がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

「米国旗燃やせば刑務所送り」 トランプ氏の主張に批判殺到

2016年12月01日 | Weblog
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161130-00000016-jij_afp-int


AFP=時事 11/30(水) 12:22配信


「【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領が29日、米国旗を燃やした人は全員刑務所送りにすると述べ、身内の共和党の幹部を含む議会関係者や政府当局者から批判を浴びている。


トランプ氏は29日未明、簡易ブログのツイッター(Twitter)に「米国旗を燃やすことは誰にも許されない。そんなことをすればただでは済まない。市民権を失うか、刑務所に送られるかだ!」と書き込んだ。

これに関連してジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)米大統領報道官は「自ら選んだ仕方で意見を表明するため、われわれ全てが持つ自由」は合衆国憲法で保障されていると簡潔に指摘。「私自身を含めて大多数の米国人は国旗が燃やされることを侮辱的だと考えるが、われわれには国として、われわれの権利を慎重に守っていく責任がある」と苦言を呈した。

議会の身内からも、言葉は丁寧ながら断固とした反対の声が上がった。

共和党上院トップのミッチ・マコネル(Mitch McConnell)上院院内総務はトランプ氏の主張について記者団に問われ、「その行為(国旗を燃やすこと)は、不快な言論の一つの形として(合衆国憲法)修正第1条で認められた権利だ。この国には不快な言論も尊重する長い伝統がある」と回答。この件に関しては自分としても連邦最高裁判所の判断を支持すると語った。

他の共和党議員たちもマコネル氏の考えに同調した。

連邦最高裁は国旗を燃やす行為について、表現の自由の名の下に許容されるとの判断を示している。保守派のアントニン・スカリア(Antonin Scalia)判事は2012年、個人の意見と法律の尊重を区別することが重要だと説明している。【翻訳編集】 AFPBB News」


桑田佳祐がポケットに勲章入れていただけで騒ぎ立てる我が国とは歴史が違うね。



「国旗損壊を処罰することは、国旗が尊重され、かつ、国旗を尊重するに値するものにしている自由そのものを希釈することになる。」


「国旗は、アメリカ人皆が共有する信念、法と秩序と人間精神を支える自由への信念を表現するものとして存在する。国旗は、これを侮蔑視する者さえも保護するものなのである。こう述べるのは辛いことだが、大事なことである。」


「他人と異なるという権利(the right to differ)を認めることこそ合衆国憲法修正第一条の中核を成すものであり、政府は国民に対し、統合的一体感を命令により強制することはできない」(ジョンソン事件合衆国最高裁判所判決)


「我々の社会において至極当然に大切に思われている国旗の地位は、強固になるのであり、弱められるものではない。本判決は、国旗が最も表象する自由と包容という原則を、また、ジョンソンの行ったような批判に対する寛容さこそ我々の強さの表れであり、源であるという信念を、再確認するものである。」(ジョンソン事件合衆国最高裁判所判決)


参考


合衆国憲法修正第一条:連邦議会は、国教を定めまたは自由な宗教活動を禁止する法律、言論または出版の自由を制限する法律、 ならびに国民が平穏に集会する権利および苦痛の救済を求めて政府に請願する権利を制限する法律は、こ れを制定してはならない。


Amendment I

Congress shall make no law respecting an establishment of religion, or prohibiting the free exercise thereof; or abridging the freedom of speech, or of the press; or the right of the people peaceably to assemble, and to petition the Government for a redress of grievances.


http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp:8080/bitstream/123456789/2159/1/No49p1.pdf#search='%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B9%E5%B7%9E%E5%AF%BE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E8%A3%81%E5%88%A4'


http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120601_2.html