がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

めいっこ敗れる

2007年11月30日 | Weblog
2007年11月29日 14時13分記載

下のめいっこ(8才)の持久走大会(距離800m)が終わった。昨年覇者のめいっこは今年は3位に終わった。

前の晩めいっこは寝言で「ママは○○(めいっこの名前)が1番がいいんでしょ!」と言いながらうなされていたそうである。

私は見に行かなかったが、どうしても孫の走る姿を見たくて見に行ったばあば(私の母)によれば、めいっこは最初から終盤までトップだったが、終始、後ろを気にし、何度も何度も後ろを振り返りながら走っていたそうである。そしてゴール間際で抜かれて、3位に終わったらしい。



そんなにも1番にならなければならないというプレッシャーがかかっていたのだろうか。意外なチキンハート振りに、逆に微笑ましい感じである(笑)。うちで遊んでる時は傍若無人な振る舞いなんだけどな(笑)



何番だっていいんだよ、めいっこ。


おい、そのまんま東

2007年11月30日 | Weblog
2007年11月29日 00時10分記載

「個人的には徴兵制はあっていいと思う」だと?

「(日本の若者を)ある時期、規律を重んじる機関で教育することが重要」だと?

「規則正しいルールとかが身につく教育がある時期必要。それがなくなり、倫理観とか友情の欠損につながっていると思う」だと?



お前そんなこと言えた義理か?過去に何してきた?調子乗んなよ。



倫理観の欠如した年寄りがどんだけいる?寧ろ40以上、50以上の人間を徴兵して規律を学ばせた方がいいだろ。



選挙で選出されたからって全部チャラになるわけじゃねえぞ。ちょこっと人気出たからって調子付いてんじゃねぞ、お前!



守屋前防衛事務次官夫妻逮捕について

2007年11月28日 | Weblog
2007年11月28日 20時55分記載

標記の件についての報道で気になる点について記したい。



マスメディアでは、「過剰な接待を賄賂と認定し、当局が逮捕した」というように報道されているが、「過剰」ではなくても職務に関し利益の提供を受ければ収賄になると報道してもらいたい。金額の多寡は量刑において考慮されることはあっても、収賄罪成立如何には関係しない。

一般的な考え方で言えば、犯罪とは、構成要件に該当し、違法・有責な行為である。5千円分の食事をご馳走になったとしても収賄罪の構成要件に該当し、違法性阻却事由がなく、責任阻却事由がなければ収賄罪が成立する。ご馳走した側には贈賄罪が成立する。

また、今回の逮捕でも明らかになったように、裁判所は、公務員・仲裁人という身分が必要となる真正身分犯たる収賄罪であっても、共犯については、共同正犯であっても、教唆犯であっても、幇助犯であっても、身分がなかったとしてもその成立を妨げないと判断している。



法とその解釈・適用をする裁判所は贈収賄罪における保護法益である公務の中立性・公正性を極めて重要と考えており、私もその姿勢に賛成である。公務員が執行している権限は国民が与えたものであり、報酬は税金から出ているということを、今一度公務員には認識してもらいたい。

そして、報道機関には、国民に誤解を与えないような報道をしてもらいたい。「過剰」でなければ利益提供しても良いというような印象を与える報道は止めてもらいたい。



「贈物にはすべて賄賂性がある。」

賄賂性のない贈り物があるとしたら、親から子へのプレゼントぐらいではないだろうか。業者が何の見返りも期待せずに公務員に利益提供することなぞ有り得ない。

バトン

2007年11月28日 | Weblog
2007年11月27日 17時49分記載

いや~見事に来ないね、バトン。1年弱、250くらい記事を掲載してきて、累計ページビューは約20万くらいになるんだけど、1度たりともバトンは回ってこない。読者の皆さんよくわかってらっしゃる。バトン回ってきたって絶対やらないからね。そういう雰囲気出てるんだね、ブログに。(これは「フリ」じゃないんで、バトンは回さなくて結構ですからね。回ってきてもガン無視ですよ。)



約1年前にブログを始めた時は、退院してから1年強の時で、「体調も良くないからあまり続かないだろうな~」なんて思いながら割と軽い気持ちで(体に負担をかけちゃいけないということを1番に考えて、という意味で。))始めたんだけど、予想に反していまだに続いている。

