団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

自宅介護で家族崩壊を推進するつもりなのかな?(苦笑)

2019-10-20 02:17:53 | 日記
 中日新聞の読者投稿欄に「介護施設閉所 気掛かり」というタイトルで71歳の女性が投稿されていました。




 近所にあったディサービス施設が閉所した。
最近、施設に人けがないなと思って見に行ったら、施設の玄関に「8月末で閉所します」との張り紙が出されていた。

 実は2年前、私はパートとしてこの施設で2カ月働いた。
介護分野で働くのは初めてのことだったが、求人には年齢、資格不問とあったので思い切って応募し採用された。

 週3回通勤して洗濯、掃除などを担当したが、利き手を痛めたため退職した。

 私の在職中、看護師や介護福祉士、ヘルパーらは実にテキパキと仕事をこなしていた。
認知症で徘徊が心配される利用者、車いすが欠かせない利用者、自力で食事を取れない利用者らに
親身に接するスタッフの姿には頭が下がる思いだった。
半面、人手不足なのか、スタッフのやりくりに苦労しているようだった。

 私は今や部外者で閉所の理由は定かではないが、
それなりにいた利用者は別の施設に振り分けられたのだろうかと気をもんでいる。


 以上です。


 私はシルバー人材センターの紹介で特別養護老人ホームの宿直のバイトをしていました。
夜が主な仕事でしたので、実態を把握しているとは言い難いですが、私なりの感想を述べさせていただきます。

施設で働く方の待遇は、仕事量に比べて良くないですね。
ボランティアという考えが、まかり通っているように思います。
上司からの一方的な通達の会議に、せっかくの休日の介護職員も出席させられます。
それも残業は認められません。
そんな会議は、通達文を回覧すればよいものだと思うのですが。

 パソコンもそんなにないので、日誌を書くのに待たなければいけません。
日誌を書くまで帰れませんので、そこでも時間のロスがあります。
この辺りは、改善すべきところがたくさんあるように思います。

 経営者は給与が安いと認識しているにも関わらず、従業員には恵まれていると力説します。(苦笑)
辞めたい従業員がいても待遇面をよくしようとはしないので、職員の出入りは頻繁に起こります。

 職員の仕事内容は、どこの施設に行ってもほとんど同じなので、待遇面が良い施設があれば
すぐにそちらに変ります。

 この投稿者さんのディー・サービス施設は閉所されたようですが、ディー・サービスは結構利益が出ると
聞いていますが、どうしてなんだろうと思います。

 私がバイトしていた特養は、要介護3以上しか入れないそうです。
要介護3は、「立ち上がりや歩行、食事、排せつ、入浴の際に全面的な介助が必要である」ということです。
介護する職員にとって、負担が大きいですね。
それが深夜になると一人で20人もの入居者をみなければいけません。
これじゃ、満足に出来ないですし、入居者も満足なサービスを受けられません。

 私が75歳になる頃は、介護施設、介護職員が大幅に不足するようです。
厚生労働省は団塊世代が後期高齢者の75歳になるときは、
従来の医療費負担を1割から2割に変更しようとしているようですが、
介護の方は、まだしっかりした対策を取らずに、自宅介護を進めようとしているようです。

 自宅介護で家族崩壊を推進するつもりなのかな?(苦笑)









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コメント (6)
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