ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県上田市殿城の山あいにある「稲倉の棚田」は、稲刈り後の風景です 

2017年11月02日 | 旅行
 長野県上田市殿城の山あいにある「稲倉の棚田」は、稲刈りが既に終わった晩秋の風景でした。

 上田市の北側の低山が続く山あいには、「日本棚田百選」に選ばれた「稲倉の棚田」があります。この棚田は標高差が約260メートルある棚田だそうです。

 4月ごろに、田植えが始まり、9月には稲刈りが進んでいるのを、時々、急なカーブの県道4号線を通り過ぎながら眺めていました。

 今回は「稲倉の棚田」の展望台に立ち寄りました。



 この棚田は、江戸時代の元禄あたりから明治時代にかけて開田されたものだそうです。





 その展望台には、この棚田の保全活動をしている『稲倉の棚田保全委員会』が管理する建屋があり、何か集会のようなものが行われていました。

 その棚田保全委員会の会員の方によると「棚田の所有者が高年齢化し、個人個人では管理できなくなり、共同運営になっている」とのご説明でした。

 棚田の展望台のすぐ下には、リンゴ園が広がっています。このリンゴの木は早生の品種だったようで、実はもうなくなっています。



 県道4号線から棚田に下りるくねくね道の途中には、農家のカキの木がありました。



 県道4号線の北側の山麓は、上田市立市民の森公園の深い森です。落葉樹の木々が紅葉し始めています。





 棚田に水を供給する川は、この上田市立市民の森公園の深い森から流れ出てきます。

 その後、近くの地元の農産物販売所に立ち寄り、リンゴや洋ナシ、プルーンなどを買い求めました。

 今回、買い求めたリンゴの一つの北斗(ほくと)です。少し大きめです。



 秋の味覚の果物群です。

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12 コメント

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棚田の保全 (四国三郎)
2017-11-02 06:35:52
日本各地の山間部にある棚田は、厳しい耕作条件から、多くがNPOなどによって、その風景を保存する努力で維持されています。
機械化が難しく、農業をする方々が高齢化し、農業としてはなかなか持続が難しいからです。
このため、棚田でイベントを開催して持続しています。
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四国三郎さま (ヒトリシズカ)
2017-11-02 07:09:40
四国三郎さま

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

ご指摘の通りに、各地では日本の農村風景として棚田の保存に苦労し、多くはNPO化して、保存しているようです。

その棚田では、田植えや稲刈りの作業を多くの方が参加して農業体験したり、ここで夜に灯りをともすイベントを開催するなど、苦心して保存されています。
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棚田 (イケリン)
2017-11-02 07:38:15
上田市殿城の山間にある棚田は、すでに刈り取りを終わり
刈り取られた後の田んぼと稲架かけされた稲が、秋らしい風景となっています。
標高差260メートルの棚田ともなると、田植えから収穫まで大変な労力ですね。
田んぼは一度休耕田にすると、元に戻すまでに相当の年月を要するようです。
いつまでも守ってもらいものです。
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イケリンさま (ヒトリシズカ)
2017-11-02 07:46:25
イケリンさま

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

長野県は山間地が多いので、その山あいには棚田が多い地域です。
あまり有名でない小規模な棚田では、農作業をする方が高齢化し、一部はソーラーパネルが並んでいます。

この「稲倉の棚田」は、有名な景観になっていて、NPOの方々が苦労して保存しておられるそうです。
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稲倉の棚田 (比企の村びと)
2017-11-02 07:57:44
上田の行くたびに訪れています。
棚田の中に小さな古墳もあり、古代からの人の営みも窺うことができます。
棚田を見ていると棚田は治山治水、地形保全のために重要な役割をしていることに気がつきます。
日本全国どこの棚田もその保全に腐心しているようです。
棚田の風景を紹介していただきありがとうございます。
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比企の村びと様 (ヒトリシズカ)
2017-11-02 08:21:44
比企の村びと様

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

比企の村びとさんの御ブログで、この「稲倉の棚田」の田植えから稲刈りまでの田んぼの変化を、適時、拝読させていただいています。

佐久市から菅平高原に向かう途中にある「稲倉の棚田」は車窓から見るだけだったのですが、今回は立ち寄ってみました。

昔の方々が苦労して棚田を築いた文化を保全していただきたいものです。
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t棚田の風景 (fukurou0731)
2017-11-02 11:06:23
ヒトリシズカ様
おはようございます。
稲刈りが終わった後の「稲倉の棚田」の風景は、すぎゆく秋を感じますね。
田植えの水を張った棚田、青々と稲の茂った棚田、黄金色に輝く棚田、それぞれに趣があり、棚田の風景はいいですね。
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fukurou0731さま (ヒトリシズカ)
2017-11-02 14:15:50
fukurou0731さま

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

長野県の各地に棚田があり、美しい農村風景をいまでも見せてくれます。その風景の実現のためには、NPOなどのボランティアの方々の努力が背景にあります。

春から秋までの棚田の風景を守りたいものです。
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稲刈り後の棚田 (COP10)
2017-11-02 16:18:01
「稲倉の棚田」では、かさがけで刈り取った稲を天日干ししていますね。
この天日干しで一層美味しいお米ができるそうです。
こうした棚田の風景を見ると、日本は瑞穂の国だと感じます。
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COP10さま (ヒトリシズカ)
2017-11-02 19:45:11
COP10さま

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

「稲倉の棚田」では、まだかさがけで天日干しをしていたのは、10月に雨が多かったからではないかと想像しています。

棚田の風景は、日本のイネを育てる原風景ですね。



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