中日新聞の「だだくさをひとさじ」とコーナーに「『服買わない』得たモノは?」というタイトルで、吉川トリコ(作家)さんが投稿されていました。
一年間、服を買わないチャレンジをした。
コロナ禍に突入した最初の年、どこにも出掛けられずにネットショッピングでストレスを発散していたら、ひと夏で安いのから高いのまで十枚以上のワンピースを買っていた。
それでなくとも服を買い散らかしてはろくに着ないまま処分するということをくりかえして自己嫌悪に苛まれていたところだったので、さすがにこれはまずいと思った。
さらには、流行の服を低価格で販売するファーストファッションの問題点を描くドキュメンタリー映画を見たことや、おしゃれとエコを両立させるためのガイドブック『シンプルなクローゼットが地球を救う』を読んだこと、強制労働で生産されたと疑われている新疆(しんきょう)綿の問題で国内外のいくつかのブランドに不信感を抱くようになったことなども重なり、いっちょトライしてみるかと思った次第である。
条件は一年間服を買わないこと。
ただし下着や装飾品、靴は可。
挑戦してみて大きく変わった点といえば、時間が増えたことだ。
何時間も通販サイトを見て回ったり、ファストフアッションの店を何軒もはしごしたりすることがなくなり、生活がすっきりした。
服を買わない分、下着にお金をかけられるようになり、天然素材の質の良い下着を身につけるのはとても気持ちのおいいことだと知った。
これまで手が出せなかったような価格帯のアクセサリーや帽子や靴も買うこともできた。
そしてなにより、死蔵していた服をフル活用するようになった。
「こんなにたくさんの服があるのに着る服が一枚もない!」となにかに急かされるように新しい服を買っていた日々はいったいなんだっただろう。
必要最低限の持ち物で生活する「ミニマリスト」を目指しているわけではないので、相変わらずクローゼットは服であふれかえっているが、これからは修繕したりリメークしたりしながら大事に長く着続け、ほんとうに必要なものをできるだけエコでエシカル(倫理的)な方法で買い足していこうと思っている。
以上です。
>一年間、服を買わないチャレンジをした。
作者は、このチャレンジで得るものが多かったようです。
でもうちの娘は、アパレルメーカーに勤めています。
それでなくてもアパレル用品は売れていません。
コロナ禍やこれだけ物価が上がりますと、どうしても衣服は後回しになります。
アパレルメーカーは、不況に陥っています。
この作家さんのように服をたくさん持っていらっしゃる方はともかく、一般の方はそろそろ服が悪くなってきているのでは?
新しい衣服を買う時期に来ていると思います😁
ところで、タイトルに「だだくさ」という言葉が使われています。
名古屋の方言のようです。
「雑、しまりのない、だらしない」という意味です。
私は子どもの頃、母親から「物をだだくさに扱ってはいけない!」と、よく叱られたものです。😅
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