がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

道路特定財源を一般財源へ

2008年01月31日 | Weblog
2008年01月31日 20時26分記載

今日発売の週刊文春は、道路特定財源特集号と言っても」いいような内容で、櫻井よしこ氏の『自民党「道路改革」の裏切り者 小泉・安倍政権の「一般財源化」をお忘れか!』との記事を筆頭に、『「公務員宿舎八千戸」「公用車九百台」 道路財源 あきれたムダ使い一覧』という記事や、『古川元久VS上杉隆 福田総理 環境破壊の屁理屈に騙されるな』といった記事が続く。この中から、『「公務員宿舎八千戸」「公用車九百台」 道路財源 あきれたムダ使い一覧』の中身を一部紹介したいと思う。



『「公務員宿舎八千戸」「公用車九百台」 道路財源 あきれたムダ使い一覧』の記事では、民主党の浅尾慶一郎参議院議員が、国会で調査した内容や国土交通省への質問主意書に対する国土交通省のふざけた回答が紹介されているのだが、浅尾慶一郎参議院議員によれば、道路財源の国交省による流用は以下の通りだそうである。

・国土交通省道路局の人件費として694億円(2007年度)

・宿舎費25億円(2007年度)

・購入した乗用車922台(2003年時点。多くが300万円以上のハイブリッドカー。中には550万円以上の車も。一台300万円と仮定して計算した場合、乗用車購入費用は27億6千6百万円)

・レクリエーション費5116万円(’内訳としては、野球のボール、バット、グローブ、キャッチャーミット、マスク、プロテクター、ベース、用具用鞄、ユニフォーム、同様に、サッカー・フットサル・ソフトボール・バレー・卓球の道具一式、碁石、碁盤、将棋駒、将棋盤、バトミントン大会・ソフトボール大会の会場借上料)



一議員が調べただけでここまで出てくるのだから、民主党は(勿論社民党や共産党でも構わない)党を挙げて国土交通省の「罪」をあぶり出して欲しい。そうすることによって、厚生労働省・社会保険庁が年金保険料を流用・横領していたように、国土交通省も道路特定財源をまるで自分の金であるかのように使っていたことを挙証して、特定財源・特別会計なんてろくな事にならないということを天下に知らしめ、国土交通省から道路特定財源という財布を取り上げてもらいたい。それを自民党が呑まないのであれば、3月末までの採決などする必要はない。なぜと言って、小泉も安倍も道路特定財源を一般財源化すると言っており、先に約束を破ったのは自民党政権なのだから。それを有権者がどう判断するかは次回総選挙で審判を受ければいい。



ただ、自民党が一般財源化を呑む場合は(万に一つもないと思うが)暫定税率維持でも止むを得ないかと思う。なぜなら小泉も安倍も一般財源化は約束していたが、暫定税率廃止までは約束していなかったのであるから。優先順位としては、まず、道路特定財源を廃止することである。これだけは絶対に譲れない。そういう覚悟で野党には国会審議に臨んでもらいたい。


本日の読売新聞社説

2008年01月31日 | Weblog
2008年01月31日 12時29分記載

予想通りの記事をまたまた掲載。記事タイトルは、1つは『民主党は「年度末採決」を守れ』。もう1つは「消費税率が議論の中心テーマだ」。(URL http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080131-OYT1T00131.htm http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080131-OYT1T00129.htm )



政府・自民党にとってこんなに有難い「会社」ないよね。政府・自民党が言いたいことそのまんま載せてるもんね。



年度末採決を守れって言うなら、そのままの文言で与党が合意すれば良かったじゃない。解釈の幅のある文言で妥結したのは、与党側にそうしなきゃならない理由があったからでしょ。(勿論野党にもある。だから合意に至っている。)それを読売ごときが勝手に文言の修正すんなよ。



なんで「社会保障国民会議」の中心テーマをお前等が決めてんだよ。はじめに消費税率引き上げありきじゃ議論が実のあるものにならねえじゃねえか。道路特定財源を一般財源化したうえで道路整備をやめれば消費税率上げを回避できるかもしれねえじゃねえか。

