がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

「コレステロール値、低いと危険」富山大調査で死亡率高め

2008年03月29日 | Weblog
2008年03月29日 18時41分記載

2008年3月28日23時08分 読売新聞 参照URL http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080328-OYT1T00711.htm



「総コレステロール値が低めの人は高めの人に比べて、死亡率が高くなることが、富山大学の浜崎智仁教授(脂質栄養学)らの研究でわかった。

 一般市民の健康状態を追跡した5件の研究結果(計17万人)を詳しく分析し、28日発表した。

 「コレステロールが高いと危険」という“健康常識”を覆す結果で、これだけ大規模な調査で示されたのは初めて。

 調査によると、血液100ミリ・リットル中の総コレステロール値が160以上~200ミリ・グラム未満を基準とすると、それより総コレステロール値が低い人の死亡率が男性で1・6倍、女性で1・4倍になることが判明。200ミリ・グラム以上の人では死亡率は変わらなかった。

 研究チームによれば、別の研究でコレステロールのうち、動脈硬化を促して「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロール値についても、低い人で死亡率が高い傾向だったという。」



メタボ検診の必要なんてあんのか?厚生労働省の小役人。


本日の読売新聞朝刊3面

2008年03月29日 | Weblog
2008年03月29日 14時10分記載

本日も読売新聞は朝刊3面で「ガソリン値下げ 大荒れの春」との大見出しで、暫定税率が廃止されるとどれだけの混乱が起こるのかをしきりに煽っている。

この中で鳥取県知事である平井伸治氏や山形県知事である斎藤弘氏の発言が引用されているので、彼等の発言を紹介し、それらに対する私の所感を述べたい。



平井伸治鳥取県知事

①「一体、国会は何をやっているのか。いい加減目を覚ましてもらいたい。」

②「国民と地域を戦場に立たせ、与野党が塹壕にこもって撃ち合いをしている。」

③「『与野党間の協議がまとまらないから』などというバカな説明では、県民の理解を得られない」(※鳥取県が独自に自動車取得税の税徴収を猶予する点に関連しての発言)



斎藤弘山形県知事

「県民は一日一日と、不安が募っている。(税制関連法案が)成立するかもしれないとの期待もあり、現場の混乱が増幅している。」



平井伸治鳥取県知事発言①は「まあ、そうかな」といった程度の感想。



平井伸治鳥取県知事発言②は「違うんじゃない?」といった感じ。

少なくとも私は、一国民として、一地域住民として別に戦場に立っているという感覚はない。「もう少しするとガソリン安くなっていいな。」といった軽い気持ち。戦場にいるなんて悲壮な気持ちはこれっぽっちもない。「戦場」という言葉を余り軽く使って欲しくない。そしてこれは他の多くの国民も変わらないと推測する。だから、世論調査をすると、6割~7割の国民が暫定税率廃止を支持している。世論調査や身の回りの人から「戦場に立たされている」というような悲壮な感じは微塵も受けない。



平井伸治鳥取県知事発言③は「違うでしょ。」との感想。

「与野党間の協議がまとまらないから」というのは正当な説明理由。全然バカな説明じゃない。それを「バカな説明」という平井伸治鳥取県知事の方が余程バカ。

今、国会にいる人達は我々国民が選挙で選んだ人達。その人達が物事を決定できなくて、それが原因で我々国民が不利益を受けるのは止むを得ないこと。国民は自らが選出した人達の行動の結果を引き受けざるを得ない。だから、選挙ではまともな人を必死で探して投票しなきゃいけない。今、国会にいる人達は、お世辞にも「まともな人」とは言えないけど、そういう人達を自分達が選んじゃったんだから仕様がない。「まともな人」がいないと文句を言うなら、自分が国会議員になればいい。文句を言っていいのは、民主主義以外の統治制度を実現できる人か、被選挙権がない若い人だけ。



斎藤弘山形県知事発言も「違うでしょ。」との感想。

不安に思っている人もいるだろうけど、それは少数派。6割~7割の県民はガソリン値下げへの「期待」が高まっている。

税制関連法案が成立するかもしれないとの期待を持っているのは一部の人達。一部を全体であるかのように言うのはミスリード。山形県で世論調査すると暫定税率廃止不支持が8割とかになってるのかな?聞いたことないけど。

