手足をがむしゃらに動かすことだけにフォーカスするなら、
心がかさかさと乾いた音を立て始めます。
そんなときは、しばし立ち止まり、
「全体像」を眺めるようにしています。
なぜ、私は、今ここにこうして立っているのだろう?と。
すると、飛び散った自分が繋がりを取り戻し、
落ち着きの中に、ふつふつと力が湧き出るのを感じます。
それは、自らの「人生の意味」を見出すということなのかもしれません。
今日は、そんな「全体像」を綴らせてください。
これまで
普段は活発だが知らない人の前では全く話せなくなる子ども時代を送る。小学校5年生時から不安感の強さに悩まされる。中高生時代は不登校気味。大学学部、大学院時代と人類学を専攻しつつ、世界中をバックパックで旅する。1999年アラスカ州移住。
2003年次女を妊娠中に、毎晩のようにパニック発作に襲われる。それ以来、体質改善、内観、不安感との共生法を独自に試みる。2014年に「マインドフルネス・ストレス低減プログラム」修了。2015年マインドフルネス・ティーチャーのトレーニングを受ける。それまでの独自の試みとマインドフルネスを合わせ、不安感をポジティブに生かせるようになっていく。
2男3女を育てつつ、アラスカ大学講師、アラスカ大学日本文化センター子育て支援活動担当、幼児教室主宰。2015年アラスカ州から米国東海岸へ引越し。メリーランド州最大の小中学校生向け放課後プログラム講師を経、2017年秋から「日本語継承センター」にて「プログレッシブ教育」(*)に基づき小中高生に日本語&日本文化を教える予定(ただいまトレーニング中)。
国内外豊富な資料と多様な文化背景を持つ幼児から大学生までを教えてきた体験に基づき、大手ウェブサイトなどへ子育てコラム執筆。
夫は小学校低学年時に重度のディスレクシアと診断され、小学校高学年で初めて文章を、高校生で初めて本を読む。何度も落第寸前の学校生活を送り、成人してからの努力により誰でも入ることのできるコミュニティーカレッジに8年間通ったあと、現在、書類に囲まれた専門職につく。
これから
今後は、「マインドフル子育て(実践トレーニング、思慮あるしつけ等)」や「21世紀型子育て」についてを親御さんや子ども達と学んだり、子供向け「多文化プロジェクト」などを提供する機会や場を、少しずつ築いていきたいなと思っています。
子どもに関わる大人が子育てに喜びを見出せるように、
そして、不安感の強い子やひといちばい敏感な子など「多様な特性」を持つ子が、
心を安定させ持てる力を発揮するための支援をライフワークとしていきます。
今私は43歳なのですが、
40代、50代、60代からも足を踏み出し、
何かを始められている方々というのは、
身近な周りにもたくさんいます。
そうした方々の歩みに励まされつつ、
それでもまだまだ5人の子育ても真っ只中ですから、
亀の歩みながらも、こつこつとできることを続けていきます。
目の回る育児と家事雑用に日々揉みくちゃになりながら、
思うようにいかない「焦り」で身が焦げそうになることもあります。
これは、子育てをしながら、
社会的なことに取り組もうとされる方皆さんが抱える思いでしょうね。
とはいえ、自身の身体や心が壊れては結局何もできなくなりますから、
心身のケアを大切に。
「では、今何が最も大切なのか?」と問い続け、
その時その時の最善を選択していきたいです。
いくつになっても、
たとえ「抱えるものゆえ」にゆっくりであっても、
肩の力を抜いて、自分なりの一歩を踏み出していきたいですね。
みなさんの歩みを応援しています!
来週末からは3ヶ月間の夏休み。
休み前の行事が続きます。
今日は、小学校でお祭りでしたよ。
フェースペイントな
三女と
次女。
お友達と三女着飾り、
ハッピーサマー。
明日は「プログレッシブ教育トレーニング」、
長男統一テスト、
長女ジムナスティック、次男サッカー、
長女ピアノリサイタル、三女バイオリン、次男ピアノ、
明後日は陸上競技会と相変わらず盛りだくさんな週末です。
それでは、みなさん喜び見出す週末を!
(*)「プログレッシブ教育」については、こちらの記事に紹介してあります:
・『日本語継承センター』にて「文化を伝えるプログレッシブ教育」トレーニングを受けることになりました
19世紀後半に、「伝統的な教育とは異なる教育を!」
と生まれた教育学のムーブメントです。
「プログレッシブ教育」は以下のような「共通した質」を持っています。
“・「する」ことによって学ぶ。「ハンズ・オン(実践実地)プロジェクト」、「探検学習(expeditionary learning」」、「体験学習(experiential learning)」
・テーマに沿ったカリキュラム
・企業家精神を統合した教育
・問題解決力と批判的思考を重視
・グループワークと社会的スキルの発達促進
・知識のまる暗記に反し、学習のゴールを理解と行動とする
・コラボレーティブで協力的な学習プロジェクトを行う
・社会的責任と民主主義のための教育
・個々の個人的なゴールからなる高度に個別化された学習
・コミュニティーサービスプロジェクトを日々のカリキュラムに統合する
・将来の社会でどんなスキルが必要とされるかを問うことにより教科の内容を選択する
・教科書よりも、多様な学習材料を用いる。
・生涯学習や社会的スキルの重視“
皆が一斉に同じことをする「伝統的教育」とは異なり、
生徒の多様な特性を包括できる柔軟なカリキュラムだと、
改めて現在トレーニングを通し実感しています。
「21世紀型能力」を培うのにも適してますし、
「敏感な子」が伸びる場としても適していると思いませんか?
「プログレッシブ教育」を実践する中での学びを、
「これから」へと統合していきますね。