後半は殆ど闘病記になってなくて、「タイトルに偽りあり」とのきらいもなくはないけど、前半は闘病記になっているのでご勘弁頂きたい。



来月には復職する予定なので、更新頻度は減ると思うけど、可能な範囲で更新していきたいと思う。閲覧者がいなければ更新し続ける必要はないんだけど、アクセス解析をしてみると、それなりに見に来てくれる人がいるので、見に来てくれる人がいる間は更新していきたいな。



多事争論3

2007年11月27日 | Weblog
2007年11月26日 22時55分記載

NEWS23のサイト( URL:http://www.tbs.co.jp/news23/ )内で、同番組のコーナーである「多事争論」が活字でも読めるようになった。

これまでは、Real Playerというソフトウェアを使わなければ閲覧出来なかったが、ソフトがなくても筑紫キャスターの見解に触れることが出来るようになった。

某新聞の駄文に触れるより余程有益なので、是非触れてみてもらいたい。


民主党大丈夫か?

2007年11月26日 | Weblog
2007年11月26日 18時02分記載

額賀財務大臣の宴席同席疑惑でもっともらしい感じで追及しているが、ちゃんとした裏付け(=事実の把握)があるのだろうか。「永田ニセメール事件」の前科があるだけに懸念を持っている。伝聞なんて証拠にならないぞ。大丈夫か。



これがまたガセネタだったらお終いだよ、民主党。


頂いたコメントについて25

2007年11月25日 | Weblog
2007年11月25日 16時11分記載

頂いたコメントについて言及する。頂いたコメントは以下のとおり。

「賛成です

金融資産課税、いいですね。
問題点も知らないまま、持たざるものとして素直にまず同意します。
で、クリアしなければならない問題として、すぐ浮かぶのは資産を海外の名義に移す人が増加することへの対策です。どうなのでしょうか。
2パーセントというのは、手数料などを考えれば、そういう課税逃れするほどの数字ではないのでしょうか?
海外で日本向けに1パーセントで預かりますという商売も成立してしまうのではないでしょうか。」


森永さんは「そんな人間は日本から出て行けばいいんだよ。」とかなり乱暴なことを仰っていましたが(笑)、私はコメントをくださった方が指摘されているような懸念が具体的に起こるとは考えていません。(いまだ施行されていない制度なので予測でしか語れない点をご了承ください。)


「資産を海外の名義に移す」というのは、持っている資産を海外の資産に移すということを仰りたいのかなと思うのですが、持っている資産が海外のもの(外貨であるとか、外国債であるとか、外国の銀行に預金するとか)であっても、それら海外資産も含めて課税されます(というか、そういう制度にしてしまえばいいわけです)。課税を逃れるためには、森永さんが仰るように、日本国外に出て行くしかありません。2%程度の課税で日本を離れる人が多く発生するとは私には思えません。

また、タックス・ヘイブン(tax heaven)と呼ばれる租税回避地に法人を設立して課税を逃れようとする人が出てくるかもしれません。しかしこれも、費用対効果から言って、そんなに多くの人がそうするとは私には思えません。(ただ、ここは、私がそう思っているだけなので、実際に金融資産課税を行った場合、多くの人が労を厭わず、租税回避をしていくかもしれません。そのリスクはご指摘のとおり確かにあります。)


「海外で日本向けに1パーセントで預かります」というのは文字通り「預けている」のであって、金融資産の所有権は当該金融資産を持つ者にあります。所有者に税金は課されます。所有権を移転させずに名義だけを変更して課税を逃れることは出来ません。それを行ったら脱税という犯罪です。

金融資産の所有権を移転させた場合には贈与税がかかります。贈与税の税率は最低10%で、金額が大きくなればなるほど高い税率で課税されます。(年間110万円までの贈与や住宅取得の際の親子間の贈与といった例外は除きます。)


コメントをくださった方が指摘されているような懸念は確かにあると思います。しかし私は、その懸念が現実化した時にまた代替策を探っても遅くはないように思います。まずは実行してみてはと。社会制度全体がそうだと私は思うのですが、試行錯誤を繰り返しながら、前進や後退を繰り返しながら、ちょっとずつちょっとずつ社会は進展していくのだと思います。取り返しのつかない失敗となると相当程度に確からしい場合を除いて、可能性のある制度を試してみるというのは良いことではないでしょうか。





