中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「書は・・・」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。
当コラムの読者の方々から時折お手紙をいただく。
女性が多いのだが、みなさんびっくりするほど書き文字がきれいだ。
流麗で美しく、手本にしたくなる手紙だ。
「書は人なり」という言葉があるそうだが、美しい文字はやはり書かれた人もまた美貌ではないか、と想像してしまう(これはセクハラですか?)。
しかし、大昔、おじさんが恋した女性の書き文字はひどかった。
何かの折に手紙をもらったが、文字通り”百年の恋がさめる”ような乱暴な文字だった。
おじさん自身の手跡も稚拙ではあるものの、これほどではなかった。
半世紀ほど前までは、手紙も各種原稿も公的な文書もほぼ手書き文字だった。
それがワープロの出現で一変した。
ワープロの次はパソコン。
今ではパソコンがなくては「書」はできなくなっている。
ある温泉旅館に泊まった時、各部屋に掲げられた宿泊客の名前の筆文字が、感動的な見事さだった。
玄関で迎えてくれた美しい女将が心を込めて書いたものに違いない、とおじさんは確信した。
で、仲居さんに聞いたら、
「ああ、これ、全部パソコンで作りました」
こういう世の中だよ。
以上です。
>しかし、大昔、おじさんが恋した女性の書き文字はひどかった。
何かの折に手紙をもらったが、文字通り”百年の恋がさめる”ような乱暴な文字だった。
このような字の下手な女性に、あった事はないです。
高校生の時に文通をした女性もきれいな筆跡?だったような気がします。
どのような筆跡だったかはっきり憶えていませんが。😅
私は字がまるっきりダメなのに、図々しく文通を始めました。
私の字が下手なのと文章がまるっきり面白くない為、3回ほど手紙のやりとりをして相手から断られました。
中学の同級生だったので40年後に同窓会で見かけましたが、挨拶を交わしませんでした。
向こうは私の事を憶えていないと思います。
字のきれいな方は、羨ましいです。
それだけで頭が良く見られます。
私のように字が下手だと人格まで疑われてしまいます。
パソコンが普及して大変助かりました。
でも年賀状のコメントを書くときは、手書きになります。
親戚関係はかみさんに書いてもらい、私の知人だけ私がコメントを書いてます。
きっと相手から「相変わらず、字が下手だなぁ」と思われているでしょうね。😅
池上線/山本 あき