制度が変わる時に現場に多少の混乱が起こるのは止むを得ないこと。多少の混乱も起こしちゃいけないとなったら何も変えられない。



読売や県知事は、暫定税率が廃止されると一大事みたいに煽っているけど、全然違う。ガソリン代が少し下がって、与党が再可決したらまた元に戻る、というだけの話。「大混乱」とか「4月パニック」なんて煽りすぎ。この程度のことでパニくる程国民はバカじゃない。



読売には、政府・与党に有利になるような無用な煽りはやめてもらいたい。



本日の読売新聞35面(埼玉県版)

2008年03月27日 | Weblog
2008年03月27日 13時13分記載

記事タイトル「母親の偽証 2審も無罪」



「強制わいせつ罪などに問われた長男の公判でうそのアリバイを証言したとして、偽証罪に問われたさいたま市見沼区東宮下、パート従業員伊藤道子被告(50)の控訴審判決が26日、東京高裁であり、植村立郎裁判長は1審・さいたま地裁の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 伊藤被告は2006年5月、長男(25)の公判に弁護側証人として出廷。強制わいせつ事件があったとされる時間帯は「長男と一緒に買い物に行った」と虚偽の証言をしたとして偽証罪で起訴された。

 同地裁は「家族間の供述に食い違いがあり、口裏合わせには疑いが残る」などとして無罪(求刑・懲役1年6月)を言い渡したが、さいたま地検が控訴。この日の判決で植村裁判長は「正確だった記憶が変わる可能性はある。証言が記憶に反したものと認めるには疑いが残る」と検察側の主張を退けた。さらに「ひたすら自白を求めており、捜査のあり方がどうあるべきか問われる」と検察側の捜査手法に苦言を呈した。



裁判所には、「自白は証拠の王様」との態度を取り続ける警察・検察の姿勢が見られる時には、今回同様、厳しく指弾してもらいたい。



今回の検察の行為は、証人に「警察・検察の意向に沿わない証言をすると起訴するよ」と威嚇しているのかとすら感じる。



おちおち裁判の証人にもなれないな、この国じゃ。


頂いたコメントについて36

2008年03月27日 | Weblog
2008年03月27日 12時51分記載

頂いたコメントに言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「海外資産の流出?

私もこの問題は全然知らなかったのですが、先々週くらいのサンデープロジェクトでの榊原英資氏のコメントによると、「そもそも邦銀は超低金利であり、そんなモノ誰も期待していない。さらに、その金利利益分?の数%が課税されるかどうかなんて全然問題じゃない。他の国際的な要因に比べれば全く関係ない。」とのことで、私もそうじゃないかな?と思います。非常に低レベルな政府系からの?世論誘導の様に思えます。(まあ、こんなバカみたいな話にも乗せられる人がかなり居るので作戦としては有効かも知れませんが、、、)
暫定税率や日銀総裁人事の議論はこの国の根幹に関わる問題ですから有る種の勢力には断じて譲れないところなのでしょう、、。今後の議論や論調を注視することで「本当の問題」が浮かび上がることに期待したいと思っています。

きしくも同番組に民主党の鳩山幹事長も出席しており、日銀総裁問題に触れ、「財務官出身者ならば可能性も、、、」という話をしたと思うのですが、この榊原氏も財務官の出身の様です。

政府や財務省は事務次官の天下り先を確保したいが為に日銀総裁を空席にしてしまいましたが、私など素人から見ますと、例えば榊原氏などはその任に耐えうる人物の様にも思えます。」



榊原氏が述べ、study2007さんも思われている通りだと思います。



読売が「一斉に海外に逃げる恐れがある」と言っている巨額の資金に何%の利息が付されているのか(恐らく0.1%とか0.05%といったレベル)、それに対する利子所得課税が本来何%でかけられることになっているのか、それが暫定税率によって何%に軽減されているのか、暫定税率が廃止され本来の税率に戻された場合、どれだけの負担が預金者にかかるのか、その辺りを具体的に検証・指摘せず、抽象的に「巨額の資金が、一斉に海外に逃げる恐れがある」と煽るところに(いつものことではありますが)読売の危険性があります。



仮に、24兆円の預金に0.1%の利息が付けられていて、その利子所得に対して暫定的に非課税の取扱いがなされていたところ、暫定税率が廃止されることによって20%の利子所得課税をする制度に戻ったします。