政府・自民党が消費税率引き上げの結論を持っていて、そのアリバイ作りのために「社会保障国民会議」やってんのはわかってるよ。でもそれを側面支援・補強してやんのは報道機関の仕事じゃねえだろ。機関紙のやることだよ。共産党機関紙「赤旗」の方がよっぽど立派な新聞だよ。はっきり特定の政党の機関紙だって名乗ってるから。中立を装って政府・自民党の機関紙の役割を果たしている読売よりも遥かに正々堂々としている。卑怯な会社だよ、読売。



民主党に「年度末採決を守れ」って言う前に、「道路特定財源を一般財源化するとした先の総選挙の公約を守れ」って言えよ。(読売も一応それらしきことは言ってんだけど、トーンが全然違うんだよね、民主党攻め立ててる時と。アンフェアなんだよな、議論の持って行き方が。古賀誠あたりを手厳しく批判しないといけないだろ。あいつ道路特定財源でガンガン道路整備していこうとしてんだから。)

民主党なんてさ、衆院で100位しか議席持ってないんだよ。ってことは何にも出来ないってことなんだよ。だから物理的抵抗とかするわけ。それくらいしか出来ないから。

政権を担当しているのはさ、自民党なんだよ。(公明党はただのおまけ。権力がある方にただくっついていくだけの集団。)その自民党が公約したことっていうのは、実現できるの。実現できるのにしないことに問題・責任があるの。そこを追及していくことこそが報道機関の役割。



毎度毎度書いてて馬鹿馬鹿しいんだけど、こういう会社の発行している印刷物が何百万部も出回ってるらしいからさ。批判しとかないとおかしな方向に話を持って行かれちゃうんで。これが数万部程度の発行部数だったら放っておいても構わないんだけど、下手に図体がデカイだけに厄介なんだよな。こんな会社の印刷物読んで時間取られたくないんだけど、そうしてると消費税率15%とかになって後々自分が困っちゃう。



あ~、もう厄介な印刷会社だよ。


昨日の読売新聞16面 医療ルネッサンスNo.4275

2008年01月31日 | Weblog
2008年01月31日 00時00分記載

掲題の記事を一部抜粋して紹介させて頂く。記事タイトル「見えないハンデ 内部障害 説明なく障害年金カット」



『「障害基礎年金の支給を停止しました」。昨年末、社会保険業務センターから届いた通知を見て、川崎市の柏木桂子さん(38)は青ざめた。「病状は悪くなっているのに、なぜ打ち切られるの?」・・・主治医の勧めで、障害基礎年金の受給を申請した。生まれつき重い心臓病がある柏木さんは、内部障害者で、障害基礎年金の支給対象者だったからだ。申請は受理され、月6万円余が支給されることになった。・・・ところが、約10年たった昨年、突然、年金を打ち切られた。通知書には、詳しい理由の説明もない。・・・柏木さんは「打ち切りの理由を問い合わせても教えてくれない。今後、どのように生活していけばよいか不安でいっぱい」と話す。先天性の心臓病で数度の手術を受けた東京都の40歳代の女性も3年前、障害基礎年金を打ち切られた。同じく心臓病を患う埼玉県の30歳代女性は9年前、障害基礎年金の等級を下げられ、受給額が減った。2人とも「症状は重くなっているのに、(年金の打ち切りや減額の)理由がわからない」と語る。・・・』



ああ、もう腹立つ!!!!!