金融資産課税

2007年11月25日 | Weblog
2007年11月25日 12時24分記載

経済アナリストである森永卓郎氏が興味深い話をしている。それがタイトル記載の「金融資産課税」という考え方である。



金融資産課税とは、その名の通りで、預金、株、国債、投資信託といった金融資産に課税することである。

森永卓郎氏の試算によれば、1500万円以上の金融資産を持つ人に限って、2%の税率で金融資産課税を行った場合、税収は20兆円だそうである(即ち、課税対象となる金融資産は1000兆円あるということである。)



消費税率を上げるより余程ましな、現実的財政健全化策である。課税対象となるのは、全国民の4分の1に当たる1500万円以上の金融資産を持つ人だけである。消費税が逆進性の強い課税方式であり、格差が大きく叫ばれている現在において、現実政治の中でも比較的実現しやすい課税方式ではないだろうか。(つまり、国民の4分の3は賛成に回るので、法律を成立させやすいということである。)



相次ぐ政治家・役人のスキャンダル・犯罪・不祥事を見せ付けられている国民の多くは、消費税率上げに強い抵抗感がある。(私も消費税率上げには絶対反対である。)

一方で、各種政策の実現に財源の裏付けも欠かせない。

森永卓郎氏の金融資産課税という考え方は、一つの有力な解決策であると考える。



森永卓郎氏は、民主党の税制調査会でこの考え方について講演している。民主党はそれを活かし、金融資産課税を公約に掲げて次期衆院選を戦ってみたらどうであろうか。




本日の読売新聞朝刊から

2007年11月24日 | Weblog
2007年11月24日 22時09分記載

記事タイトル:「民間開放」駐車メーター管理、天下り先と随契継続


「全国40都道府県で導入されている「パーキングメーター・チケット」の管理業務を巡り、30都道府県の警察本部が、法令改正で民間企業への業務委託が可能になった2007年度も、これまで同様に入札を行わず、警察の天下り先になっている各地の公益法人「交通安全協会(安協)」に随意契約で委託していることが、わかった。

随意契約の額は全体の98%を占める計50億円。入札を行った10県でも民間企業が落札したのは1県だけだった。

警察庁によると、同業務は06年度まで、道路交通法施行規則で、委託先を「交通安全への寄与を目的とする公益法人」と規定され、各都道府県警は地元の安協と随意契約してきた。政府が06年3月に閣議決定した「規制改革・民間開放推進3か年計画」で「公益法人に限る合理的根拠はない」と指摘され、07年1月、民間参入を認める改正施行規則が施行された。

読売新聞の情報公開請求に対する各警察本部の開示資料によると、07年度、40都道府県警が同業務を総額51億円で委託した。このうち警視庁(契約額33億1000万円)、大阪府警(同3億8000万円)、愛知県警(同1億5000万円)、福岡県警(同1億3000万円)など30都道府県警が入札を行わず、地元の安協との随意契約を継続していた。随意契約の額は計50億円にのぼり、予定価格(発注上限額)が開示された11府県で見ると、予定価格に対する契約額の割合が平均99・8%と極めて高値の契約になっていた。

入札を行ったのは、メーターなどの設置台数が少なく、事業規模の小さい10県。うち3県で安協と民間企業が競合し、大分では、安協が前年度のほぼ半額の990万円で落札。和歌山では、安協が入札に参加せず、地元の警備会社が1社のみ参加、全国で唯一、民間企業として受注した。残る6県では安協しか入札に参加せず、うち奈良県警は入札参加資格に「県に、パーキングチケット管理の営業種目で登録されていること」と事実上、安協しか認めない条件を設け、安協に予定価格と同額で委託していた。」



読売新聞は天下りに関する記事については、よく書いていると思う。天下り関連記事担当の方はナベツネの影響を受けていない立派な記者なのかもしれない。



警察庁の随意契約の問題は、構図としては、防衛省の守屋の問題と一緒で、民間企業が入った競争入札よりはるかに高い金額で天下り団体と契約し、天下り官僚が余禄を食む。食まれた余禄は当然国民の納めた税金である。



こういう構図が全ての行政機関に存在し、国民財産が毀損され続けている。そりゃ借金大国になるよ。



待っているのは国家財産の破綻。預金は封鎖され、制限された額までの新円に強制的に切り替えさせられ、経済的にはハイパーインフレが襲う。国家財政が破綻するというのはそういうことである。小賢しい役人どもは、外貨・外債・金等で財産を保全し、海外での生活も可能とした状態で財政破綻に備えている。馬鹿を見るのは、富裕層ではない99%の国民である。

