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中国の米国債売却ニュース

2018年01月12日 | 米国債への投資

定年退職さんから、最近のニュースへのコメントを求められましたので、以下簡単に回答をさせていただきます。

質問

>ところで、昨日の新聞記事に、中国が米国債購入停止を検討というのがあり、為替は円高に動きました。(中略)
>米国債を巡っての最近の動きについてはいかがお考えでしょうか。
我々の米国債投資にどのような影響があるのでしょうか?

回答 

ガセネタ、あるいは中長期の政策のことだ、とのニュースもその後に流れていましたね。真偽のほどはわかりません。

まずトレーディングの基本からおさえておきましょう。

 中国が本当に売りたければ、当然「売る」などとは言わず、むしろ「買うぞ」と言って売るでしょう(笑)。

売るぞと言っただけで価格が下がるのであれば、逆に買うぞと言って価格を上げてから売りますよ。

中国の米国債売却ですが、これまでも何度か申し上げていますが、米国債市場とは一国が売却したからと言って、それだけで崩壊するような柔な市場ではありません。安全資産を求める世界の投資家が金利上昇を待望しているくらいです。

抜群の信用力、流動性の大きさ=大量の売買でも価格変動が小さい。それらを信頼していなければ100兆円を超える投資などできません。だから敵国アメリカの象徴でもある国債を、中国は恥も外聞もなく買うのです(笑)。

 売るときも、もちろん相場に影響すれば自分が損するので、ステルス作戦です。

しかし財務省が毎月国別保有高を発表するので、ステルス作戦も完全には機能しないのが米国債市場です。


要は米国債投資を考えている我々にとり、この程度のニュースは騒ぐほどのことではない、ということです。むしろ売却は金利を上げてくれるので、中国の売却が本当なら大いに歓迎してあげましょう(笑)。

ひところ中国は自国民の元売り逃避により為替の下落に悩んでいました。そのため米国債売り=ドル売りで為替にも介入し、元を買い支えたと言われています。

しかし中国の為替はこのところ安定を回復していますので、早期にドルを大量売却などする必要はありません。売却してもその分のドルの持って行き場はありません。なので米国債も大量売りを本格的にはしないでしょう。ただ、貿易戦争をしかけてくるトランプへの報復的売りは、可能性としてなくはないでしょう。

それでも本格敵報復作戦は自分が損をするのが目に見えているので、しないと思います。


ついでにひとこと追加するなら、為替の博徒たちは材料が欲しいので、羽音で脅かしてやろうということも大いにありうることです。乗せられないことです。

定年退職さんも博徒になることは道をあやまることになるのでやめておきましょう(笑)

さらに追加です。フィッチ・レーティングスが、米国債にダウングレードのイエローカードを出しました。恒例の財政サーカス・ショーが始まったからです。もちろんショーはやがて終わりますので、問題ありません。

以上です。

 

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トランプは何故支持され続けるのか8 イアン・ブレマー氏のご託宣2

2018年01月07日 | トランプのアメリカ

  トランプとバノンの泥仕合、面白くなってきましたね。アメリカの国内ニュースはほとんどこれ一色です。トランプは暴露本に対して、徹底抗戦を挑んでいます。イギリスのBBCニュース・ジャパンから引用します。

 引用

「著書内のバノン氏の発言内容が1月3日に明らかになって間もなく、トランプ大統領は声明を発表し、「スティーブ・バノンは僕や僕の政府となんの関係もない。解任された際に、仕事を失っただけでなく、正気も失った」と反論した。

「我々の歴史的勝利にスティーブはほとんど何も関わっていない。僕たちが勝ったのは、この国の忘れられた人々のおかげだ」と、トランプ陣営へのバノン氏の関与はほとんどなかったと強調した。」

引用終わり

   ほんとにそうでしょうか?