行政府がまた自由気儘に行政権を行使していることに腹が立つ。税金で食わしてもらっている公務員には説明責任がある。障害基礎年金を打ち切るないしは減額するなら、どのような法令等の根拠に基づいて打ち切るないしは減額したのか説明しなければならない。黙って言われたとおりにしろなどと言うのは、前近代的な感覚である。「知らしむべからず。依らしむべし。」という官の驕った態度が良く出ている。



道路には59兆円注ぎ込むが、内部障害を抱えて生きていくことそれ自体が大変な人の障害基礎年金を法令等の根拠に基づかずに打ち切りないしは減額していたとすれば、まさに「人でなし」である。



公務員は人でなし・人・ろくでなし・ごくつぶし・害虫・寄生虫の集団だということを日々痛感させられる。



あまりこういうことは言うべきではないと思って、普段は言わないようにしているが、今日は言ってしまおう。



この打ち切ってる奴等の心臓を重度の障害を持つ心臓と取り替えて、5回くらい全身麻酔下で手術を受けさせてやりたい。そうして初めて他者の痛みがわかるだろう。

人間には想像力があって、本来は同じ痛みを抱えてなくても、他者への配慮があって然るべきなのだが、小役人どもにはそれが全く期待出来ない。出来ることなら同じ目に合わせてやりたい。




問題の根本は福田康夫

2008年01月30日 | Weblog
2008年01月30日 20時53分記載

不毛な国会が続く根本原因は福田康夫が総理を務めていることにある。福田康夫は選挙で国民から信任を得ていない。だから、総理としてのリーダーシップを発揮出来ないし、してもいけない。

福田康夫がしなければならないのは、自らの政権構想を掲げて国民の信を問うこと。マスメディアもこれを求めていかなければならない。国民の信託を得た人間が政治を掌るというのが民主政の根本。ここを揺るがせにするから政策を主体とした政治家の議論にならずに、政局を主体とした政治屋の議論になってしまう。



福田康夫は、自らが政治を掌っていいのか否か国民に問う政治的責任がある。これを否定するのは、党利党略だけを考えている古賀誠やそれと同類項のナベツネといった不見識な人間だけ。



年金問題で読売だって政府・自民党の責任を追及しただろ?それはなんでかって言ったら、先の参院選で公約していたことをしない・出来ないことがわかって、かつ、政府・自民党の人間が開き直っていたからだろ?なぜ、同じ事を道路特定財源で言わない?先の総選挙で小泉は道路特定財源を一般財源にするって公約しただろ?安倍もその路線で進んでいただろ?なんで選挙を戦っていない・戦えない・戦わない福田康夫が公約を180度転換していいんだよ?公約違反じゃないのか?年金とどこが違う?国民と約束したことと違うことを古賀誠は開き直って進めてるだろ?舛添とどこが違う?



国民と約束したことを破って選挙を戦うことも出来ない人間が我が国を統治していいわけがない。そういう人間を支援しているナベツネ率いる読売は報道機関の看板外せ!


本日の読売新聞社説

2008年01月30日 | Weblog
2008年01月30日 10時02分記載

本日の読売新聞社説(URL http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080129-OYT1T00853.htm )について思う所を記したい。



読売は、特に社説において「国益」という言葉を好んで使う。(ナベツネが書いていると思われる。)この、読売が言う「国益」が私には理解できない。私の目には自民党の利益、官僚機構の利益にしか映らない。



先の総選挙で小泉純一郎は道路特定財源を一般財源とすると言っていたではないか。それを引き継いだ安倍晋三も道路特定財源を一般財源とすると言っていたではないか。「国益」というのは総理が変わったら180度転換される程度の物なのか?総選挙で国民は何を信用して投票すればいいのか?公約に違背する行為を是認することこそ「国益」に反することではないのか?



本ブログで何度も述べていることだが、福田内閣には政治的正当性がない。その政府が行おうとすることを「国益」に適うという読売ほど国益を阻害する報道機関はない。



それと、もう一つ。民主党が国民の歓心を買おうとしていると批判しているが、これは、民主党を批判している表現形式を採っているが、私には国民を愚弄しているように思える。「ガソリン値下げ」をちらつかされてダボハゼみたいに国民が飛び付いているとでも言いたげな。

国民は道路特定財源が道路族議員に、建設族議員に、国交省官僚に深く結びついていると感じており(実際結びついている。使われ方を見れば明らかである)、そんな使い方をされるのであれば、暫定税率を廃止するべきだと思っている。決してダボハゼではないし、歓心を買われているわけでもない。読売には言っても通じないだろうが、国民を愚弄する発言は許せないので、一言しておく。