我那覇和樹選手の名誉回復を願う 

2007年11月24日 | Weblog
2007年11月24日 11時16分記載

昨日に続き、タイトル記載事項について思う所を記載する。

まず、昨日も引用した所属チーム、川崎フロンターレの見解を紹介する。

「現在報道されておりますように、後藤秀隆ドクターは2007年4月、我那覇和樹選手に対し治療行為として静脈注射を行いましたが、その行為に対してJリーグが科した処分の取り消しを求めて日本スポーツ仲裁機構(JSAA)への仲裁の申し立てをしました。その点に関するクラブの考え方をお伝え致します。

Jリーグは2007年5月、Jリーグドーピング禁止規程に則って「後藤ドクターが行った我那覇選手への静脈注射は合理的な医療行為とは認められない」と判断し、クラブに制裁金1000万円、我那覇選手に対して出場停止6試合の処分を出しました。
当時の我那覇選手の症状に対し、後藤ドクターが静脈注射を打った行為が医学的見地から合理的なものであったか否かという点については、医学上の高度な専門性を有する評価にかかわる問題であり、専門家の間でも未だ見解の分かれるところです。

以上のような状況において、クラブ及び我那覇選手が仲裁の申し立てを行った場合、どのような結果が出るかを予想することは非常に困難です。現段階において当該静脈注射を打った行為が合理的な医療行為ではなかったという判断が出される可能性を否定できない以上、クラブとしましては我那覇選手を守るためにこれ以上争うことは妥当でないと判断し、最終的にJリーグの処分に従うという結論に達しました。つまり、仲裁申し立てをなした結果、最終的に静脈注射が合理的な医療行為でないと判断された場合、国際サッカー連盟(FIFA)、世界アンチドーピング機構(WADA)等から我那覇選手に対し、独自の追加処分(出場停止1~2年)が下される可能性を否定することはできません。
クラブとしては、我那覇選手の選手生命を脅かす処分が下るかもしれないというリスクは、どのようなことがあっても回避しなければなりません。以上のような事情により、クラブとしては前述した結論に達しました。

後藤ドクターはクラブの考え方に理解を示した上で、チームを離れ独自の立場で手続きを進めるとおっしゃっていました。
後藤ドクターがチームを離れるのは非常に残念ではありますが、クラブはクラブの決めた方向で、ドクターはドクターの見地から、今回の問題と向き合っていきます。方向性は異なりますが、それはお互いの立場が違うからであって、根底に流れているものはどちらも同じで、川崎フロンターレを愛する気持ちだと思っております。

2007年11月7日 株式会社川崎フロンターレ 」



川崎フロンターレ見解4行目にあるように、『Jリーグは2007年5月、Jリーグドーピング禁止規程に則って「後藤ドクターが行った我那覇選手への静脈注射は合理的な医療行為とは認められない」と判断』したから、後藤ドクターの所属する川崎フロンターレに制裁金1000万円を課したわけで、ここまでは、後藤ドクターが行った我那覇選手への静脈注射が合理的な医療行為とは認められないのであれば(私はそう思っていないが)、管理・監督責任をクラブが負うことはわからなくもない。しかし、後藤ドクターの行った医療行為の責任を我那覇選手に転嫁させ、「ドーピング規程違反者」と見做し、公式試合6試合出場停止処分とする根拠は何なのであろうか。

昨日も述べたが、Jリーグ所属選手は、Jリーグ規約第91条によって、疾病および傷害に際してはすみやかにJクラブに通知し、Jクラブの指示に従わなければならない、とされている。我那覇選手は川崎フロンターレの指示に従わなければならない。指示に従わなければならない地位にある者に責任を問う根拠は何なのか。およそプロスポーツ選手である以上、帰属する組織の規約にどう書いてあろうが、所属するクラブチームがどう判断しようが、医療行為についてはドーピング規程違反にならないよう、チームドクター以上の高度な注意義務を果たさなければならないということなのであろうか。甚だ疑問である。