  選挙後の勝利演説のステージでスティーブ・バノンを真っ先に抱きしめたのは誰でしたっけ。「首席戦略補佐官」などという仰々しい新ポストを作り、バノンを座らせたのはだれでしたっけ。ホワイトハウスの大統領執務室の隣の部屋にバノンを置き、廊下を通らずともバノンが直接執務室に出入りできるようにしたのはだれでしたっけ。バノンを国家安全保障会議のメンバーにオブザーバー参加させて批判を浴びたのはだれでしたっけ。

  相変わらず見え透いたウソを並べるトランプですが、この泥試合は今後の政権運営には非常に大きなダメージとなるに違いありません。だいたいにおいて「オレ様がイチバンだ」という者同士の泥仕合はどこまでも足の引っ張り合いになります。「たとえ今回の暴露本のなかで多少のフェーク・ストーリーがあろうとも、おおむね政権内部の様子はこのとおりだ」、というのがほとんどのアメリカのコメンテーターの意見です。

 

  さて、前回の続きです。前回はイアン・ブレマー氏のご託宣を示しました。それは、

「北朝鮮がアメリカを攻撃するはずもなく、アメリカも先制攻撃を行わない」

というものでした。

   このご託宣は、18年1月1日にNHKのBSで放映された大越キャスターの「激動の世界を行く」で大越氏がイアン・ブレマー氏にインタビューし、その中で語られた言葉です。テーマは北朝鮮をめぐる世界の情勢についてでした。

   大越氏はNHKの花形番組「ニュースウォッチ9」のキャスターを数年務めていましたが、NHKでは珍しく自分の意見を言う気骨あるキャスターです。NW9で、集団的自衛権の強引な成立過程に若干批判的でした。それが官邸の不興を買って降板させられたと言われています。その後は自分の名前を関した上記の報道番組を担当しています。彼が降板させられた時のNHK会長はほかでもない、かなり右寄りの籾井氏で、籾井―百田尚樹―官邸ラインが工作したものと言われています。こうした政府の報道介入により、「世界の報道の自由度ランキング」で、なんと香港と同等の72位まで一気に何十位も落とされました。安倍政権直前の11年は11位だったものがここまで凋落していること、我々は忘れないようにしましょう。

   さて、新年の特集「北朝鮮」では大越氏が年末に北朝鮮にかかわりのある各国をアメリカ中心に回り、外交・情報当局者や軍司令官の経験者、政治学者、そして一般市民などにインタビューしたものをまとめていました。

   例えばアメリカの元海兵隊司令官および元国防次官補でもあったウォレス・グレグソン氏は、現在のトランプのやり方を批判的に見ていて、対北朝鮮政策に関し以下のようなコメントをしていました。

 ・トランプが考えているような先制攻撃をすべきでない。それが歴史の教訓だ

・大統領であるトランプがセールスマンとして武器を日本に売りに行った。そんなことをすべきではない

・重要なのは問題を見極め、どんな戦略を立てれば北朝鮮情勢が悪化しないか考えることだ

   では、イアン・ブレマー氏へのインタビューをそのまま一問一答形式で以下に記述します。そこに北朝鮮の脅威は騒ぐほどのものではないという回答が含まれています。以下では番組の翻訳テロップをそのまま記します。

大越氏の質問;北の脅威をどうみているか?

・事態が戦争に近づいているとは思っていない

・金正恩が自殺志望者か精神を病んでいないかぎり、誰もICBMや核兵器のことを真剣に受け止める人はいません。脅威などではない

・何故なら北朝鮮がアメリカを攻撃するはずもなく、アメリカは先制攻撃を行わないから

・朝鮮半島には多くの米軍が韓国に駐留し、同盟国である韓国の国民が何百万もいる。先制攻撃で命を失うような危機に彼らをさらすわけにはいかないでしょう

 

質問;でもトランプは予測不能ですよね

・トランプの場合、ホワイトハウスがどう機能しているかや、彼と話せるのは誰かなど、明らかにわかっています。

・国も安全保障政策についても、トランプは何も知らない。彼自身も何の専門性もないことを分かっているので、周囲に頼っているのです。

 

