インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

what to perceive

2013-10-21 07:28:10 | カスタネダ『呪術の実践』 !
雅太は英語版のカスタネダを読んでいるうち、翻訳版との差異に気づいて、腕を組んだ。


 "The first truth is that the world is as it looks and yet it is not," he went on."It is not a s solid and real as our perception has been led to believe,but it is not a mirage either. The world is not an illusion,as it has been said to be; it is real on the one hand,and unreal on the other. Pay close attention to this,for it must be understood,not just accepted. We perceive. This is a hard fact. But what we perceive is not a fact of the same kind,because we learn what to perceive."(原書)

  「第一の真実は、世界は目に映ったとおりであり、しかもそうではない、ということだ。世界はわしらの知覚が信じ込まされてきたほど、しっかりもしていなければリアルでもない。かといって幻想でもないんだ。世界はよく言われてきたような幻想なんかじゃない。リアルでありながら、リアルでないんだよ。この点をしっかり注意してくれ。これは単に同意するんじゃなく、理解しなければならないんだからな。わしらは知覚する。それは動かせない事実だ。だがわしらが知覚するものは、同じ種類の事実ではない。なぜなら、わしらは何を知覚するかを学ぶのだからな」(翻訳版)

 果たして最後の部分、 we learn what to perceiveは? 
 I don't know what to do.は「何をすべきか分からない」であるから、全く問題ない訳であろうが、、もっと奥深い意味が隠されている気が、雅太にはしたのであった。