マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

日々行き来するもの整理、ヒトが育つ上で「手遅れ」なんてないのだから

2016年10月23日 | 日常

あれやこれやと頭に飛び交うことを、ポンポンとつづっていきます。

 

1.先日夫がワシントンDCで受けた「速読術講座」でも紹介され、長男とも「これいいね」と話しているのが、「読んでいる箇所をペン先でなぞる」というもの。視点がそれにくくなり集中できます。慣れてくると一列一秒以下ぐらいでさっと触れるぐらいのスピードになるそうですが。

「頭の働いてなかった部分がきちんと働いている感じ」と言う私に、家族は笑っていたんですが、私の場合、普段ちょっとさぼりがちな感覚のある「右目」が、働きやすくなるということなのかなあと勝手に思っています。お試しあれ!

 

 

2.「マインドフル」というコンセプトは、仏教思想を元にしていますが、ユダヤの思想にも似た意味を表す言葉があるんですよね。ヘブライ語では「Cavana(カバナ)」といいます。「気づいていること」「意図的であること」「魂を込めている」といった意味です。

昔ラビの方と話していたとき、「白昼夢するにも、『これから白昼夢をしよう』と意図的にするんです」というようなことを言っていたのを思い出します。私自身、ぼーとしたり、白昼夢することは、活力を取り戻すために欠かせないんですが(遮るものがなかったら何日でもそうしてられます)、「これから30分ほど、思う存分『マインドワンダリング』しよう」と「意図的に」するという考え方、なるほどなあと思いますね。

 

 

3.日本語では、「マインドフル」は、「気づいている」「心を込めている」。「マインドレス」は、「心ここにあらず」でしょうか。

 

 

4.「マインドフル」と「マインドレス」のバランスをとっていくことが、健やかさの秘訣だと感じています。私はほおっておくと、どこまでも「マインドワンダリング=マインドレス」状態なので、「戻ってくる術=マインドフルトレーニング」で人生が変わりました。

 

 

5.先日、子供のクラスメイトのインド出身のお母さんが、「マイコ、インド人と中国人とユダヤ人が密集している地は、やっぱりすごかった」と。夫さんの職場にもう少し近い地へと、引越し先を探していた彼女ですが、ここらあたりから少し離れた地区の、競走のすさまじい教育環境について聞かせてくれました。競争の先には、みなさん米国の超トップ大学を目指しているわけです。

米国の大学は、高校4年間の成績全て、統一テストスコア、課外活動全てを考慮します。思春期の難しい時期に、全科目ずーと「A」をとり続けなければなりませんし、しかも勉強以外にも、リーダーシップや奉仕精神を発揮しなければなりません。(親の財力でアフリカや南米など恵まれない国や地区に施設や団体を作ったりなんてことも)

「抗うつ剤」を常用する中高生も増加の一途、「リフレッシュ」が、トップ大学を目指すレールから降りることと同義でさえあるともいわれます。

教育は大切でとても重視しているのだけれど、小さな頃からアカデミックをどんどん先に進ませ、習い事きちきちスケジュールで走り回るのではなく、子供時代にできることを思いっきり楽しむ時間を大切にしたい、そう話す彼女。こうした思いや気持ちを持っている親は、世界共通なんですよね。

一握りが入ることのできるトップ大学でなくても、質のよい教育を受けられる環境は、ある。そう思い出し、視界を広げていきたいですね。

 

 

6.昨日、ハロウィンセクションを下4人の子とうろうろしていると、ひとりの女性に声をかけられました。

その方:ねえ、4人ってどう?大変?