質問;安倍首相はトランプを完全に支持していますが

・個人的に安倍首相と話した時に言いました。トランプに依存するのは得策ではない。

・安倍首相はアメリカの強力な同盟国であるドイツのメルケルを見習ってはどうか。彼女は歴史や共有できる価値観を元にアメリカとの関係を重視している。だからと言ってトランプのいいなりにはならない。イギリスのメイ首相やフランスのマクロン大統領も注意深く行動している。先進国の中で安倍だけがアメリカに「何があっても味方だ」と言っています。

・しかし世界第3位の経済大国である日本が何故そこまでトランプに依存するのか、私には理解できない

・中国の役割はどんどん重要になっている。日本にはアジアで果たすべきもっと重要な役割があるはずです。アメリカへ依存し続ければ、そのうち地域から疑問があがるでしょう

 

  ここからは私の注釈を入れます。トランプは政権内部で重用している人材のほとんどが軍関係者、それも戦争経験者で占められていて、彼らは軍事作戦のコストがいかに高くつくかを痛いほど知っています。また以前私が取り上げましたが、現在の参謀総長ですら「トランプの攻撃命令が合法でなければ従わない。」と明言しています。日本では軍関係者は一般的に好戦的と見られますが、アメリカのように戦争を多く経験していると、そのような単純な図式でみることはできないのです。ブレマー氏はトランプが誰に何を聞くのかまで把握した上て、予測可能だと言っているので、かなり信頼できるのです。

   またブレマー氏は、私がなんども批判した安倍首相の盲目的トランプ追従をやはり批判しました。それが逆にリスクだということを安倍首相は認識していないようです。

 インタビュー後の大越キャスター自身のコメントは、

 「トランプ大統領への不安を聞いたつもりが、逆に日本が宿題をもらうことになりました。日本はアメリカだのみになっていないか、アジアの当事者として問題解決の意識を持てているのでしょうか。」と穏やかに締めくくっていました。

  地政学上のリスクの専門家であるイアン・ブレマー氏の言葉は非常に重いものがあると私は思っています。私には大きな安心材料になりました。

  新年になってにわかに韓国・北朝鮮関係に改善の兆しが出てきました。ブレマー氏がこうしたことまで予想していたとは思えませんが、無駄に金正恩を刺激し続けるトランプや安倍首相には反省材料となるかもしれません。北朝鮮の甘い言葉に引っかかるな、と警鐘を鳴らすむきもありますが、あれだけ関係が悪化していたのですから、むしろ乗るだけ乗ってみるほうが賢いのではないでしょうか。対話ができるようになっただけでも大進歩だし、オリンピックの開催期間中テロを起こされないのであれば、それを評価すべきだと私は思います。

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トランプは何故支持され続けるのか7 イアン・ブレマー氏のご託宣 

2018年01月04日 | トランプのアメリカ

  「北朝鮮がアメリカを攻撃するはずもなく、アメリカも先制攻撃を行わない」

  これが昨年末のイアン・ブレマー氏のご託宣です。

 

  新年、明けましておめでとうございます。

  日本の太平洋側の地域は穏やかな正月を迎えていますが、日本海側の地域は風と大雪で大変な正月ですね。どうかこれ以上天候悪化がないよう祈っています。

  新年が本当にめでたい年になるのか、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。ほかでもない北朝鮮の動向がとても気になるからです。それでも金正恩の年頭演説により、南北会談やオリンピックへの参加可能性など、当事者間は意外と穏やかな空気が流れ始めましたね。なのにトランプは、

  「自分はそれよりずっと大きく強力な核ボタンを保有している」などと、ガキのような言葉を吐いて煽っています。

 

