神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

第60回『Melange』読書会・合評会のお知らせ

2011年02月27日 19時08分57秒 | 通信
○寒かった2月も終わり、ようやく春の気配がひたひたと押し寄せる3月となりました。
 みなさんにとって今春がよき季節となるよう願っています。

○読書会・合評会は2月は日程の調整がつかずお休み(わたしは毎月やってもいいと思っていますが、なぜか2月は毎年休むことが多い)。3月は6日(土)に開催します。
厳しい冬の一カ月を生き抜いたみなさんと、再会できることを楽しみにしています。

○読書会の発表者はわたし・大橋。1月に神戸文学館で島尾敏雄のことを発表した勢いで、「〈日・記〉あるいは〈月・記〉から文学(詩・小説)へ」をテーマとしたいと思っています。

一日という単位で完結させようと意思がはたらく〈日・記〉。こうした一日ごとの記憶の集積である日々の綴り方を、文学に見事に昇華したのが島尾敏雄という作家です。
意外と知られていませんが、島尾は戦前に詩作をしていて、没後に『島尾敏雄詩集』(深夜叢書社、1987)としてまとめられています。こうした日々の思い〈日・記〉を文学に転化させていく回路を探っていきたいと思います。

また同時に扱うのは〈月・記〉という詩を2001年のロルカ詩祭で発表した磯田ふじ子さん。〈月〉というサイクルでの心のうつろいを作品化したその背景にも迫ります。

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◆1.--第60回『Melange』読書会・合評会のお知らせ(3月6日)
◆2.--カフェ・エクリのお知らせ(3月7日)
◆3.--『Melange』同人の岩脇リーベル豊美さん(ドイツ在住)がホームページを立ち上げました。
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◆1.--第60回『Melange』読書会・合評会のお知らせ(3月6日)


第一部の読書会(午後1時~)は、大橋愛由等が発表担当です。
テーマは「〈日・記〉あるいは〈月・記〉から文学(詩・小説)へ」
内容は上記を参照してください。

詩稿の締め切りは、3月4日(金)とします(お知らせが遅くなったので、一日締め切りを延長します)。
詩稿は、maroad@warp.or.jp まで送ってください。

第2部(午後3時~)は通常の自作詩の合評会です。みなさんから寄せられた詩群は、5日(土)中にメールで送信いたします。意欲的な作品をお待ちしています。また作品は、月刊『Melange』60号にまとめられます。


◆2.--カフェ・エクリのお知らせ(3月7日) 詩の森の散歩道


たつの市「龍野・アーツ&ティ ガレリア」が会場です。午前11時から行います。

洋行(フランス・パリ)を直前に控えた高谷和幸氏が、奮闘します。

(わたし・大橋はこの日、父の骨あげのため欠席します。去年2月になくなって以来、一年間神戸大学医学部に献体していた遺体の「解剖」が終わり、遺体を遺族に見せないままに、焼却をすませるそうです。焼き上がった遺骨を引き取りに火葬場に向かいます)

カフェ・エクリ連絡先  

676-0815 兵庫県高砂市阿弥陀一丁目11-24
Phone・Fax 079-447-3652
Mobile 080-5311-6265(高谷)
http://cafeecri.web.fc2.com/


◆3.--『Melange』同人の岩脇リーベル豊美さんが、新たにブログを開設しました。
http://wwawa.exblog.jp/i0 「詩人通りから」というブログ名です。ドイツから発信
されるものです。みなさん、ご覧になってください。