報道機関であるなら、国民を愚弄する前に、先の総選挙で公約したことを履行しない、たった2年で「国益」を覆す政府・与党をこそ批判するべきである。


献血のお願い

2008年01月30日 | Weblog
2008年01月30日 07時28分記載

冬場は様々な要因により献血が減少し、輸血用の血液が不足してしまいます。



勝手なお願いで恐縮ですが、体調の許す方は献血をして頂けないでしょうか。私はもう献血を出来ないためお願いすることしか出来ません。



今日から数日は暖かいようでもありますし、可能であれば、献血をお願い致します。


抗がん剤情報の情報

2008年01月29日 | Weblog
2008年01月29日 11時47分記載

私が骨肉腫と診断された際に重宝したサイトの情報を提供したい。



URLは http://www.effect-japan.com/cancer/med.html で、医療用医薬品の添付文書の内容を各製薬企業において電子化したもの(PDFファイル)を見ることが出来る。抗がん剤の詳しい資料をご覧になりたい場合は、こちらを訪れ、ご覧になってみては如何であろうか。(ちなみに私は全部プリントアウトして全部読んだ。今でも実家に全部置いてある。そこまでするかどうかは別として、自分の治療に使用される薬剤についてプリントアウトして読んでおくのは悪くないのではないかと思う。)



それと、厚生労働省のホームページ(URL http://www-bm.mhlw.go.jp/ )を訪れ右上の検索欄に病名・治療法を入力して検索すると、研究班報告や議事録を読むことが出来、これも結構役に立つ。



以上、参考まで。



悪性リンパ腫に対するDHAP療法について

2008年01月28日 | Weblog
2008年01月28日 16時28分記載

本日は、思う所あって、悪性リンパ腫に対するDHAP療法について率直に記したい。

なお、私は医師でも薬剤師でもないただの素人なので、素人の、体験を踏まえた一考えとして読んでもらいたいと思う。

また、以下に記載する文章には、DHAP療法を受ける人にとってはインパクトの強い言葉があるかもしれないので、インパクトの強い言葉を避けたい人は読むのをここで止めてもらいたい。



それでは本題に入る。



DHAP療法とは、再発または難治性悪性リンパ腫に対してdexamethasone(デキサメタゾン)、cisplatin(CDDP)(シスプラチン)及びcytarabine(シタラビン)を投与する代表的な化学療法の一つである。

標準的投与量・法はdexamethasone(デキサメタゾン)内服1日4~20mg,1~2回分服(1回最大20mgまで)、注射1回4~20mg,1日1~2回静注(1回最大20mgまで)、cisplatin(CDDP)(シスプラチン) 100 mg/m2 持続点滴 1日、cytarabine(シタラビン) 2g/m2 点滴IV 1日2回12時間毎、1日間(day2)であり、これを3週から4週毎に3~ 4コース繰り返す。



dexamethasone(デキサメタゾン)は、抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐に対して投与し、5613例、32のtrialをまとめたメタ・アナリシスによると、デキサメタゾン投与群は、デキサメタゾン非投与群(プラセーボまたは無治療)に比べて、制吐効果が上回っていた(急性嘔吐でリスク比:1.26、遅発性嘔吐で1.29)とのエビデンスが存在する(J Clin Oncol 2000 Oct 1;18:3409-22)。

用法・用量がデキサメタゾン内服1日4~20mg,1~2回分服(最大20mgまで)、注射1回4~20mg,1日1~2回静注(最大20mgまで)の主な有害事象は、だるさ、頭痛、上腹部痛、発疹などである。国内においては既に十分な使用経験があり、デキサメタゾン使用においての安全性に関しては特に問題ないと考えられている。



cisplatin(CDDP)(シスプラチン)は、私自身も投与を受けているが、多くの悪性腫瘍に効くスペクトルの広い有用な抗がん剤である。当然、悪性リンパ腫にも効果がある。私の主治医を含め複数の医師から聞いた所では、「切れ味が鋭い」「シャープな効き方をする」抗がん剤であるらしい。(素人には「シャープ」と言われても何がなんだかよくわからないが、医師はよくそう言っていた。)実際、私にもよく効いた。