  さて、昨年の年初は年中行事になっている国際政治学者イアン・ブレマー氏の「今年の十大リスク」予想から私のコメントがスタートしました。彼は地政学上のリスクの世界的権威で、ユーラシアグループというコンサルティング会社を率いています。私がもっとも尊敬する国際政治学者で、その発言に世界が注目しているリスクの専門家です。その彼が昨年末NHKのインタビューに応えたのが冒頭の言葉です。繰り返しますと、

「北朝鮮がアメリカを攻撃するはずもなく、アメリカも先制攻撃を行わない」

 

  意外にも「戦争にはならない」とはっきり述べていました。これは私にとり、大きな安心材料です。

ではちょっとさかのぼって、昨年年初の彼の17年のリスク予想を簡単に振り返りましょう。

十大リスクの筆頭はトランプ主導の「わが道を行くアメリカ」でした。予測内容を要約しますと、

1.  トランプの「アメリカ・ファースト」思想と「アメリカを再び偉大にしよう」という誓約は、アメリカの最も核心的な価値である「独立」に立脚している。

2.  トランプにとってそれは、アメリカが世界において必要不可欠な役割を果たすという自らの責任を放棄することを意味し、アメリカが国際機関及び一連の同盟諸国から背負い込んだ重荷を投げ出すことで実現する。

  まったくもってその通りとなりました。

  世界各国が平和のために協力しようと様々な分野で苦労し合意に至った事項を、トランプはひたすらぶち壊して歩きました。ブレマー氏の警告通り、現代における責任ある大国の大統領とは思えない行動をし続けました。

  彼のサイン一つで実現するTPP離脱パリ協定離脱は、彼が信ずる重荷からの解放に違いありません。すでにイランとの和平協定キューバとの国交回復なども逆転させ、オバマのレガシーを壊すことにだけに倒錯的快感を感じ、無法行為を続けています。

  年末になって中東を奈落の底に落とし入れた「アメリカ大使館のエルサレム移転」も同じ脈絡の中でとらえることができます。アメリカがこれまで果たしてきた「中東問題の仲裁者」の役割を放棄しました。

  さらに彼の政策の核心部分をブレマー氏は以下のように予測していました。

引用

「軍事面では、『わが道を行くアメリカ』は、実力行使をためらうことを意味するのではなく、 米国の核心的利益を守るためなら他国にどのような影響を与えようがお構いなしに実力行使する断固たる意志があることを示す」

引用終わり

  その通り、突然シリアを爆撃しました。なんとも恐ろしいトランプです。

  私はこれまでみなさんに、我が国の首相が「トランプを100%支持する」と何度も何度も言い続け、今回エルサレム移転の非難声明の列にも加わらなかったことは「実になさけない」、と批判してきました。そんなトランプへのラブコールなど、トランプによりいとも簡単になかったことにされる可能性があります。

  その傍証の一つとして先ほど面白いニュースが入りました。バノンが政権内の暴露本を書いたのですが、その中でトランプとファミリーを批判したバノンに対してトランプは、「バノンは職だけでなく、正気も失った」と猛烈な批判を始めています。お互いにちゃぶ台を返しっこしています。面白くなってきましたね、みものですよー、みなさん。

 

  日本では年末に報道された昨年の「10大ニュース」のどれもが、北朝鮮のミサイル発射や核実験をトップに上げていました。それはトランプが過激な発言をエスカレートしているからだと私は見ています。

  就任前から強い大統領を標ぼうし、北朝鮮を刺激的な言葉で非難し続けました。8月には金正恩に対して「リトル・ロケットマン、・・・世界がこれまで目にしたこともない炎と怒りに直面する」と言い、9月には国連で「北朝鮮が自殺行為の任務を進めている。・・・北朝鮮は完全に破壊される」などと言い続けています。金正恩が抵抗をエスカレートさせるのはある意味当然でしょう。

