団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

作者も書かれているように、こんな大事な個人情報を簡単に問う方がおかしいですね。

2019-10-22 02:14:41 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「1経婚」というタイトルで飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。



 ある書類で「未婚」か「既婚」かいずれかをチェックする項目があった。
そこでおじさんは離婚した女性からこう聞かれた。

 「こういう場合、私はどちらをチェックしたらいいんでしょうか」
アッ、と思った。思わぬ盲点だ。

 「”既婚”というのは結婚経験ではなく、今現在、結婚しているかを問うているはずだから、”未婚”でいいんじゃないか」
とおじさんは応じた。

 しかし、彼女は納得しない。
「でも、”未婚”というのは私の場合、ウソをついていることになりません?
私はウソは嫌なんです」
ウーム、弱った。

 「じゃ、こうしよう。未婚・既婚を二重線で抹消し、一回結婚経験あり、と欄外に書いたらどう?
字数が多ければ、”1経婚”または”1婚”にする。
 どうも私は離婚を”バツイチ”というのは好きじゃないから、”1婚”としたら分かりやすくないか?」

 話は発展し、とにかくこの「問い」は愚劣だという議論になった。
未婚・既婚・1経婚・1婚・事実婚・同性婚など、問う方がおかしかろう。

 そんな大事な個人情報を簡単に開示しうる時代ではないのだ。
ほっといてほしい。


 以上です。


>どうも私は離婚を”バツイチ”というのは好きじゃないから

バツイチというのは、明石家さんまさんが初めて言われたそうです。
この言葉で離婚が軽くなったように感じます。


>ある書類で「未婚」か「既婚」かいずれかをチェックする項目があった。

 このような質問がある書類って、思い浮かびません。
雑誌なのかな?
作者も書かれているように、こんな大事な個人情報を簡単に問う方がおかしいですね。








慕情【訳詞付】- ナット・キング・コール
コメント (6)
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