2008年02月29日 13時21分記載
周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」が、明日21時からフジテレビ系列において放送される。丁度いいので、明日見てみたいと思う。
見たことがないので、タイトルからの想像になるが、おそらく警察・検察の不当な取調べ・起訴が主題として扱われるのかなと思う。
どういう結論になるのか(有罪になるのか無罪になるのか)は見てみないとわからないが、いずれの結論であってもそれが「真実」かどうかは犯行現場を現認した者(犯人・被害者を含む)以外にはわからないということを我々は忘れてはいけない。
周防正行氏が監督なので、「警察・検察が横暴で、裁判の結果、被告人が無罪となり、バンザイ!」なんて単純なストーリーになるのかどうかはわからないが、仮にそうだったとしても、無罪となったその「ボク」が真に無実なのかどうかはわからない。ただ、「無罪」という判決が下ったという事実が存在するに過ぎない。それ以上でもそれ以下でもない。
最近は、裁判所に対する期待が過剰だと私は感じているが、刑事裁判で「真実」はわからない。刑事裁判でわかるのは、検察官が作成した起訴状に記載されている公訴事実という物語が相当程度に確からしいか否かということだけである。裁判所に「真実」を明らかにする能力はない。
国民は、裁判所に過剰な期待を抱くのを止めるべきである。
「真実」を知りたい人は哲学や神学を学んだ方がいい。
周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」が、明日21時からフジテレビ系列において放送される。丁度いいので、明日見てみたいと思う。
見たことがないので、タイトルからの想像になるが、おそらく警察・検察の不当な取調べ・起訴が主題として扱われるのかなと思う。
どういう結論になるのか(有罪になるのか無罪になるのか)は見てみないとわからないが、いずれの結論であってもそれが「真実」かどうかは犯行現場を現認した者(犯人・被害者を含む)以外にはわからないということを我々は忘れてはいけない。
周防正行氏が監督なので、「警察・検察が横暴で、裁判の結果、被告人が無罪となり、バンザイ!」なんて単純なストーリーになるのかどうかはわからないが、仮にそうだったとしても、無罪となったその「ボク」が真に無実なのかどうかはわからない。ただ、「無罪」という判決が下ったという事実が存在するに過ぎない。それ以上でもそれ以下でもない。
最近は、裁判所に対する期待が過剰だと私は感じているが、刑事裁判で「真実」はわからない。刑事裁判でわかるのは、検察官が作成した起訴状に記載されている公訴事実という物語が相当程度に確からしいか否かということだけである。裁判所に「真実」を明らかにする能力はない。
国民は、裁判所に過剰な期待を抱くのを止めるべきである。
「真実」を知りたい人は哲学や神学を学んだ方がいい。