  お互いにこうしたガキの喧嘩のようなアナウンスを継続し続けると、最後はそれを本当に実行する以外に国内から支持を取り付けるすべを失い、無駄な戦争に踏み切る。私はそれをおそれているのです。前にも申し上げたとおり、支持率の低下がトランプ暴発の可能性を増します

  日本の首相は「トランプを100%支持する」と宣言しているので、もし事が起これば在日米軍基地が真っ先に攻撃対象になることは間違いありません。北朝鮮がイの一番に攻撃するのは沖縄であり、岩国であり、厚木であり、三沢の米軍基地で、グアムなどは二の次だと私は思っています。

  ところがこと北朝鮮の脅威に関しては、イアン・ブレマー氏は、

 「北朝鮮がアメリカを攻撃するはずもなく、アメリカも先制攻撃を行わない」

 とのこと。なんとも頼もしいご託宣ですが、いったい何を根拠に言っているのでしょう。

次回はその詳しい理由を説明します。

 つづく

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築地場内市場、最後の年末風景

2017年12月31日 | エッセイ

  大相撲の争いごとは、一応の結論が出されましたね。果たして今後どうなるのか、決着はまだのように思えます。

  おととい12月29日、キャット・シッターで多忙を極める家内から頼まれ、築地市場に買い物に行ってきました。一緒に行ったのは初めてだという同じマンションのTさんご夫妻です。築地市場の場内での買い物の要領は市場関係者の方に2・3年前に案内をいただき、その後も行ったことがあるので、一応こころえているつもりでした。でも今回は築地市場最後の年末とあって、混み具合は尋常ではありませんでした。

  それでも意外にも卸専門の場内市場はふだんと大きく違わないのです。一般の人が立ち入ることは少ないからかもしれません。場内でも正月用品を売る店が散見されましたが、街のスーパーとは違い加工品はすくないためか、混み具合はふだん通りでした。ただし価格は報道されているようにサケとイクラの値段は去年よりも3割から5割は高いという印象をうけました。それでも場内の品は鮮度と品質が違うので、ついつい爆買いしてしまいました。

   普段と違ったのは場外市場です。場外の道という道は買い物客と観光客であふれかえっていて、客数はいつもの2倍ちかくいたかもしれません。市場に沿った自動車道も人混みでまともに歩けないほどでしたが、そこと直角に交差する道幅5mもない何本かの商店街の道はラッシュアワーのホーム状態でした。各商店ともテーブルを道にせり出しているため、一人でも買い物をしているとそこがボトルネックになり人の流れが滞ります。

  買い物を済ませると、ランチはいつも「築地すし清」の本店に行くのですが、まだ11時前だというのに行列ができていて、名前を告げて並ぶほどでした。するとすぐに、本店から50mほど先にある新館があいたとのこと。店の人が3人を案内してくれました。ところがわれわれ3人はあまりの混雑で、スイスイと泳ぐようにして行く店の人についていけないのです。見失わないようにしていても、10m行っては待ってもらうというのを繰り返し、やっとの思いでたどり着きました。新館とは言え出されるすしは全く本店と同じで、とてもおいしくいただきました。

  そのあとはデザート替わりの立ち食い玉子焼きです。みなさんが行くテリー伊藤の実家のタマゴやさんを目指しますが、これまた人をかきわけかきわけ、やっとの思いでたどりつきました。でもこのお店、テリー伊藤の顔写真はあいかわらず掲げてありましたが、店頭での立ち食いはやめてしまったというのです。きっと混雑しすぎて収拾がつかないほどだからでしょう。しかたないので同じ道沿いにある別の店にいくと、行列が長くてとても待つ気がしません。もう一軒を目指して行くと、そこは5・6人待ちだったのでやっと玉子焼きにありつけました。テリー伊藤のお店のフワフワ感はないタマゴ焼きでしたが、それでもおいしくいただき満足でした。

   いよいよ築地市場も来年10月に移転ですね。今やまるでテーマパークのように観光地化した築地ですが、場内市場最後の年末をしっかりと見届けてきました。

  みなさんの年末はいかがでしたか。

  ではみなさん、よいお年をお迎えください。

 

 

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大相撲、土俵の下の争いごとに違和感あり!