この場合に、預金者が新たに負担することになる利子所得税は48億円です。24兆もの預金が流出するような課税でしょうか。


48億円を「安い」というほど私は金持ちではないので、「安い」とは断言しませんが、「一斉に海外に逃げる」とは俄かには信じられません。(もちろん私が仮定してでの利息計算ですから、実際は違う金額なのかもしれません。)



問題は、読売が上記のような具体的な計算をした形跡がなく、抽象的なことを言って政府・与党の太鼓持ちをしている(少なくとも私にはそう見える)ことで、非常に危険な、偏向した会社だと思っています。(読売が、具体的な計算式を出して、明確な根拠を持って「一斉に海外に逃げる」と主張するのであれば、結論に対する賛否は別として、ここまで厳しく批判はしません。)


報道機関と自称するならば、具体的事実に基づき権力機関のチェックを行ってもらいたいと常々思っています。

(書いてて虚しく感じますが。。。)



誤導はやめろ、読売

2008年03月26日 | Weblog
2008年03月26日 13時43分記載

本日の社説(参照URL http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080326-OYT1T00096.htm )で読売は「このまま租税特別措置が失効すれば、影響は極めて大きい。

 例えば、海外の金融機関が邦銀に預けている24兆円もの資金の利子に対する非課税措置が切れる。巨額の資金が、一斉に海外に逃げる恐れがある。

 石油製品のナフサに対する免税がなくなることで、プラスチック製品の値上げにつながる。

 不動産の登録免許税の減免措置も消滅し、仮に5000万円のマンションを買うと、購入者の負担は10万円以上増える。

 自動車取得税の免税点は現在の50万円から15万円に下がる。中古車を買うと、税金を負担しなければならない人が急増する。

 与党が4月末に政府案を再可決すれば、一連の措置が復活する。それを見込んで買い控えする動きが強まれば、景気にも悪影響を与えよう。」と書いて、抽象的な危険だけを煽って、政府・与党の援護をしている。



「海外の金融機関が邦銀に預けている24兆円もの資金の利子に対する非課税措置が切れる。巨額の資金が、一斉に海外に逃げる恐れがある。」と書いているが、「恐れ」と言ってしまえば、何にでも「恐れ」はある。

しかし、この「恐れ」は、現実化しないと私は思う。

これは私が思っているだけなので、読売には後で検証してもらいたいのだが、非課税措置が切れた後で、24兆円の資金のうち、どれだけが海外に逃げたのか報道してもらいたい。殆ど海外に流出していない事実が判明すると思う。



「石油製品のナフサに対する免税がなくなることで、プラスチック製品の値上げにつながる。」

これはその通りだろう。その値上げが何にどう影響を与えるのかはわからないが。



「不動産の登録免許税の減免措置も消滅し、仮に5000万円のマンションを買うと、購入者の負担は10万円以上増える。」

5000万円のマンションを購入できる人にとって、10万円の負担増はそんなに大きな問題か?



「自動車取得税の免税点は現在の50万円から15万円に下がる。中古車を買うと、税金を負担しなければならない人が急増する。」

これもその通りだが、これが何にどれほどの影響を与えるのだろうか。もっと具体的な記事を書いてもらいたい。



何より忘れてならないことは、暫定税率が廃止されることで、国民には2兆6千億円の減税効果がもたらされるということである。読売が指摘する抽象的な危険を凌駕して余りある恩恵が国民にもたらされる。



デフレ化での物価高という最悪の経済環境の中、絶好の景気対策である。



それでは、失われた2兆6千億円の税収欠陥はどうするか。実に簡単な解決策がある。特別会計から引っ張ってくるのである。



どの特別会計から引っ張ってきてもいいが、年金積立金の取り崩しがいいと個人的には思う。



我が国には、将来の年金給付に備えて230兆円の積立金がある。これはおかしい。

我が国の年金は賦課方式であり、積立方式ではないので、原則的には積立金は必要ない。予備的に1年分(約38兆円)くらいの積立金は持っていていいと思うが、230兆なんて全然必要ない。これを取り崩せばいい。賦課方式を採っている国で、1年分以上の積立金を持っている国など存在しない。(だからこそ「賦課方式」と呼ばれる。日本のようなやり方は「積立方式」に近い。)



