中日新聞の日曜版 「おじさん図鑑」に「勝ち負け」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。
勝ち組・負け組というイヤな言葉が一時流行した。
何をもって勝ち負けを断じるのかと思ったら、基準は「金銭」であった。
加えて、有名・無名という評価も加えられた。
有名でお金持ちだと「勝ち組」で、反対に無名で貧乏だと「負け組」だという。
世界全体に拡大した新自由主義経済の格差は、いや応もなく日本のワシらの社会にも入り込んだ。
ほんの一握りの「超大金持ち」と、大多数の「貧しい民」とに色分けされた。
「貧しい民」のうちにも格差があり、勝ち組・負け組の呼称は、そんな層の中での格付けに他ならなかった。
人生は勝ち負けを競うものではない。
お金があろうとなかろうと、有名だろうが無名だろうが、まったく関係ない。
どれだけまじめに誠実に己の命を燃やしてきたかに尽きる。
人と比べてどうのこうの評価することなど、どだいあり得ない話なのだ。
お金があれば楽だろう。
精神的にも余裕が持てる。
が、お金はあくまで人生の手段であり、目的ではない。
この世には無名で貧乏でも、本当に心から尊敬できる清廉な人はあまた存在する。
勝ち組があるとすれば、そんな人々のことだとおじさんは思う。
以上です。
>ほんの一握りの「超大金持ち」と、大多数の「貧しい民」とに色分けされた。
今の世の中は、そのようですね。😅
厳しい現実ですね。
バブル経済1995年の頃は、大多数の日本人は中流と思っていたように思います。
私もそんなにお金に恵まれてはいなかったですが、中流意識はありましたね。😊
>お金があれば楽だろう。
精神的にも余裕が持てる。
が、お金はあくまで人生の手段であり、目的ではない。
たしかにそうですが、お金は欲しいです。😅
お金がなければ病院にもかかれません。
以前 長男の孫が中学生になり、病院代が有料になった時、長男の孫が「病気になっても病院にいけない!お金がかかるから」と言いました。
私が「誰がそんなことを言うんだ」と言ったら「お母さん」。
おいおい、そこまで困っていないだろう、お金のことで子供を萎縮させるなと思いました。
60歳以降は病院通いが増えました。
私が入社したての頃は、保険で病院代は無料でしたが、今は3割。
一時2割でしたが、ちょっと副収入がありましたので今現在は3割。
年間40万近く夫婦で医療費がかかっていますので、きついのなんの。
あとお金があれば、有料の居心地の良さそうな老人ホームに入れますが、安い特養を希望すればなかなか入居できないし、居心地もそんなに良くないように思います。
お金があれば、孫たちにプレゼントも出来るし、教育費用も援助できる。
やはりお金は欲しいです。😊
>この世には無名で貧乏でも、本当に心から尊敬できる清廉な人はあまた存在する。
勝ち組があるとすれば、そんな人々のことだとおじさんは思う。
たしかにそんな人々はいらっしゃるでしょうが、あまり知りません。
政治家や経済人で強欲な方は、存じ上げていますが。😅
Eiichi Ohtaki (大滝詠一) , Celia Paul (シリア・ポール) - The Very Thought Of You