がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

猿渡瞳さん(享年13歳) 命を見つめて

2007年12月13日 | Weblog
2007年12月13日 23時01分記載

骨肉腫患者の間では余りに有名なため、ご存知の方も多いかと思いこれまで紹介してこなかったが、医龍2を見ていて、子供がどのような気持ちで病気と向き合っているかについて改めて考えさせられたため、本ブログでも猿渡瞳さんの「命を見つめて」を紹介させて頂く。(参照URL: http://www.aflac-ikiru.com/?banner_id=live69 )



猿渡瞳さん 「命を見つめて」(全文)



「みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。実は、幸せが私たちの一番身近にあることを病気になったおかげで知ることができました。それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」ということなんです。

 私は小学六年生の時に骨肉腫という骨のガンが発見され、約一年半に及ぶ闘病生活を送りました。この時医者に、病気に負ければ命がないと言われ、右足も太ももから切断しなければならないと厳しい宣告を受けました。初めは、とてもショックでしたが、必ず勝ってみせると決意し希望だけを胸に真っ向から病気と闘ってきました。その結果、病気に打ち勝ち右足も手術はしましたが残すことができたのです。

 しかし、この闘病生活の間に一緒に病気と闘ってきた十五人の大切な仲間が次から次に亡くなっていきました。小さな赤ちゃんから、おじちゃんおばちゃんまで年齢も病気もさまざまです。厳しい治療とあらゆる検査の連続で心も体もボロボロになりながら、私たちは生き続けるために必死に闘ってきました。

 しかし、あまりにも現実は厳しく、みんな一瞬にして亡くなっていかれ、生き続けることがこれほど困難で、これほど偉大なものかということを思い知らされました。みんないつの日か、元気になっている自分を思い描きながら、どんなに苦しくても目標に向かって明るく元気にがんばっていました。

 それなのに生き続けることができなくて、どれほど悔しかったことでしょう。私がはっきり感じたのは、病気と闘っている人たちが誰よりも一番輝いていたということです。そして健康な体で学校に通ったり、家族や友達とあたり前のように毎日を過ごせるということが、どれほど幸せなことかということです。

 たとえ、どんなに困難な壁にぶつかって悩んだり、苦しんだりしたとしても命さえあれば必ず前に進んで行けるんです。生きたくても生きられなかったたくさんの仲間が命をかけて教えてくれた大切なメッセージを、世界中の人々に伝えていくことが私の使命だと思っています。

 今の世の中、人と人が殺し合う戦争や、平気で人の命を奪う事件、そしていじめを苦にした自殺など、悲しいニュースを見る度に怒りの気持ちでいっぱいになります。一体どれだけの人がそれらのニュースに対して真剣に向き合っているのでしょうか。

 私の大好きな詩人の言葉の中に「今の社会のほとんどの問題で悪に対して『自分には関係ない』と言う人が多くなっている。自分の身にふりかからない限り見て見ぬふりをする。それが実は、悪を応援することになる。私には関係ないというのは楽かもしれないが、一番人間をダメにさせていく。自分の人間らしさが削られどんどん消えていってしまう。それを自覚しないと悪を平気で許す無気力な人間になってしまう」と書いてありました。

 本当にその通りだと思います。どんなに小さな悪に対しても、決して許してはいけないのです。そこから悪がエスカレートしていくのです。今の現実がそれです。命を軽く考えている人たちに、病気と闘っている人たちの姿を見てもらいたいです。そしてどれだけ命が尊いかということを知ってもらいたいです。

 みなさん、私たち人間はいつどうなるかなんて誰にも分からないんです。だからこそ、一日一日がとても大切なんです。病気になったおかげで生きていく上で一番大切なことを知ることができました。今では心から病気に感謝しています。私は自分の使命を果たすため、亡くなったみんなの分まで精いっぱい生きていきます。みなさんも、今生きていることに感謝して悔いのない人生を送ってください。」


公務員の年金はどうなっているか

2007年12月13日 | Weblog
2007年12月13日 11時47分記載

年金は、ごくざっくり言うと、自営業者が受給する国民年金、サラリーマンが受給する厚生年金、公務員・私学教職員が受給する共済年金に分けられる。

国民年金・厚生年金は社会保険庁により管理(もはや「管理」とは呼べないが)され、ボロボロにされた。それでは公務員の共済年金はどこが管理しているか。

国家公務員については国家公務員共済組合連合会が、地方公務員については地方公務員共済組合連合会が(加えて言えば、私立学校教職員については日本私立学校振興・共済事業団 共済事業本部が)国民年金・厚生年金とは別枠できっちりと管理している。記録漏れなど殆ど見られない。



いや~エグイよね、やることが。



社保庁があれだけ好き勝手なことが出来たのは、自分達・厚生労働省の人間の年金はそこには無いとわかっていたから。仲間であるお上の人間の金はそこには無いとわかっていたから。自分達の年金保険料が入っていたらこんな事態には絶対なってないね。



どこまで国民を愚弄すれば気が済むのかね、あいつらは。


ここで気を付けて見ておかなければならないこと

2007年12月13日 | Weblog
2007年12月13日 11時36分記載

政府・与党は年金に関わる一連の不祥事による失地回復の方便として、肝炎患者の全面救済という「政治決断」を持ち出してくる可能性があることに注意が必要である。

肝炎患者の全面救済は、それ自体当たり前のことだと私は考えているので、そうすべきであるが、そのことをもって政府・与党の責任が軽減されることは微塵もないということを国民は意に留めておかなければならない。



何でも誤魔化そうとする我が国政府・与党である。気を付けなければ騙されかねない。