暫定税率を廃止することが、日本経済にとって、日本国民にとって最良の策である。読売が言うマイナスの極めて大きな影響は全くもたらされないと考える。




asahi.com 2008年03月26日10時46分配信記事

2008年03月26日 | Weblog
2008年03月26日 12時55分記載

「06年1月に起きた山口県下関市のJR下関駅放火事件で、現住建造物等放火の罪に問われた住所不定、無職福田九右衛門被告(76)の判決公判が26日、山口地裁であった。山本恵三裁判長は「軽度の知的障害かつ高齢でありながら刑務所出所後に支援もなく、社会に適応できなかった事情は酌むべきだが、動機は短絡的で結果も重大だ」として懲役10年(求刑懲役18年)を言い渡した。

福田被告は55年前から放火や放火未遂で10回の実刑判決を受け、服役を繰り返していた。今回も05年12月30日に福岡刑務所を満期出所してわずか8日後の事件だった。

 判決は「出所後、(所内の労働で得た)所持金約20万円を使い果たし、住むところもない被告が、寒さをしのいでいた駅を警察官に追い出されたことから、建物に放火した」と認定。被告は当時、心神耗弱状態で「駅を焼失させる意思があったとは言い切れない」との弁護側の主張を退け、放火の故意と刑事責任能力を完全に認めた。

 そのうえで「保険金目的や怨恨による放火ではなく、ここまでの結果を意図したものでもない」と量刑理由を述べた。

 判決によると、福田被告は06年1月7日午前1時50分ごろ、駅舎近くの倉庫の板壁わきにあった段ボール箱に、ライターで火を付けた紙を投げ入れ、駅舎や宿舎約3840平方メートルを焼失させた。被害額は5億円以上に上った。

 焼失した駅舎は1942年築の木造。赤い三角屋根で親しまれていた。」



本ブログ2007年12月7日でも記載したが、我が国には本件記事にあるような、障害を持ち、犯罪を繰り返し行ってしまう「累犯障害者」と呼ばれる人が少なからずいる。



判決の中で裁判所は「軽度の知的障害かつ高齢でありながら刑務所出所後に支援もなく、社会に適応できなかった」と述べているが、福田九右衛門被告(76)が「社会に適応」すべきだったのだろうか。

社会の方が「軽度の知的障害かつ高齢でありながら刑務所出所後に支援もな」い福田九右衛門被告(76)に手を差し伸べるべきだったのではないだろうか。

責められるべきは福田九右衛門被告(76)だけだろうか。厚生労働省を頂点とする国・都道府県・市区町村の貧困な福祉行政こそがより責められるべきではないのか。



10回も繰り返し放火を行っていれば、11回目も行う可能性は十分予見できただろう。その予見を持って、法務・警察当局と福祉行政とが手を携えて、福田九右衛門被告(76)に手を差し伸べるべきではなかったか。

もっと言えば、2回目を繰り返した時点で、3回目を繰り返した時点で手を差し伸べていれば、福田九右衛門被告(76)の人生は違ったものになったのではないか。



刑務所以外の日本社会に居場所を見つけることが出来なかった(と私は思っている)福田九右衛門被告(76)に対し、そういう社会を構成している人間の一人として恥ずかしく思う。



福田九右衛門被告(76)は、罰を受けているという思いは持っておらず、刑務所という終の棲家が見つかってホッとしているのではないかと思えてならない。




育った街の病院に行ってきた

2008年03月25日 | Weblog
2008年03月25日 18時14分記載

今般の風邪のため、実に6年ぶりに地元にある小さな頃からお世話になっている病院に行ってきた。
その病院を始めた院長先生は8年前に既に他界されているのだが、今も「創設者」との説明書きとともにお元気だった頃の写真が飾られている。



その院長先生は、クリスマス近くになるとサンタの格好をして診察に当たり、その様子が新聞で報道されたりしていた。

幼い頃の私は、今と変わらず、そういうのは苦手だったのだが、お年寄りの患者さんは喜んでいたように思えた。



小さな子からお年寄りの方まで、皆にとても人気の高い先生だったため、とても忙しく、60歳ちょっとで、あっという間に多臓器不全のため亡くなってしまった。かなり無理をしていたらしい。(忙しい診察の合間に往診もしていた。)