また、世界アンチ・ドーピング規程第3条には、挙証責任、証拠基準、立証方法について規定されている。(参照URL

http://www.wada-ama.org/rtecontent/document/code_v3.pdf


http://www.wada-ama.org/rtecontent/document/WADA_Code_Japanese.pdf


http://www.anti-doping.or.jp/code/pdf/JADAcode.pdf )


Jリーグは当該条文の規定する方法により我那覇選手のドーピング規程違反を認定したのであろうか(Jリーグの規約・規程には挙証責任・立証方法についての規定が見当たらないので、挙証責任・立証方法についてもWADAと同様の手続きを採るものと私は推定している)。極めて疑わしい。




以上のように、我那覇選手へのドーピング規程違反の認定には、その内容・手続きにおいて疑問が残るため、我那覇選手が言うように、「仲裁の場で真実を明らかにし」、「白黒はっきりさせ」るべきである。

なぜなら、そのことが、我那覇選手の名誉回復如何を決定するにとどまらず、Jリーグに所属する選手の受けられる医療行為の範囲を確定することに寄与し、現在Jリーグに所属する選手のみならず、今後Jリーグの選手になる青年達・子供達の健康を確保することに繋がると考えるからである。



Jリーグには、自らが行った処分が正当なものであったするならば、仲裁の場に出て、進んで主張・立証してもらいたい。


我那覇選手はFIFAやWADAからの追加処分を受けることも覚悟していると語っており、選手生命を懸けてでも名誉の回復を図りたいとしているのであるから。



ドーピングが禁止される根拠が、スポーツには公平さ・公正さ(フェアネス)が必要不可欠であることであるとするならば、ドーピング禁止規程を所管するJリーグには、フェアな対応を切に要望したい。


公平さ・公正さを上回る価値をスポーツに置くのであれば、ドーピングを全面的に開放したらいい。(この一文は、我那覇のためなどと屁理屈こねて仲裁の場に出てこないJリーグに対する皮肉である。)



川崎フロンターレ 我那覇和樹選手の名誉回復を願う

2007年11月24日 | Weblog
2007年11月23日記載

タイトルに関し、私の思う所を記したい。(私は我那覇選手の行動に問題・責任は無かったと考えているので、我那覇選手寄りの立場で文章を記載する。)



川崎フロンターレ所属の我那覇和樹選手(当時26歳)がドーピング違反の嫌疑をかけられ、Jリーグのドーピング規程違反と認定されたのは、今年4月下旬に行われた以下の行為に対してである(ようである。現認していないので、伝聞であることをご承知おき願いたい)。



試合を控えていた我那覇選手は37.5度の熱を発し、下痢をしていた。食欲不振でもあった。この症状に対し、チームドクターであった後藤秀隆医師が、報道では「にんにく注射」と呼ばれた点滴を行った。「にんにく注射」という摩訶不思議な表現を使うこと自体問題であるのだが、後藤秀隆医師が点滴で投与したのは、ビタミンB1をはじめとしたビタミン類を含んだ生理食塩水200mlである。妥当な医療行為であると思う。

便意は飲食物が腸に入り腸が刺激され、起き上がった際に腹圧がかかることによって催される。ベッドに横になってもらって下痢にならないよう注意しながら、風邪と思われる症状を呈している我那覇選手にビタミンB1をはじめとしたビタミン類入りの点滴を注入することは至極真っ当な医療行為である。下痢による脱水は一般に考えられる以上に深刻な健康上の問題である。

この時点で、我那覇選手が栄養の経口摂取が可能であったのか否かはわからないが、経口摂取が可能な場合は静脈に点滴を禁止する旨の規定はどこにも存在しない。



しかし、静脈に点滴する行為がドーピングと認定されてしまい、我那覇選手は制裁を受けることとなった。

この時のJリーグドーピングコントロール委員会委員長青木治人の言葉が奮っている。曰く、「トリノ五輪では、オーストリア選手が静脈注射を打っただけで永久追放された。それと同じと考えてもらっていい。」

馬鹿も休み休み言え。何を言ってるんだこいつは。私の調べた範囲では青木治人が言っているのは「スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、トリノ冬季五輪でドーピング違反があったとして国際オリンピック委員会(IOC)から成績抹消と五輪からの永久追放処分を科せられたオーストリア6選手のうちスキー距離の男子4選手が処分の取り消しを求めてCASに提訴したと発表した。 マルティン・タウバー、ユルゲン・ピンター、ローラント・ディタート、ヨハネス・エダーの4選手はバイアスロンの2選手とともに、選手村外のチーム宿舎でイタリア警察の家宅捜索を受け、禁止薬物や輸血用器具を押収された。五輪のドーピング検査で禁止薬物は検出されなかったが、IOCは五輪後、当局から提供された証拠などをもとに処罰するのに十分な根拠があると判断した。」との事案だと推測されるが、これと我那覇選手に行われた医療行為が、全く同列に論じられないのは馬鹿でもわかる。馬鹿以下ということか。