    私、3人目考えてるんだけどねえ…

(ハロウィングッズを手にはしゃぐ小学生ぐらいの男の子2人を眺めながら。)

 

私:It is definitely hard, but it is worth it(とっても大変です、でも、その価値はありますよ)


親指を立て、微笑むお母さん。

「実はもうひとりいて5人なんですよ」と言うと、吹き出してましたが。

ああ、こんなオープンさって大好きです。

 

ハロウィンショップで見かけた日本語:

何が書かれているか知って履く人はいないのでしょうね・・・。

 

 

7.私は子育てについて、「あれいいよ!これいいよ!」というようなことを書いているわけですが、自らも子育て真っ只中。日々、飛び上がるように嬉しいこともあれば、立ち上がれなくなるほど落ち込むこともあります。

昨日も、「まあ、底まで行き着けば、上がってこれるよね」と、電気を消した部屋の隅にうずくまって自らを抱きしめること10分ほど。「ねえねー、ここのところどうしてもわかんないんだよねー」と数学の宿題を手にする娘のひとりに揺さぶられ。一緒に数学の問題を解いている内に、気持ち回復。その後は、皆でおやつ食べながらケタケタ笑いあい。

子育て生活は、こんな繰り返し。そうした体験のひとつひとつを「あれいいよ!これいいよ!」に込め、少しでも子供に接する方々のヒントにしていただけたらな、そんな思いで、発信を続けていきます。

 

 

8.できない自分へ「思いやり」を向けること。できなかったことを後悔する時間やエネルギーを、では何をどう改善できるかと、「今」そして「これから」へと向けていくこと。ヒトが育つ上で、「手遅れ」なんてない、そう信じています。

 

 

まだまだつらつらと溢れますが、時間切れです。

今日日曜日は、朝次女と数学に取り組んだ後、往復1時間半かけ、三女と次女の参加する3キロ&4キロランニングレースです。レースには頑なに参加したくないという次男も連れて。長男はロボティックス、長女は宿題課題。

 

みなさん、日々色々ありますが、

お互い、肩の力を抜いて、できることをしていきましょうね。

 

昨日の食料買出し。

 

やはりカートひとつにはおさまりません。

 

新しい週、よい日々を!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マエマエさんへ、コメントありがとうございます! (マイコー)
2016-10-25 03:50:01
読んでいただきありがとうございます!

「米国大手企業の人事」さんが、そうおっしゃっていたんですね!また大企業以外にも、たくさん道がありますものね。

アメリカのトップトップ大学入学は、「宝くじ」のようにも思えてきます。全体的な多様性のバランス(人種や地理など)も関係しますし、あと、ネットワークも大きいですね。

トップトップ大学の授業料のほうは、親の収入が約千五百万円以下の場合、全学費免除&生活費支給、となる場合も多いようです。「州立大学へ行ったほうが、お金がかかっていただろう」と、この夏話す機会のあった学生さんが言っていました。

とはいえヨーロッパなどは、大学のほとんどが無料ですものね。マエマエさんのおっしゃるように、「米国以外を視野に入れる」と言うのも、なるほど、方法です。

ブログのほう、今、少しですが見させていただきました。我が家もサッカーをしているので、参考になります。これからも、5歳の娘ちゃんの成長を楽しみに、寄らせていただきますね。ありがとうございます!




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Unknown (マエマエ)
2016-10-25 00:32:11
こんにちは。

シカゴで5歳の娘を育てている、マエマエです。いつも楽しくブログを読ませていただいています。子育てにとても参考になる記事が多いので、とても助かります。

>ヒトが育つ上で「手遅れ」なんてないの>だから

とても共感します。人はいくつになっても成長しますからね。

>一握りが入ることのできるトップ大学で>なくても、質のよい教育を受けられる環>境は、ある。そう思い出し、視界を広げ>ていきたいですね。

本当にそうですよね。この前アメリカの大手企業の人事に話を聞いたんですけど、世界トップ200に入っている大学なら、採用枠に入っているみたいです。このなかにはアメリカ以外の大学もたくさんあります。ドイツやフランスなど、外国人でも実質授業料が無料の大学も世界トップ200に入っていますし、無理にアメリカのトップトップの大学に入る意味があるのかな?と最近思ってます。

アメリカの大学は授業料もものすごく高いですしね・・・

私も、「マエマエのアメリカ バイリンガル育児」と言うブログをしているので、読んでみてくださいね。
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