しかし、今も地元では、その院長先生の名前が冠された病院が存続しており、院長先生のお人柄の賜物と言っていいかと思う。



地域医療に命を捧げた一生だったかと思う。



小さな頃から20年程お世話になったことに改めて感謝するとともに、ご冥福をお祈りしたい。




志布志事件「違法に接見交通権侵害」 国・県に賠償命令

2008年03月25日 | Weblog
2008年03月25日 09時10分記載

参照URL http://www.asahi.com/national/update/0324/SEB200803240014.html

「03年鹿児島県議選をめぐる選挙違反事件=被告12人全員の無罪が確定=の際に、容疑者や被告との接見内容を調書にされ、接見交通の秘密を違憲・違法に侵害されたとして、鹿児島県などの弁護士11人が国と県に総額1億2100万円の損害賠償を求めた国家賠償請求訴訟の判決が24日、鹿児島地裁であった。高野裕裁判長は「違法に弁護人固有の接見交通権を侵害した」として原告の請求を一部認め、国と県に計550万円の支払いを命じた。

 接見交通権をめぐる訴訟は、日本弁護士連合会が把握しているだけで本件を含めて62件ある。大半は接見禁止・妨害を巡るもので、接見内容の聴取や調書化の是非が争われた訴訟は前例がないという。全国から611人の弁護士が原告代理人に名を連ねた。

 問題の接見は、03年の県議選曽於郡区で初当選した中山信一県議と妻が住民11人と計191万円を授受したとして公職選挙法違反の罪に問われた「志布志事件」の際、容疑者や被告とその弁護人の間で行われた。

 訴状などによると、県警と鹿児島地検の捜査担当者は、容疑者や被告計7人から弁護士との接見内容を聞き取り、「否認をそそのかされた」「親族からの手紙をプラスチックの壁ごしに見せられた」といった趣旨の供述調書計76通を作成したとされる。

 原告の弁護士らは、憲法や刑事訴訟法が保障する接見交通権は「たとえ捜査上必要があるとしても制約されない不可侵の権利」と指摘。接見内容を調書に取るのは警察官が接見に立ち会うのと変わらず、「秘密交通権」の侵害に当たると主張していた。

 これに対して国・県側は、接見内容を聞いてはならないのは接見中に限られる、と主張。接見内容を調書化したのは(1)捜査側から質問していないのに容疑者・被告の側から自発的に供述したか、(2)弁護士が接見の際に否認を働きかける捜査妨害行為があり、供述の任意性・信用性を担保する必要があったケースで、違法性はないと主張していた。

 接見内容の調書化は、志布志事件の公判で検察官が国選弁護人2人の解任を申し立て、「接見の際、親族からの手紙をガラス越しに被告に見せた。接見禁止の趣旨を逸脱する」と、元被告と弁護人しか知り得ない事実を証拠として示したことで発覚した。 」



警察・検察が法を逸脱するんだから、どうにもならねえよな。



しかし、この賠償金も税金から支出されるんだよなあ。



違法行為をする人間の給料を税金で賄って、そいつらのした違法行為の賠償金も税金で賄って。



税金払うの馬鹿馬鹿しくなっちゃうよな。


続・ブロガーにとって注目すべき名誉毀損に関する判決

2008年03月25日 | Weblog
2008年03月25日 08時14分記載

本ブログ2008年3月1日に紹介した掲題判決に対し、東京地検は13日までに控訴。

控訴審の判決に注目したいと思う。



英米法系の「二重の危険(double jeopardy)の禁止」の考え方からすると、こういう控訴(被告人無罪の判決に対して検察が控訴すること)は認められないのだが、なぜだか日本ではこういう控訴も認められている。