この事案のことを指しているのではないと青木が言うのであれば、どの事案を想定して「トリノ五輪では、オーストリア選手が静脈注射を打っただけで永久追放された。それと同じと考えてもらっていい。」と言ったのか明らかにして欲しい。



我那覇選手がJリーグの選手であることを隠し、チームドクター以外から医療行為を受けたのであれば、制裁される可能性は生じるかもしれない。

しかし、我那覇選手はJリーグ規約第91条に従い、チームドクターに疾病の状態を伝え、チームドクターが正当と考える医療行為を受けたに過ぎない。我那覇選手のどこに落ち度があったのか。我那覇選手に制裁を加える根拠はどこにあるのか。我那覇選手は何のどの規定に違反したのか。実質的処罰根拠は何なのか。我那覇選手はチームドクター以上に医療行為に精通し、自らに投与される点滴袋の内容物を確認すべき義務があったのか。実際にそんなことが可能だったのか。我那覇選手は無過失責任を負うべきなのか。病気が悪化する可能性を受け入れて我慢して試合に出場するべきだったのか。スポーツ選手は病気になったら気合で治すか、職場放棄して欠場するしかないのか。我那覇選手のプレーを楽しみに応援しに来てくれているファンにどのような説明が可能なのか。我那覇選手はどうしたら良かったのだろうか。疑問・不満・苦悩は深まるばかりである。(本件に関し、チームドクターが処分を受けたならば、まだ多少の理解は出来なくもない。しかし、我那覇選手が制裁を受けなければならない理由は全く見出せない。)



そしてこれが私が勝手に考えているだけであれば、余計なお世話もいい所だとの誹りを受けるかもしれない。

しかし、我那覇選手は本年11月13日に会見を開き涙ながらにこう語っている。

「自分の気持ちとしては、仲裁の場で真実を明らかにしたい。チームが僕のことを思って、(問題を)終わらせたいのは分かるけど、サッカー選手を引退した後、汚名を抱えたまま生活していくのは苦しいですから。」

「納得できないでモヤモヤしていた。この場で言わないと、一生後悔すると思ったので発言しました。」

「僕はそれ(出場停止)を覚悟してやっていきたいと思う。チームと対立はしたくない。チームが意見を聞いてバックアップしてほしい。もう1度、仲裁の場があればいいし、白黒はっきりさせたい。」



我那覇選手のこの気持ちが変わらない限り、微力ながら応援し続けていきたいと思う。

一生「ドーピング有罪者」とのレッテルを貼り続けられることは、Jリーグや株式会社川崎フロンターレが考える以上に遥かに重い個人の尊厳に関わる問題である。



我那覇選手の名誉が回復される日が来ることを願ってやまない。




以下に参照規約・規程等を掲載しておく。

・Jリーグ規約第88条の2③:ドーピングの定義、ドーピングテストの手続き、違反者に対する罰則その他ドーピングに関する事項は、理事会が制定する「ドーピング禁止規程」の定めるところによる。



・Jリーグ規約第89条〔禁止事項〕(3):国際サッカー連盟(FIFA)が定める禁止物質の使用



・Jリーグ規約第91条:選手は、疾病および傷害に際してはすみやかにJクラブに通知し、Jクラブの指示に従わなければならない。



・Jリーグ規約第165条:チェアマンの下す決定はJリーグにおいて最終のものであり、当事者およびJリーグに所属するすべての団体および個人はこれに拘束され、チェアマンの決定を不服として裁判所その他の第三者に訴えることはできない。(※こんな規定を置いていること自体大問題である。国民の裁判を受ける権利を剥奪している。直ちに削除するべきである。)



・ドーピング禁止規程第2条①:本規程においてドーピングとは、世界アンチ・ドーピング機構(以下「WADA」という)および国際サッカー連盟(以下「FIFA」という)に規定されている内容と同一の定義とする。