ただ、シスプラチンは、本ブログでも述べているように強力な副作用を持っている。生きる気力を根こそぎ奪うような副作用である。嘔吐は止まらないし(だからデキサメタゾンを投与するのだが、デキサメタゾンで嘔吐を止められるか否かは予断を許さない。)、倦怠感も強く出る。食欲は当然無くなるし、聴器毒性もある。これに耐え切れるか否かだけが問題である。治療後は高い音が聞こえなくなることも考慮に入れておかなければならない(聴器毒性のため)。どうしても耐え切れない場合はカルボプラチン(=パラプラチン)に変更してもらうという手段もあるが、シスプラチンより効果は劣ると考えておいた方がいい。シスプラチンが効かなかった人にはカルボプラチンも効かない可能性が高い。

以上の副作用は最大3週間程度続くので(早ければ1週間後には回復する)、この3週間をなんとか耐え忍ぶしかない。それ以外の重篤な副作用は、抗がん剤治療に精通した医師・看護師が行えば発生する確率は低い。



cytarabine(シタラビン)は、私自身はシタラビンの投与を受けていないので、一般的なことしか言えないが、シスプラチン同様の副作用が出るようである。骨髄抑制も出るらしい。



以上のことから言えることは、DHAP療法が再発または難治性悪性リンパ腫に対するエビデンスのある有効な治療法であること、その治療を受けるに当たっての困難は抗がん剤の副作用に耐え切れるか否か(耐えろと言っているわけではないので、その点はご留意願いたい。耐え切るのが難しい程に厳しい治療であるということを言いたいだけである。)であること、および、骨髄抑制が出るため感染には非常に高いレベルの注意を払わなければならないということである。



参考までに一意見を述べさせて頂いた。

ふざけたこと抜かすなよ、冬柴鉄三2

2008年01月27日 | Weblog
2008年01月27日 10時45分記載

一昨日の「ふざけたこと抜かすなよ、冬柴鉄三」(URL http://ameblo.jp/shiratasan-daisuki/page-5.html )に続いて、道路特定財源の流用問題について考えてみたい。



一昨日の記事中で道路特定財源からバトミントンのシャトル購入費用、バレーボール用の支柱購入費用等が支出されていることを紹介したが、ここを野党には深く追及していってもらいたい。



国土交通省職員が買っていたバトミントンのシャトル費用は7万円である。バトミントンをやったことがある人がいればわかると思うが(やらなくてもわかるかとも思うが)、職員がレクリエーションでやるバトミントンなら、7万円分もシャトルはいらない。(お前等オリンピック強化選手か。)

これまたバレーボールをやったことがある人はわかると思うが、ボール買うくらいならまだしも、バレーボール用の支柱なんてレクリエーションレベルで購入することなんてない。

このことから何が推測されるかというと、恐らくシャトル購入費用や支柱購入費用の領収書は偽造で、その分が横領され、裏金に回っているだろうということである。

これは単なる私の予測なので、国政調査権による調査をして裏取りをしなければならないが、恐らく間違いない。



国家予算に比べれば些少な金額で、瑣末な議論だと言う人がいるかもしれないが、収賄罪と同様、金額の多寡が問題なのではない。公務員の体質に関わる重大な問題である。

公文書偽造罪・変造罪ないしは虚偽公文書作成罪および同行使罪、窃盗罪ないしは業務上横領罪は、法定刑で比べれば、収賄罪を上回る重罪である。

上記の犯罪が併合罪を構成すれば更に重い刑罰が科せられる。



税金を、不正な手段を用いて自らのポケットに入れることは、重大な犯罪である。

野党には国交省官僚の「犯罪」を是非とも徹底的に追及してもらいたい。相当数の犯罪が出てくると思う。



参照条文(刑法)