日本国憲法は明らかにアメリカ合衆国憲法を継受してるんだけどな・・・。



ちなみに、日本国憲法が制定された時、同時に改正されたのが刑事訴訟法と民法の家族法。



刑事訴訟法の改正目的は、戦前の特高警察の取調べに代表される、「自白は証拠の王様」との考え方に基づく拷問を伴う取調べの在り方を根本から変えるため。

家族法の改正は、家長制度の廃止のため。



日本国憲法制定後60年以上経つけど、「新憲法の精神、新刑事訴訟法の精神はまだまだ日本に根付いていないな」と思わされる今日この頃。



今日交わした元生徒との電話での会話

2008年03月24日 | Weblog
2008年03月24日 19時16分記載

私:「先生、風邪ひいちゃったんだよねえ。」※実際に風邪をひいている。元生徒と話す時は今でも自分のことを先生と言う。



元生徒:「花粉症じゃん?」※完全にタメ口。私的には別に気にならない。



私:「のど痛いし、咳出るし、頭も痛いんだけど。」



元生徒:「花粉症でも、のど痛くなるし、咳出るし、頭痛くなるよ。」



私:「節々も痛いんだけど。」



元生徒:「インフルエンザじゃない?」



う~ん、どうしても、普通の風邪とは認めてくれないらしい。普通の風邪だと、思うんだけどな、先生。



番組告知

2008年03月24日 | Weblog
2008年03月24日 09時28分記載

本日19:30から、NHK総合で本田美奈子.さんに関する番組が放送される。

見てみたいと思う。

~番組案内から~

「本田美奈子.最期のボイスレター◇白血病により38歳の若さで他界した歌手の本田美奈子さんが残したボイスレターを軸に、魂の成長を求め懸命に生きた彼女の日々を再現する。本田さんは他界する2カ月前まで、病室で毎日のようにボイスレターを吹き込んでいた。相手は、本田さんに歌の心と言葉の大切さを教えた作詞家、岩谷時子さん。当時89歳だった岩谷さんは大腿(だいたい)骨を複雑骨折し偶然、本田さんと同じ病院に運ばれてきたのだった。無菌室から出ることができない本田さんは岩谷さんを励ますため、ボイスレコーダーにメッセージと自らの歌声を吹き込み送り続けた。自ら死と直面しながら恩師にエールを送り続けた本田さんと、彼女への返事で生きることの意味を伝え続けた岩谷さんとの心の交流をたどる。」


頂いたコメントについて35

2008年03月24日 | Weblog
2008年03月24日 08時32分記載

頂いたコメントに言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「私は12歳の時に大腿骨に骨肉腫を発症し、患部に直接、薬を流し込む治療でシスプラチンを一回。切断後、アドリア・メソトレキセート・シスプラチンを4クール。
化学療法終了しおよそ1年半で肺転移。患部切除後にアドリアマイシン・メソトレキセート・シスプラチン・メソトレキセートの順でアドリア2回、メソトレキセート3回、シスプラチン1回を行いました(記憶が定かでないので間違っているかもしれません)。
退院直後は、まだ私は学生だったので、就業と比較しづらいですが、通学だけで体力を消耗し、帰宅するとぐったりしていたのを覚えています。2年以上も入院し、学業の遅れがあったため、親は早くその遅れを取り戻して欲しかったらしく、学校から帰るとすぐ横になり寝てしまう私は、勉強しなさいとよく怒鳴られたものです。

私の場合、義足のため健常者より、歩行時の体力の消耗度合いは大きいので、抗がん剤の影響か、義足による歩行の影響か分からないですが、疲れやすかったと思います。

現在は治療後すでに15年以上たち、就職していますが、体力に自信があるかと言われたら、それはあまりないかもしれません。」



希少な情報の提供、有難うございました。



頂いたコメントにあるように、疲れやすさがどこから来るものなのか判然としないことが困難の一つですね。

医学・科学の進展を待つしかないのかもしれません。



頂いたコメント・メールメッセージを拝読していて思うことは「身内は結構厳しい」ということです(笑)。身内の人間が一番どれだけ大変だったかわかると思うのですが。。。不思議な現象です(笑)。



友人・知人の方が余程親身に心配してくれたりします。そういう人達との関わりの方を大切にしていった方がいいのかもしれません。



本件に関する本ブログの一連の記事を現在読んでいる抗がん剤治療経験者の方、未来において読まれる抗がん剤治療経験者の方に申し上げておきたいのは、「疲れやすいのは自分だけではありませんよ。過度に自分を責めないでくださいね。」ということです。(自分にも言っています。)



「言い訳」をせずに生きていく方が望ましいとは思いますが、それが本当に「言い訳」なのか、「正当な理由」なのかはっきりわからないことがありますし、病気に際しては、うまく体を負担から逃がしてやることも必要だと思いますから。



頂いたコメントについて34

2008年03月21日 | Weblog
2008年03月21日 09時30分記載

頂いたコメントに言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「MFHで抗癌剤6クールやりました。
アドリア2日間×3回とイフォマイド6日間×3回を交互に投与です。
手術は左大腿部裏側の筋肉すべてと左側の坐骨の切除。人口骨等は入れていません。

抗癌剤の影響なのか、加齢によるものなのか、睡眠不足なのか、理由はわかりませんが、ひどく疲労する時があります。それも、かなり頻繁に。
2時間も続けて立ち仕事をしていると、体がバラバラになりそうに痛むし、立ったまま意識を失いかけたこともありました。
今までは気力で何とか頑張っていましたが、フルタイムで働くことには、限界を感じています。

