ヒトリシズカのつぶやき特論

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埼玉県北本市にある北本自然観察公園の池では、トンボが産卵行動を繰りかえしています

2018年09月12日 | 季節の移ろい
 埼玉県北本市荒井にある里村風景の中に広がている北本自然観察公園の池では、トンボが産卵を繰り返しています。

 広大な里村風景の中にある北本自然観察公園の南端にある入り口近くにある北本自然学習センターの裏側には、八つ橋の池という自然豊かな池があります。この池では、トンボが産卵の動きを繰り返しています。

 北本自然観察公園によると、晩夏までに池の中で大きく育ったヨシ原では、木製の八つ橋近くの部分を刈り取りました。

 八つ橋近くの池で育つアサザの葉に太陽光を当てて、育つようにして保護するためです。



 春は、ヨシが空間を覆うように育っていないので、水面に浮かぶアサザの葉に太陽光が当たり、黄色い小さな花を咲かせます。

 アサザはミツガシワ科アサザ属に属する多年性の浮葉植物です。環境省のレッドリスト 絶滅危惧Ⅱ類 に分類されています。

 そのアサザを保護するために、八つ橋近くの部分の水面が見えるようにした結果、アサザなどの水草がある水面の上に、アキアカネなどの“赤トンボ”やシオカラトンボなどが産卵のために来ています。

 アキアカネではないかと推定される“赤トンボ”が水面上で“ホバリング”し、時々、水面下に尾を入れて産卵しています。

 この“ホバリング”中のトンボには、カメラのフォーカスがなかなか合いません。

 水面から出た細い茎の上に留まった“赤トンボ”です。



 水面から出た水草の茎などの上に、留まった“赤トンボ”です。アキアカネかナツアカネ、ショウジョウトンボなどと推定されます。



 シオカラトンボも水面をたくさん、飛んでいます。水面から出た水草の茎などの上に、留まったシオカラトンボです。





橋の板の上に留まったシオカラトンボです。



 このトンボ以外に、“ギンヤンマ”風の精悍なトンボも飛んでいます。

 八つ橋の水面近くでは、黄色いコウホネの花が咲いています。スイレン科です。9月ごろまで花を咲かせます。



 八つ橋を渡って、疏水の脇にある土手に上がると、赤いミズヒキの花が咲いています。



 緑色の草はらの中で、この赤い小さな花が目立ちます。

 また、黄色い花のキンミズヒキもよく咲いています。



 中には、かなり背丈が高いなと感じるまで成長したキンミズヒキもありました。

 草原の中でも、名前が分からないトンボが留まっていました。



 初秋らしい雰囲気が漂い始めた北本自然観察公園を散策しました。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トンボの産卵 (柚子こしょう)
2018-09-12 05:50:44
秋に入ると、池などのトンボの産卵シーンが観察できるようになります。
トンボのメスは、水面近くを飛んで、一定のリズムで、尻尾の先を水面下に入れて、産卵しています。
近くにはオスもいて、見守っているようです。
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柚子こしょう様 (ヒトリシズカ)
2018-09-12 06:14:03
柚子こしょう様

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

北本自然観察公園は、森の内側には池や湿地があり、春には湿地の浅瀬では、メダカの群れが観察できます。

また、7月下旬にはヘイケボタルの観察会が夜に開催されるそうです。その池・水場の場所はどこかは知らないのですが・・

ホタルのエサの貝のカワニナがいるようです。トンボの幼虫のヤゴとの争いは??
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トンボの産卵 (イケリン)
2018-09-12 06:44:12
トンボの産卵はよく見かけるのですが、
飛翔シーンや尻尾を水につけた瞬間を撮影するのは至難の技ですね。

この池は、アサザやコオホネが多く、トンボの産卵には適した池のように思われます。
ミズヒキ、キンミズヒキと初秋の花が多くなって来ましたね。
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イケリン様 (ヒトリシズカ)
2018-09-12 06:52:33
イケリン様

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

北本自然観察公園の里山風の池には、トンボが産卵に来ています。トンボのメスが水面下に産卵する動きは速すぎて、撮影できませんでした。

この池は、5月からアサザが花を咲かせます。最近はアサザは貴重な存在になっています。

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北本自然観察公園 (紫陽花)
2018-09-12 08:14:13
北本自然観察公園にある池では、黄色いコウホネの花がまだ咲いています。池の上で咲く、涼しげな花です。
来年の春には、アサザがたくさんの花を咲かせることと祈っています。
たくさんのトンボが飛ぶ水面がいいですね・・
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Unknown (kazuyoo60)
2018-09-12 08:35:20
豊かな水辺です。多種のトンボが居て良いですね。赤いトンボは、ショウジョウトンボかもしれません。見事な赤ですし、翅の付け根も赤いです。
https://mushinavi.com/navi-insect/data-tonbo_syoujou.htm
この子たち、卵を産んで、ずっとこちらで何代もでしょう。
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紫陽花さま (ヒトリシズカ)
2018-09-12 09:08:59
紫陽花さま

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

北本自然観察公園の里山風の池は、夏にはヨシが繁り、また流れが悪いところでは、青子が発生し、表面が赤い茶褐色になります。

ヨシ原を刈り取った整備のおかげで、コウホネもまた花を咲かせたようです。
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kazuyoo60さま (ヒトリシズカ)
2018-09-12 09:15:14
kazuyoo60さま

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

今回、八つ橋の池には赤いトンボがいくらか来て、飛んでいました。この赤いトンボの大きさをよく観察していません。いくらか大きいと、ショウジョウトンボの可能性が高くなります。

ご助言をいただき、ありがとうございます。

この池では、さまざまな弱肉強食があります。もうすぐ、モズがやってきます。たぶん、トンボなどを狙うと思います。どの種もある程度、生き残り、次世代につなげています。
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ショウジョウトンボ (ZOZO)
2018-09-12 15:41:23
秋に飛ぶショウジョウトンボは、その名前の通りに、真っ赤なトンボです。
鮮やかか深紅です。
秋めいて来て、トンボが飛ぶ空にました。
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ZOZOさま (ヒトリシズカ)
2018-09-12 17:05:37
ZOZOさま

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

昭和時代の里山風景が広がる北本自然観察公園には、トンボがたくさん飛んでいます。

その中には、ショウジョウトンボも来ていると推定されます。
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