(公文書偽造等)
第百五十五条  行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。
2  公務所又は公務員が押印し又は署名した文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。
3  前二項に規定するもののほか、公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は公務所若しくは公務員が作成した文書若しくは図画を変造した者は、三年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。


(虚偽公文書作成等)
第百五十六条  公務員が、その職務に関し、行使の目的で、虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は文書若しくは図画を変造したときは、印章又は署名の有無により区別して、前二条の例による。
(偽造公文書行使等)
第百五十八条  第百五十四条から前条までの文書若しくは図画を行使し、又は前条第一項の電磁的記録を公正証書の原本としての用に供した者は、その文書若しくは図画を偽造し、若しくは変造し、虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は不実の記載若しくは記録をさせた者と同一の刑に処する。
2  前項の罪の未遂は、罰する。
(窃盗)
第二百三十五条  他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
(業務上横領)
第二百五十三条  業務上自己の占有する他人の物を横領した者は、十年以下の懲役に処する。
(有期の懲役及び禁錮の加重)
第四十七条  併合罪のうちの二個以上の罪について有期の懲役又は禁錮に処するときは、その最も重い罪について定めた刑の長期にその二分の一を加えたものを長期とする。ただし、それぞれの罪について定めた刑の長期の合計を超えることはできない。


(収賄、受託収賄及び事前収賄)
第百九十七条  公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。この場合において、請託を受けたときは、七年以下の懲役に処する。
2  公務員になろうとする者が、その担当すべき職務に関し、請託を受けて、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、公務員となった場合において、五年以下の懲役に処する。


(第三者供賄)
第百九十七条の二  公務員が、その職務に関し、請託を受けて、第三者に賄賂を供与させ、又はその供与の要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。


(加重収賄及び事後収賄)
第百九十七条の三  公務員が前二条の罪を犯し、よって不正な行為をし、又は相当の行為をしなかったときは、一年以上の有期懲役に処する。
2  公務員が、その職務上不正な行為をしたこと又は相当の行為をしなかったことに関し、賄賂を収受し、若しくはその要求若しくは約束をし、又は第三者にこれを供与させ、若しくはその供与の要求若しくは約束をしたときも、前項と同様とする。
3  公務員であった者が、その在職中に請託を受けて職務上不正な行為をしたこと又は相当の行為をしなかったことに関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。


(あっせん収賄)
第百九十七条の四  公務員が請託を受け、他の公務員に職務上不正な行為をさせるように、又は相当の行為をさせないようにあっせんをすること又はしたことの報酬として、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。



金融資産課税を具体的に考えてみる2

2008年01月26日 | Weblog
2008年01月26日 19時04分記載

我が国には1億円以上の金融資産を持つ人が約150万人いる。これらの人達が仮に皆1億円分の金融資産を所有しているとして、ここに金融資産課税を1%の割合で実行した場合、納付される税金は1兆5千億円である。実際には、5億、10億と持っている人もいるので、金融資産課税を1億円以上金融資産を所有している人に限定して行ったとしても、金融資産税1%で消費税1%分の税収はある。

前回の記事では1500万円以上の人に金融資産課税を行うと仮定して話を進めたが、課税ベースについては議論の余地がある。3000万円以上としてもいいし、5000万円以上としてもいいと思う。



いずれにしてもやはり重要なのは、消費税率を引き上げるのではなく、金融資産課税を行うという方向性である。



金融資産を持つ人にも言い分はあるだろう。「所得税・住民税を十分過ぎるほど払っている(払ってきた)。」「社会保険料負担も相当程度している(してきた)。」「固定資産税もたくさん払っている。」「資産を維持するのも大変なんだ。」

どれも偽らざる本音だろう。しかし、それでもなお私は、金融資産課税を実行すべきだと思う。他に、もうこれ以上の税負担を出来る人がいないからである。



消費税が論議される際に、よく「薄く広く税金を納めてもらう必要がある。」ということが言われる。

年金生活者も消費税を納めていないわけではない。すでに5%の消費税負担はしている。すでに「薄く広く」かかっているのである。消費税率を引き上げるということは、消費税を「厚く広く」かけることになると考える。