辛いのは、『年を取れば、みんなそうだよ』 とか 『そうやって、みんな必死で働いているんだよ』 とか、健康な人と同列で比べられてしまうことです。(うっかり親に愚痴をこぼすと、逆に説教されるので、本当にムカつきます・苦笑)
そんな風に言われると、自分が根性なしの怠け者みたいな気がして、悲しくなるんですよね。
実際、抗癌剤を投与しながらフルで働いていらっしゃる方もいるので、言い訳はできませんが・・・

最後にイフォマイドを投与してから5年が経ちますが、やはり影響は残っているのでしょうか。
がん細胞が復活してこないところをみると、他の重要な細胞(?)も、死滅して復活できないでいるのかしら←すみません、無知で(・・;)
私の周りの抗癌剤体験者も、みな疲れやすくなったと言っていました。」


MFH(悪性線維性組織球種)でしたか。敢えて過去形で言わせてもらいますが、大変でしたね。

(MRI画像で私の肢に腫瘍があるとわかった時、良性であれば骨巨細胞腫、悪性であればMFHではないかと私は推測していました。まさか30にもなって骨肉腫はないだろうと。しかし結果は骨肉腫でしたが。)


イフォマイドは「超大量」イフォマイドで、グラム単位で投与されますもんね。しんどかったですよね。


その手術を受けて立ち仕事をしているというのは驚異的ですね。


抗がん剤の作用・副作用については、現在の科学ではわからないことが多いというのが実際で、「多分こうだろう」ということが語られているに過ぎません。(私が本ブログで述べているのも「多分こうだろう」との域を出ていません。)

仰られるように、がん細胞以外の重要な細胞も死滅しているのかもしれません。


いくつかコメント・メッセージをもらいましたが、きつめの抗がん剤治療を受けた人はやはり総じて疲れやすくなっているようです。私だけではないんだということがわかり、少し安心しました。


他の人はなんでもなくて、「全然疲れませんよ。」なんて意見ばかり集まったらどうしようかと思っていました(笑)


この疲れやすい体とうまく付き合っていくしかないようですね。



がん闘病経験者の方々への質問

2008年03月20日 | Weblog
2008年03月20日 13時08分記載

読者の方々のうち、がん闘病、なかでも抗がん剤治療を5クール以上経験された方にお伺いしたいことがある。



お伺いしたいのは、闘病経験後、ひどく疲れやすくなったということはないか、ということである。



当方、闘病経験後は、8時間程度の仕事で、健康な頃には考えられなかったような疲労を感じてしまう。

これが私に特有の現象なのか、きつめの抗がん剤治療を受けた人全般に言えることなのかを知りたい。



一口に「抗がん剤治療5クール」と言っても、その中身は人それぞれだということは理解しているし、加えて手術や感染症といった個別事情もあるので、読者の方々と私を同列に比較しようとは思っていないが、がん闘病を経験された方々が、その後どのように社会生活を送っているのかを知りたく、このような記事を掲載した次第である。



差し支えのない方は、コメントやメールメッセージの形で、自らの闘病内容(可能な範囲で出来るだけ詳しく。「ブログを読んでくれ」ということであれば、ブログを特定できる情報を)と、その後の社会生活を送るうえで感じる疲労の程度を教えて頂きたい。(メールメッセージは当然公開しません。コメントも「非公開希望」と記載頂ければ公開しません。)



以上、お願い致したく。



メタボ健診やめろよ!

2008年03月17日 | Weblog
2008年03月17日 21時36分記載

厚生労働省の馬鹿役人が無理矢理こさえたメタボ健診なるものが今度の4月から始まる。



もう、いい加減にしろよ、馬鹿役人!くだらねえことばっかりしやがって。



てめえの役所の書類管理も出来ねえのに、人様のウエストだとか血糖値だとか、大きなお世話なんだよ。

(またそのデータが嘘くせえんだよな。)



霞ヶ関は馬鹿の巣窟。それに乗っかるだけの永田町も馬鹿の巣窟。こいつらが余計にいるから必要な医療費が出てこない。お前等の組織がメタボなんだよ、馬鹿!



国民がもうちっとました政治家選ばないと、窮屈このうえない社会に拍車がかかっちゃう。



国民のみなさ~ん。もうちょっとまともな政治家・政党に投票して~。



どうにもならないよ、この国。