中日新聞の読者投稿欄に「55年 あなたでよかった」というタイトルで、78歳の女性が投稿されていました。
「ご主人が息をしていません」ー。
三月末の早朝、夫が入院する病院の看護師から電話があった。
寝間着の上にコートを羽織って「お父さん」と叫んでバイクを走らせた。
病院に着くと主人は息絶えていた。
誤嚥性肺炎で昨年七月入院するも一カ月で退院。
正月は何事もなく、二月の節分も一本の巻きずしをぺろりと食べた。
三月になって食べられなくなり点滴を受けることになった。
二週間ほどしたら今度は点滴の針が入らず、脚の付け根から栄養を入れた。
一日一日と痩せていった。
結婚して五十五年。
大きな心で私を受け入れてくれた主人が好きだった。
「私と結婚してよかった?」と聞くとベッドに寝たまま手で大きな丸をつくった主人。
「私もだよ、お父さん、これまでありがとう」
以上です。
亡くなったご主人、奥様にたいへん愛されていましたね。
私もかみさんから「55年 あなたでよかった」と、言われたい!
無理だろうな?😅
君だけを ☆ 西郷輝彦