EU諸国ではもっと高い付加価値税率が適用されており、「厚く広く」課税されていると主張する人がいるかもしれない。確かにそれはそうである。しかし、それと比べて、金融資産課税の方が劣る点は私には見当たらない。



EU諸国がどのような税体系、社会保障体制を採っているかに拘らず、それよりも優れると考えられる税体系、社会保障体制があるのであれば、そちらを採用・構築すべきである。



私は、金融資産課税を行い社会保障体制を構築していくことの方が、消費税率を引き上げて社会保障体制を構築するよりも遥かに優れていると考える。


金融資産課税を具体的に考えてみる

2008年01月26日 | Weblog
2008年01月26日 18時40分記載

森永卓郎氏の試算によれば、1500万円以上の金融資産を持つ人に対し2%の割合で課税した場合、その税収は20兆円だそうである。
このことからすると、1500万円以上の金融資産を持つ人達の持つ金融資産総計は1000兆円である。

森永さんも鬼ではないので、将来のことを考えてコツコツ貯めていて、まだ少ししか貯まっていない人の資産に課税しろとは言っていない。1500万円を超えて預金や株、国債等を持っている人達に2%に相当する金額を税金として納めて欲しいと言っているのである。(私は1%でもいいのではないかと思っている。それでも10兆円の税収になる。)

ここで、金融資産を持たず、国民年金だけを頼りに暮らしているお年寄りと比較してみる。


我が国では40年間国民年金保険料を納め、国民年金を満額で受給したとしても月額6万6千円である。実際には満額もらえる人は少なく、多くの人は4万円~5万円の国民年金を受給して暮らしている。 とてもまともに暮らしていける金額ではない。



金融資産を一定程度持つ者と年金だけを頼りに暮らしている人を比較した場合、どちらに課税すべきかと言えば、躊躇なく前者にである。



金融資産を持つ人達は、「自分の努力の成果だ。」「貧しい暮らしをせざるを得ない人達は努力や才能が足らなかったからだ。」と言うかもしれない。そうなのかもしれない。

しかし、そうなのかもしれなくても、課税できるのは金融資産を持つ人達に対してである。年金の5万円だけで暮らしている人達に、これ以上の消費税を負担しろとは私には言えない。言うべきでないとも思う。



1500万円分の金融資産を持つ人にとっての年間15万円(=金融資産税1%分)と年金5万円だけで暮らしている人にとっての年間9600円(年金生活者の消費支出割合を8割とし、消費税率が2%引き上げられたと仮定して計算)では、実質的には、遥かに後者の負担の方が重い。



金融資産課税を導入し、医療、福祉の充実を!


頑張れ!森永卓郎

2008年01月25日 | Weblog
2008年01月25日 21時00分記載

今日も「太田総理、・・・秘書田中」に森永卓郎氏が出ていた。今日は東ちずる氏が年金に関するマニフェストを掲げて登場。いいこと言ってた。森永氏も、直接的に「金融資産課税」という言葉を持ち出してきたわけではなかったが、同趣旨のことを述べていた。森永氏には出来るだけ多くメディアに出演し、金融資産課税の必要性を訴えていってもらいたい。



自己責任、自己責任って、自分にコントロール出来ることが多くあるなんて思ってること自体が間違ってる。金持ちの家に生まれるのも、健康に働けてのも、貧乏な家に生まれるのも、病気で働けなくなるのも、全部偶然。偶然によって生まれた格差は社会保障の考え方に基づいて調整すべきこと。



自由競争、自己責任って言って格差を肯定するなら、まず、自由競争の前提となるべき条件を平等にしろって。(具体的には、相続税を100%かけてみんな0から「ヨーイ、ドン!」って。)



実際に相続税100%かけることなんて出来ないから、自由競争、自己責任の考え方を貫徹しないで、自由競争によってもたらされた格差を、社会保障の理念に沿って是正すべき。そしてその是正手段は、現在の日本においては金融資産課税しかない。