・ドーピング禁止規程第2条②:WADAおよびFIFAが世界アンチ・ドーピング規程を変更した場合は、自動的に変更される。



・The World Anti-Doping Code:http://www.anti-doping.or.jp/code/pdf/2007_ProhibitedList_En.pdf



・川崎フロンターレのドーピング問題および仲裁申し立てに関する見解:

現在報道されておりますように、後藤秀隆ドクターは2007年4月、我那覇和樹選手に対し治療行為として静脈注射を行いましたが、その行為に対してJリーグが科した処分の取り消しを求めて日本スポーツ仲裁機構(JSAA)への仲裁の申し立てをしました。その点に関するクラブの考え方をお伝え致します。

Jリーグは2007年5月、Jリーグドーピング禁止規程に則って「後藤ドクターが行った我那覇選手への静脈注射は合理的な医療行為とは認められない」と判断し、クラブに制裁金1000万円、我那覇選手に対して出場停止6試合の処分を出しました。
当時の我那覇選手の症状に対し、後藤ドクターが静脈注射を打った行為が医学的見地から合理的なものであったか否かという点については、医学上の高度な専門性を有する評価にかかわる問題であり、専門家の間でも未だ見解の分かれるところです。

以上のような状況において、クラブ及び我那覇選手が仲裁の申し立てを行った場合、どのような結果が出るかを予想することは非常に困難です。現段階において当該静脈注射を打った行為が合理的な医療行為ではなかったという判断が出される可能性を否定できない以上、クラブとしましては我那覇選手を守るためにこれ以上争うことは妥当でないと判断し、最終的にJリーグの処分に従うという結論に達しました。つまり、仲裁申し立てをなした結果、最終的に静脈注射が合理的な医療行為でないと判断された場合、国際サッカー連盟(FIFA)、世界アンチドーピング機構(WADA)等から我那覇選手に対し、独自の追加処分(出場停止1~2年)が下される可能性を否定することはできません。
クラブとしては、我那覇選手の選手生命を脅かす処分が下るかもしれないというリスクは、どのようなことがあっても回避しなければなりません。以上のような事情により、クラブとしては前述した結論に達しました。

後藤ドクターはクラブの考え方に理解を示した上で、チームを離れ独自の立場で手続きを進めるとおっしゃっていました。
後藤ドクターがチームを離れるのは非常に残念ではありますが、クラブはクラブの決めた方向で、ドクターはドクターの見地から、今回の問題と向き合っていきます。方向性は異なりますが、それはお互いの立場が違うからであって、根底に流れているものはどちらも同じで、川崎フロンターレを愛する気持ちだと思っております。

2007年11月7日 株式会社川崎フロンターレ



頂いたコメントについて24

2007年11月22日 | Weblog
2007年11月22日 17時55分記載

頂いたコメントに言及する。頂いたコメントは以下のとおり。

「私のコメントが 『頂いたコメント』 になってる!
何やら『ラジオ番組への投書が読み上げられたリスナー』みたいな心境です(笑)

そうですね、次のことを考えると、今回持久走は見に行かないほうがいいのかもしれない。
めいっこさんの後々のことまで考えていらして、さすがです。将棋やオセロがお強いの、わかる気がする(笑)
私は軽はずみな性格なので、昔から(ケアレス)ミス・日本と言われています(苦笑)」



なかなか「ミス」の冠は付きませんよ。いいことじゃないですか、何の「ミス」であっても・笑



コメントをくださる数少ない「リスナー」さんですから。大事にしないと。



私のブログは滅多にコメント付かないんですよ。ページビューを分母にして寄せられるコメント数を分子にした場合の数値の低さランキングではかなり上位に行ける気がします。



でも、少し距離を置いて自分のブログを見てみるとコメントが付かないのもむべなるかなと思います。主張は強いし、自分なりの結論出ちゃってるみたいだし。物凄い強いトーンの理屈っぽいコメント返ってきそうだし。コメントするには勇気が要りますよね。その意味で、やはり貴重な「リスナー」さんです・笑



頂いたコメントについて23

2007年11月22日 | Weblog
2007年11月21日 13時07分記載

頂いたコメントについて言及する。頂いたコメントは以下のとおり。

「俊足ゆえの悩みですね~
私は頭・足・顔(?)とも、学年で1番にはなれなかったので、『追われる者の苦しみ』はわかりませんが・・・(笑)