2017年12月26日 | ニュース・コメント

   このところの進展具合に大いなる違和感を感じていますので、一両日中に結論が出そうなタイミングですが、あえて一言申し上げます。私はたいした相撲ファンでもなく、相撲界を論じる資格などない人間であることを初めにことわっておきます。

  私の感じる違和感はマスコミのトーンと相撲協会の対応です。このところ被害者側の貴ノ岩の親方である貴乃花に関する批判が一段と強まっています。マスコミの指摘する問題点は、

1.巡業部長でありながら協会への報告義務を怠った、組織人としてあるまじき行為だ

2.今回の事件の責任者の一人でありながらダンマリ作戦に出て対世間も含め説明責任を果たしていない

これら二つに集約されます。

  それらは「全くもってそのとおり」と思われがちなのですが、しかしまてよ、そもそも報告義務は誰にあるのでしょう。

  事件の報告義務は事件当日その場に居合わせた力士連中、とりわけ横綱にこそあるのではないでしょうか。明らかにもみ消し工作に入っていた横綱連中こそ、報告義務を怠った当事者として最も非難されるべきです。これについては協会も軽微ながら罰を与えました。彼らは警察から事情聴取を受ける前に巡業中のことゆえ、巡業部長の貴乃花に報告をすべきだったのではないでしょうか。巡業部長には隠しておこうという明らかな隠ぺい工作があったのに、貴乃花ばかりを責めるのはおかしいのです。

  貴乃花に言わせれば、日馬富士を含めた当事者から報告を受けていないのに、どういう報告を協会にしたらよいのでしょう。マスコミはそうしたことをすっ飛ばし、貴乃花の協会に対する報告義務ばかりを責め立てる間違いを犯していると私は感じています。

  ついでに「組織人としてあるまじき行為だ」という非難ですが、彼はそもそも相撲協会の組織そのものを体質改善しようとしているのですから、この批判は的外れです。これらが違和感その1。

  その2、ダンマリ作戦で説明責任を果たしていないことについてです。これもまず当事者から報告を受けていない貴乃花は、何を説明したらよいのでしょう。できることは貴ノ岩からの報告だけで説明することですが、一方からの報告で説明するのは片手落ちだし危険です。なにしろ貴ノ岩と貴乃花は利害を共有する関係者なのでから片棒を担いでいると見られる恐れがあります。それに貴ノ岩以外の出席者全員が結託して口裏を合わせれば、どうとでもできる可能性があります。

  じゃ、何故貴ノ岩を物理的にもかくまって協会やマスコミから遮断し、自身もダンマリを続けたのか。

  ここからは推測でしかないのですが、まずは警察権力による信ぴょう性の高い事実確認調査を望んだことが理由でしょう。これはかなりの程度実現したとみることができます。

  そして二つ目は、公益財団法人になってからも古い体質を持ったままの相撲協会への批判でしょう。裁判沙汰に持ち込み、白黒をつけたかったのかもしれません。

  しかしきのうの協会との話合いや、それ以前の理事会での話で貴乃花は、

  「巡業部長としてやれることは全てやった」

と述べたと伝えられていますが、これについては逆に違和感を覚えます。

  一連の貴乃花の作戦は下手クソです。多くの相撲ファンは解決が長引く裁判沙汰など望んでいないし、早く晴れて初場所を楽しみたいと思っているファンが大半だと思われるからです。

  そもそも相撲の世界は長い歴史と伝統があり、格式を重んじる世界ですから、きっとわたしのような素人は知らない世界がいろいろあるのでしょう。

  私の勝手なマスコミと協会、そして貴乃花への批判でした。

明日以降の進展を楽しみに待ちましょう。

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