問題を考える時に、
病原菌とか病気とか、さらに言えば栄養のこととか、
まったく考えていなかったということに気がつきました。
自分にとっての食べ物は、味、外見、臭い、食感に尽きるようです。
自分の盲点を教えていただきありがとうございました。
カレー味にしてるだけでうんこはうんこ!
こんなものは食べ物じゃない!
うんこ味のカレーは一応カレー!
食べ物ですからね!
うんこ味のカレーがいいと思う。
うんこ味のカレーはカレーを作る中でうんこの味に調整されたもの
カレー味のうんこは人の尻穴から排出されたもの