がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

ハマコーとナベツネ、そして小沢

2007年12月24日 | Weblog
2007年12月24日 21時10分記載

ハマコーとナベツネの2人が好んで口にするのが国家の安全。民主党政権になると国家の安全が脅かされると盛んに喧伝している。ホントか?



我が国は核兵器を持たない、持ってはいけないことになっている。日本が核武装することに賛成する他の国家はおそらくない。同盟国のアメリカであっても反対するだろう。

では、独裁国家北朝鮮、核を持つ中国・ロシアがごく近い所に存在するにも拘わらず、核兵器を持たない・持てない我が国の安全をどう保つか。アメリカの核の傘に守ってもらうしかない。現にそうしている。これが民主党政権になると変わるか?到底そうは思えない。自民党政権下でも民主党政権下でも日米安全保障条約はそのまま有効に維持され、日米同盟に依るという日本の安全保障政策に変化は生じない。万が一日米同盟が破棄された場合、日本は核武装する道を選ぶ可能性がある。そんなリスクをアメリカが取るとは思えない。日本の技術力からすると簡単に核兵器は作れる。アメリカに落とすことも可能である。アメリカがそれをわからないわけがない。従って、やはり日米同盟に依って日本の安全が維持されることは自民党政権であっても民主党政権であっても変わらない。



我が国の安全が脅かされるのであれば民主党政権を認めるわけにはいかない。しかし、我が国の安全保障政策に変化が生じないのであれば内政政策に優れる民主党に政権交代させることが日本国民の利益になると私は思う。



なお、小沢の安全保障に対する考え方は国連を日本国より上位に置くものであり、現行憲法では違憲となるし、合憲・違憲を問わず採用すべきではない考え方であるとも思う。そして、小沢が個人としてその安全保障政策に固執したとしても、それに追従する議員はごくわずか(民主党内であっても)であるとも思う。



小沢とナベツネが政治の世界から消えてくれるともう少しマシな政界になる。(ハマコーは政界引退済み)


手紙

2007年12月24日 | Weblog
2007年12月24日 14時48分記載

東野圭吾原作の映画「手紙」を見た。簡単に言うと、強盗殺人犯の弟の話。



差別や偏見について問いかける、心を抉られる話。自分に重なる部分もあって重たい気分にさせられた。



差別や偏見は、就職や結婚といった人生における大きな局面ではっきりと顔を覗かせる。

普段は差別や偏見を持っていないように振る舞っている人間も、就職や結婚といった場面では剥き出しの差別・偏見を持ち出してくる。



自分の子供が強盗殺人犯の弟と結婚すると言った時に、何等の差別・偏見を持たずに素直に祝福できる人間がどれだけいるだろうか。

生存率30%のがんと告げられている人間を採用する企業はどれだけあるだろうか。



自分はそういった差別・偏見と戦っていく気持ちは持っているし、多少の知恵は回るのでなんとか戦っていける気はする。

しかし、戦う術を持たない者も少なからずいる。そのような人達が生きていくのはどれだけ大変なことだろうと思わずにはいられない。



「白夜行」もそうだったが、東野圭吾の作品はぐりぐりと心を抉られる。しかし、読まずには、見ずにはいられない。