子供は普通、自分に自信があることは「みんな見に来て!」と言うと思うのですが、めいっこさんは8歳にして、「楽しみにしてくれている人を失望させてはいけない」って考える、繊細なお子さんなのですね。

そうはいっても、今回もまた1番になるような気がするんですけど・・・
ここは一つ、「観に行かないよ」といいつつ陰からこっそり応援して、1番になったら「おめでと~」と出ていくっていうのはどうですか?無駄足にはならないですよ、きっと(^-^)

~P.S~
写真とHNリニューアルしたんですね。
野球少年、爽やかでいいじゃないですか!
?年前にお会いしたかったです(笑)
めいっこさんの運動神経のよさは、おいっこさんの悪知恵同様、『にいに』の血筋なんでしょうね('-^*)」


そうなんです。私に似て繊細なお子さんなんです・笑


私も、今回もまた1番になると思うんですが、また同じような状況になった時に「またにいにが隠れて見ているんじゃないか?」とのプレッシャーを与えることになりかねないので、やはり遠くからめいっこが元気に走っている姿を思い浮かべておくにとどめたいと思います。


野球少年で爽やかでしたよ(笑)。小4から高2くらいが人生のピークでしたね(笑)


おいっこの悪知恵は皆から私に似たせいだと言われます。悲しいのは、それを否定する要素が全く見出せないということです・笑


次期衆院選での共産党の戦略に期待

2007年11月21日 | Weblog
2007年11月21日 00時18分記載

次期衆院選では、先の参院選で8%の得票率を割り込んだ小選挙区での候補者の擁立を見送る方針のようである。是非そうしてもらいたい。

共産党支持者には確たる思想・哲学があるので、そのような人達の投票が民主党等の野党側に全て流れるとは考えられないが、小選挙区で共産党に投票していた人の半分くらいの票は野党側に流れるのではないか。

間違っても、天敵の自民党や宗教政党である公明党には流れない。残りは白票又は棄権となる。

共産党の現実的対応は大歓迎である。



現在噴出している守屋の問題や薬害肝炎の問題は、政界と官界の癒着、政界と財界の癒着、官界と財界の癒着に起因している。これを一回断絶させることが絶対に必要である。これを共産党の非積極的選挙協力によって実現させてもらいたい。



一回自民党を下野させて政官財の癒着構造にメスを入れるのは共産党にとっても悪い話ではないはずだ。公明党は単なる宗教政党なので、権力のある方に必ずなびく。池田大作を守るためにはそれが欠かせないからである。共産党も閣外協力するような政権が誕生して池田大作が国会の証人喚問に呼び出される事態を何よりも恐れている。自民党を政権から引きずりおろせれば、内政における大きな変化をたらすことが出来る。是が非でもそうしてもらいたい。



外交・安全保障は、自民党内、民主党内でも様々な考え方があり、社民党や共産党も独自の考えがあるので、政権交代が起こってもすぐには大きな変化はおきないだろうし、それでいい。

まずは,喫緊の課題である年金・医療・福祉・地域間格差の是正を行ってもらいたい。その実現のため、共産党には是非選挙協力をし、自民党を政権から引きずりおろし、政官財の癒着を解消するべく努力してもらいたい。


共産党独自の政策実現はその後でも遅くない。



おじ馬鹿日記15

2007年11月21日 | Weblog
2007年11月20日 22時54分記載

下のめいっこ(8才)がピンチである。



本ブログで以前に述べたと思うが、めいっこは抜群に足が速い。去年の持久走大会は学年トップであった。



今年の持久走が今月29日に迫っている。去年の実績があるため周囲の期待は大きい。そのプレッシャーに押され気味なのである。

ママ(私の姉)に「ママも○○(下のめいっこの名前)が一番になるのがいいんでしょ?」「一番の○○が好きなんでしょ?」と聞いている。

ママは「○○が何番でも好きだよ。」「何番の○○でもいいんだよ。」と何度も言って聞かせているが、めいっこの不安は拭えないようである。

にいに(私)もばあば(私の母)もめいっこの走りっぷりを見に行こうと楽しみにしていたが、めいっこがそんなに悩んでいるのでは見に行くのはやめようということになった。


めいっこよ。めいっこであるということだけでいいんだよ。何番だってめいっこはめいっこなんだよ。