ふざけたこと抜かすなよ、冬柴鉄三

2008年01月25日 | Weblog
2008年01月25日 18時39分記載

『冬柴鉄三国土交通相は25日の閣議後記者会見で、揮発油税など道路特定財源の一部が道路整備に従事する同省職員用の宿舎建設費に充てられていたことを明らかにした。その上で、「国家公務員宿舎法に基づいて宿舎を提供している」と述べ、問題はないとの認識を示した。同省によると、2007年度で道路特定財源から約25億円が宿舎建設費に充てられていたという。
 同相はまた、道路特定財源から卓球のラケットといった職員のレクリエーション用具購入などに年間で約10万円が充てられていたことも明らかにし、「レクリエーションは国家公務員法に規定がある。同法に基づいていて過大なものではない」と理解を求めた。』



お前みたいな考え方を形式的法治主義って言うんだよ。法律に書きさえすれば何でもできる。人権でも制限できるって。だから馬鹿なんだよ、お前。官僚の振り付け通りに踊っちゃって。付ける薬がないよ。



官僚の考え方は形式的法治主義だよ。実際は自分達が法律作ってるから、自分達に利益になるような条項をもぐり込ませて、自由気儘に行政権を行使してる。

立法府の人間はそれを糺さなきゃいけないのに、官僚くん達にレクチャーされた通りに「法律にそう書いてありますから」って。お前何のために居んだよ、馬鹿。



なんで道路特定財源で国交省職員の宿舎作ってんだよ?さいたま市に2005年に出来た宿舎が、3LDKで3万1千円って、おかしいと思わねえか?思わねえなら議員辞めろよ。民意と乖離し過ぎだよ、お前。



問題はさ、法律にどう書いてあるかじゃなくて、書いてあるそのことにお前は疑問を感じねえのかってことだよ。道路特定財源で官舎作ったり、野球のグローブ買ったり、バトミントンのシャトル買ったり、卓球のラケット買ったり、バレーボール用の支柱買ったりって、納税者から見たらどう見えると思う?それを国会の場で、閣僚なら行政の場でも、伝えたうえで改善していくのが、選挙で選ばれてるお前の役割だろ。



官僚が作った法律に乗っかって、「法律にこう書いてありますから。」って言うなら、まず、議員を辞めろ。民間から選ばれた閣僚なら百歩譲って許すよ。法定立・改廃に関われないからね。



ちなみに、私は道路特定財源は廃止して一般財源化すべきという考え方ね。特定財源とか特別会計だとろくな税金の使われ方しないのは明らかだから。まだ一般会計の方がマシ。



公開を楽しみにしている映画

2008年01月25日 | Weblog
2008年01月25日 07時58分記載

「クロサギ」という映画が3月8日(土)から公開される予定であり、楽しみにしている。一般には、原作が漫画で、それがテレビドラマ化され、さらに、そのテレビドラマが映画化されるという理解かと思うが、私に言わせると、原作は、原案を書いている夏原武で、それを黒丸という女性が漫画化し、それがテレビドラマ化され、さらに、そのテレビドラマが映画化されるというものである。



原案の夏原武氏の著作との出会いは学生の頃で、当時、よく宝島社から著作を発表していた。夏原氏のテーマはその頃から現在まで変わりがなく、当時から裏社会のビジネスについて書いていて、興味深く読んでいたものである。地面師、手形詐欺、取り込み詐欺等、後の「クロサギ」を思わせるテーマを多く扱っていた。



ドラマ化される前から漫画は読んでいたのだが、ドラマ化されるに当たり、「山Pが主役で合うのかな~」と思っていたが、よく原作と合っていて、楽しく見られた。

山Pに限らないが、ジャニーズのメンバーは影のある役が似合うメンバーが結構いる。「白い影」や「砂の器」での中居正広、「沙粧妙子最後の事件」や「ガリレオ」での香取慎吾など、シリアスなドラマにもっと出てもらいたいな~と思う。



う~ん、最近はブログっぽいな~。