がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

過労死遺族に「週休7日が幸せ?」 ワタミ渡辺氏が謝罪

2018年04月29日 | Weblog


2018年03月18日 23時09分22秒

テーマ:政治・行政関連


https://www.asahi.com/articles/ASL3J460DL3JULFA00G.html?ref=nmail


朝日新聞デジタル 村上晃一 2018年3月16日19時45分


「過労死遺族に配慮のない発言を国会でしたとして、東京過労死を考える家族の会が16日、大手居酒屋チェーン、ワタミグループの創業者で、自民党参院議員の渡辺美樹氏と面会し、発言の撤回と謝罪を求めた。渡辺氏は家族の会の代表らに謝罪した。

 問題の発言があったのは、家族の会の中原のり子代表が公述人として出席した13日の参院予算委員会の中央公聴会。中原氏は夫を過労自殺で亡くした経験に触れ、労働時間の規制を強化して過労死を防ぐべきだと約15分にわたり訴えた。

 ワタミグループでは2008年6月、居酒屋で働いていた新入社員が過労自殺し、12年に労災認定されている。渡辺氏は中原氏への質問の中で、「私も10年前に愛する社員を亡くしている経営者。過労死のない社会を何としても実現したい」としたうえで、「国会の議論を聞いていますと、働くことが悪いことであるかのような議論に聞こえてきます。お話を聞いていますと、週休7日が人間にとって幸せなのかと聞こえてきます」と発言した。

 中原氏は16日に記者会見し、「週休7日がいいと言ったことはない。国会で遺族の思いをねじ曲げることは看過できない」とこの発言を批判。その後、渡辺氏の事務所を訪問し、発言の撤回と謝罪を求めた。

 家族の会によると、渡辺氏は面会で発言が不適切だったと認め、「皆さんを傷つけ、本当に申し訳なかった」と頭を下げて謝罪したが、発言の撤回については「党の問題になり、個人では謝罪しかできない」と釈明した。公聴会で質問に立ったのは、自民党からの指示だったと話したという。

 家族の会は、渡辺氏の発言の撤回を自民党に要求することも検討する。面会後に取材に応じた中原氏は渡辺氏の謝罪について「信じたい気持ちと、まだ信じられない気持ちが半分ずつある」と話した。渡辺氏の事務所は同日、「ご遺族に心痛を与えたことは不徳の致すところ」などとするコメントを出した。(村上晃一)」



「私も10年前に愛する社員を亡くしている経営者」


こういうことを臆面もなく公の場で言えちゃう人間は、愛する人を失ったことのない人間。


本当に愛する人を失った者は、喪失感・絶望感・悔恨、様々な感情に苛まれ、しれっと人前で「愛する社員を失いました」などとは言わない。


わかりきっていたことではあるが、渡辺美樹は決して社員を愛していないし、これまでの言動から推察するに、自分のことを誰よりも愛している。


自分を愛すること自体は否定されるべきものとは思わないが、そうであれば、「私も10年前に愛する社員を亡くしている経営者」などといった詐欺的言辞を用いるべきではない。


なぜと言って、それは、本当に愛する人を失った者を愚弄することに他ならないからである。